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アルコールなんてものはそもそも全部まずいものなのだ…という話

アルコールなんてものはそもそも全部まずいものなのだ…という話

そもそも「アルコールなんてものは全部まずい」と俺は言い切る。(※便宜上の表現だが)
まぁ、とは言いながらも俺の脳はアルコールを美味いと感じてしまって飲んでいる。
でも飲まない人からすると全部まずい。ジュース飲んでた方がどう考えたってうまいのである。

酒というのは美味しさを出すために、言い換えればプラスを出すためにマイナスを存在させているので、そのマイナスが不要な人にとってみると別にうまいものではないということである。
そしてアルコールを好まない人の「アルコールはうまくない」という思い、それはものすごく理解できる。
酒の本質は美味いことではなくて酩酊であると俺は言い切るからね。
だから飲んでいるし、飲める人はそれを脳が美味いと変換しているに過ぎないわけです。

美味くないものを美味しいに転換させるには経験が必要。
子供が食べて美味しいと言わないやつは基本ベースは不味いと思って良い。
わかり易い例で言えばゴーヤとかワサビとかかな?
そこから様々な経験をした結果として、『それを美味いと感じれるようになる場合がある』のだ。『場合がある』だぞ!無い場合もあるぞ!
酒はその中でも最たるもののひとつだと思う。
そもそも体に悪いしな。
そんなものを美味しいものとするのは経験を経てしまったからだし、『快』を『美味』に置き換えてしまう脳のバグの一種だと思う。

 

まぁいきなりこんな話をしとるのはその手の話題を見てしまったからなんだけどもね。
X(Twitter)を新しいアカウントにしてから難しい発言なはるべく目にしないように努めているが、それでもやっぱりリプライとかおすすめで飛んでくるので目には入ってしまう。
最近やたら飛び交ってるのは…フォロワーの多い人が発言した「まずい酒を飲まされたから日本酒嫌いが増えた」という話題なんけど、それ周りの話題が活況で、見たくなくても飛んでくるw 話題元も見てないけどとにかくリプライとかオススメで飛んでくるw
まぁしかしこれはなかなか言い尽くされた話であって真偽のほどはよくわからないが、実は俺はその経験がある。された側の。
でも今はフツーに日本酒を飲んでいる。
それはなぜか?単純に経験によってアルコールに慣れてしまったからである。
1.まずいものを飲んで嫌いになる・マズいと感じるフェーズ
2.そしてその次にそれを続けて嫌いでなくなるというフェーズ
3.そしてその次にそれを好きになってしまうというフェーズ
3が最終の到達地点であって俺は行き着いてしもうた。
美味しくないと感じてやめてしまった人は最初のフェーズで離脱した人である可能性が高く、それ自身は良し悪しは無く、ただの事象である。
だからそれがどうだったとかを外野がとやかく言ったところでその人がそう思えばそれで終わりである。


では俺自身は酒の味についてどう思っているかというと、ここ近年に関しては一般流通している酒に関してはぶっちゃけそんなまずいのはほとんど存在していないのでは?と思っている。特に大手に至っては揶揄されるレベルでまずいものを見つけることがちょっと難しくなっている。
それは美味しいものを見つけるのが簡単になっているという意味ではなくて、まずいと言われる要素がかなり減っているというところである。
昔ながらの甘べったりしたアルコール感バリバリの日本酒を探そうと思ったら逆に大変なのである。
ではその揶揄されがちな昔タイプの美味しくない日本酒は今どこで見つかるのか?というとこれはなかなか発見が難しい。時代に取り残された片田舎の地酒(その中でも安酒)を片っ端から飲まないとなかなか引けない。そしてそれは一般消費者が手に取ることはほぼ皆無に近い。マジでほぼ皆無と言っていい。
まず片田舎の地酒蔵なんかなかなか行かないんじゃないでしょうかね?
そしてそこに行ったとて、その酒をわざわざ買う可能性ってどんぐらいありますかね?
そしてそれをわざわざ意図的に買った人がまずくて日本酒が嫌いになったという可能性ってどんぐらいあるでしょうか?
だからまあこれはもうほぼ皆無と言っていいです。
意図的にそれを買った者はまずくてもそれを理解して飲むことが多いので「そういうものなのだ」という解釈でだいたい終わります。

