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普通酒を極める(その3):ガラパゴス的進化論

※画像と内容は無関係

俺は日本酒の歴史は詳しくは知らん。
だが、日本酒がある意味『正しく』造られていたのなら、日本酒の歴史上、アル添の酒ってのは存在しなかったんではなかろうか?
そして恐らく『純米酒』って言葉も存在しなかったのではなかろうか?純米しかないのだからな。
よく分からんけど、たぶんそうじゃないかと思う。
そして、もしそのような世界であったなら、今でいう純米酒はまた違った進化/変化を遂げていたかもしれない。かもしれない。
しかし、日本酒の歴史上、普通酒というものが生まれてしまったのだ!
本来生まれるはずでなかったものが生まれてしまったのだ。


そして、生まれてしまったからには進化/変化するというのが物の摂理でございます。


割と近年にもそれと同じものが有りましたよね。
そう、それが第三のビール発泡酒(以下、第三)です。
これも税法上の問題が無ければ恐らく生まれなかったものでございますよ。
もうね、黎明期頃の第三は酷いもんでしたよ。ストレートに不味かった。
しかし、最近はどうだろう?
俺らがその味に慣れてしまったというのもあるけど、明らかに質を上げてきていましてね。
もう第三のビールという呼び名もどうかと思うくらい「もはやビール目指してないよね?」ってのがチラホラ出てきていたり。
法律のせいで生まれるはずのないものが生まれたのだけど、そのうちに独自の発展を遂げた。
俺にはこれが興味深いし面白い。
最初はビールに似せよう似せようって感じだったけど、今はまるっきり違う視点で造られている。
だから、ビールと違うものと理解して飲めばかなり美味いものがすごく増えている。
仮に通常のビールと値段が同じだとしても、代用品としてではなく、それを明らかに好む人が増えてんじゃないか?



で、普通酒なんですけどね。
生まれてしまった理由は安くするための(苦肉の?)策であったと思うのよ。
そもそも、アル添の主たる目的って増量ですからね。
味を犠牲にしてでも安くするってことですよ。
んで、ずーっとその流れが続いてて、オッチャン世代はその味に慣れてしまって今に至るわけです。
しかし!やはりそこは限られた状況下で底力をいかんなく発揮する我らが技術大国ジャパン!
独自の視点を持って造られている普通酒は存在するんです。
(独自の視点というか、より美味くしようと純粋に考えた結果だろうけど。)


本当だったら生まれることのなかった代物。
法律や状勢によって生まれ、そして窮屈な状況下でも独自に進化/変化を遂げた、まさにガラパゴスな逸品であります。
congiro様はこういう『生まれてしまった文化』も愛すべきものの一つだと考えておるのですよ。



その4につづく。