ではまずくて日本酒をやめてしまったというのはどういうことなのか?
というと、冒頭で述べた通り最初のフェーズで離脱してしまった人かあるいは何らかの理由(精神的・肉体的)で元々アルコールが向いていない人ってことになります。
というよりも日本酒がマズかったことではなく、それを半ば強要されたときに反発する気持ちと相まって「日本酒はマズい」が強調されとるのでは?と想像しております。

 

congiro.hatenablog.com

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大手から美味しくない酒が減った理由というのは以前、上の2つのエントリのどっちかでも書いたけども、伝達者がいなくなっているからです。
各フェーズを次に進めるための暗黙化されたシステムが昔は存在していたわけであるけども、それがなくなったから大手の酒はマズいが減って虚無がスタート地点になったというわけです。
各フェーズを乗り越えるための消費者任せのシステムが瓦解した今、次フェーズまでの移行を各個人の努力に任せるというのは無理なのです。
なので『マズい酒』は一般市販されているものに関して言えば手に取る可能性は極めて低くなりました。

現代の酒というのはまずいというほどまずくはないが、とはいえ美味いとする理由は飲み続けていないとよくわからないかもしれんですね。
が、まずいというほどまずいものではないし、強く印象付けるほどのマズさの酒はそもそも手に取れる範囲では存在していないも同然だし、まずい要素をかなりカットしているのでそれをもって声高にまずいアピールをするには解像度高めにそれ意識しないと難しいのです。
仮に解像度高めに物事を見れる人は日本酒を「まずい」と言ったとて、その後に日本酒を好きになる可能性が極めて高いです。解像度高めに理解しようとする人はそこに不満を持っていたとしてもそこから先に進もうとする人です。
そして解像度を高めに対象物を意識しようとしない人はそもそもまずい理由を探さないでただ飲まないだけなんですよね。対象物に興味を持たないからアピールもない。

 

俺はアルコール飲料ガバガバ飲んでいるけども本当に正直なところ、アルコール飲料ってのは本来美味しいものではないと意識はしております。
美味しくて飲んでいるというよりもアルコールが入っているから飲んでいるわけです。
たまに酔うことが命題ではないという人がいますが、アルコールを飲む理由はアルコールが入っているからです。そうじゃなかったらそもそも飲む理由が存在しない。

返す返すも言っておくとアルコール飲料というのは基本的に全部まずいです。
それを意識する必要があって(そんな必要は無いけど)、では例えばRTDなんかどうなのかっていうと、まずさをアピールしないために度数は極めて低く設定されているし美味さを表現するために手っ取り早く果実だったりお茶だったりの媒体をアピールするわけです。
即ち主役をアルコールにさせていないということでありますね。

アルコール飲料を全般的にマズいという人はアルコールを主役にした飲料をマズいと言うし、アルコール飲料を好む人は逆にアルコールを主役にしないアルコール飲料を割とマズいものと見がちであるかもしれん。
んで、アルコール飲料は「基本的に全部まずい」という視点に立ってみると、伝達システムが失われている現代かつタイパ・コスパを謳われる現代においてはなかなか難しい嗜好品なのかな~?とは思いますね。
そう考えるとこれからシェアが広がることっていうのは恐らく無いのではないだろうか?それこそ人口でも増えない限りね。

 

長くなったな…落とし所もないまま終わったw
俺、こういうことブログでは書くけど、頭使いたくないからあんまり書きたくないんよな。見直しとかもせにゃアカンし…
もっと「股間で温めた人肌燗やってみようぜ!」みたいな話題がしたいですね!
娯楽商材はマジでどうでも良い話題で溢れてて欲しいぜw