おはよう長浜モーニング!
『北陸本線ほぼ消滅前の輪行ツアートラベル旅行記』とタイトルにあるように、2024年3月16日より、北陸本線の敦賀~金沢が3セクになり、これで北陸本線は米原(滋賀)~敦賀(福井)に残るだけという「どこが北陸やねん!」状態となります。
これは度重なる3セク化により高崎(群馬)~横川(群馬)・篠ノ井~長野(長野)・直江津~新潟(新潟)と飛び石みたいに残ってしまって有名無実化された信越本線と同じ系譜です。18きっぷの使い道がどんどん減っていきますねw
祝!ムード出してますが、新幹線開通はともかく在来線の3セク化は単純に値上げ&サービス低下っぽい感じになることが多いので、地元民的にはどんな感じなんでしょうかね?
ま、とにもかくにもこの路線のJRが消滅するので最後の記念に乗っとかなきゃな!って気持ちと、あとは能登半島地震の支援も兼ねてこっち側に旅行に来た次第です!
で、とりあえず初日は長浜(滋賀)で泊まっておったのですが、敦賀まで行きつけない&敦賀にはオリエンタルコテージに該当する漫画喫茶が存在しないということで、最も近い長浜に泊まっておった所存。
翌朝の俺の行きたいところ、最初の候補が今庄(敦賀の2つ先)なのでそんなに早起きでなくても大丈夫。
今庄に着いたのは7時台。
こんな時間にどこも開いてないと思うけど、まぁ通常時でも臨休ありますからね。逆もある可能性あるわけですわ。
ま、開いてないベースで、まちなみ散策がメインみたいなとこっすね。
前回は友人と車で来て酒造だけ回って次行ったからな。
前回来たのは8年前か…もうそんなになるんか。
今庄駅
3セク化を目前に控え、ハピラインふくいになる準備ができておりますね。
当日この黒いフィルムを剥がされて晴れて私鉄になるわけです。
顔出しは撮っておく。
ヨシ!
さて、1時間ちょいかけて今庄のまちを巡っていきましょう。
今庄宿入口の看板「入口は宿場特有の矩折(かねおり)になっており、宿場全体を見通すことができない構造である」とのこと。今まで看板って気にして読むことあんまなかったけど、言われてみたらたしかにそうだな。多くの宿場は割とくねくねしてる気がする。たまには看板も見るもんだな…重要な情報だった。
ていうか、今まで宿場町とかたくさん見てきたのに言われて気付いたぜ。
あっ、もうこの時点で確信した。今庄最高です。素晴らしいですね。
なんというか生活感を感じる宿場町です。俺が好むやつ。
単純に『今庄』とだけ言った場合、今庄駅周辺の宿場町を指しとるんですが、割とコンパクトにまとまった場所なので、日帰りでものんびり静かな環境で宿泊したい方にも向いとると思いますね。
とにかくまぁ華美ではなく寂れてもない宿場町スキーの方には刺さるかと。
俺は当たり前のように取り上げているけども、一般的にはぶっちゃけ穴場的な感じなのでそういうのスキーの方にも向いております。
そんで、後でチョイチョイでてきますけども、今庄は酒造が4つございます。現役かどうか分からんけども。とにかくまちなみが素晴らしいので見てちょ。
バーゲン中!いいなぁ。
本日最初の酒造!朝早すぎるので当然開いてない!
朝早すぎるから当然開いてないんだけど、この梅肉・紅梅液ってのも今庄の特産らしい。
お次の酒造(開いてない)
いや~すばらしいですね。くねくね宿場町。
お次の酒造!
こちらの蔵、これのひとつ上の写真で湯気もくもくしてるの見て分かるように造り真っ只中ですね!ん?そういう意味だと、他の蔵は自醸していない可能性ある???
そして4つ目の酒造はこちら。
前言ったときは造ってたけどいまどうなんだろうね?体を壊して造りをやめたとか噂聞いたことあるし、一時期グーグルマップ上閉業になってた記憶もあるような内容な気もするけど、今見たらフツーにあるんよな。でも情報は一切更新されてないが。
酒造はとりあえず全て開いておりませんでした!当然やw朝早すぎる。
あとはまちを見て回るのみ。
う~む、金を使うことが出来ないなw
コンビニに酒置いてある可能性ワンチャンってことで一縷の望みをかけて行ってみる。
えっとね、ナショナルブランドとか地方大手の酒しか置いてなかったわw
そろそろ電車の時間ですな。駅に戻るか…
まだ8:15、そりゃどこも開いてねーわw
いや~、でもしょうがないんよな。ここからまだ色々回らにゃあかんし。
でもまたいつしか今庄に遊びに来ると思いますね。やっぱり素晴らしい。
また逢う日まで!
【今庄情報】
次は武生駅へ向かいます。
武生で色々回って鯖江まで行くルート。これまた久しぶりの行程。
つーわけで武生駅。
あと8日!
駅前のようす
さて酒屋巡っていきますかね。
やっと9時になったので酒屋もぼちぼち開くでしょう。
そして俺が行きたかった酒屋はまだ開いてない!
しかし見てくれこの出で立ち!最高じゃん?
あまりに良すぎて写真撮りまくってしもうた。
Googleマップ情報によると大正3年の建築らしい。
まーこのあたりはちょいちょいそのくらいの建築が散見されますね。すばらしい。
先ほどの近くにも量り売りの酒屋さんありますね。
欲望の街、武生…
いいぞ!
開いてなかった酒屋
『一献の寿』『一献の嘉(喜)』?聞いたこと無いぞ?情報も全然無い。
武生スポーツ!スポーツ感ある!
若干のアパッチ野球軍感?世代じゃねーから見たこと無いけどそんな感じする!
そして本日初めて寄れた酒屋!
えっ、なんこれ、メチャ良いんけど。
思わず黄桜買ってしまったw
帰宅ッ!福井、石川、富山、新潟ツアーだったんけど、最初に買った酒はこれだった。これはしゃーない、抗えない。 pic.twitter.com/spF8z8QyFI
— ExtremeSakeJapan (@exsakejp) 2024年3月10日
素晴らしい水路。
向かった先は関西を造る片山酒造。
ここも以前来たことがあるのだけど、素晴らしい酒を造るのよね。
全然知られてないけど。
誰も出てこなかった。酒造あるある。
1分ぐらい待っても出てこなかったので諦めた。
川中経営!なんかええな。なんかわからんけどいい。
お次は華燭を造る豊酒造へ。
こちらも以前来たことあるんだけどけど、オールドスタイルでありながら丸みを持った酒質がなかなかいい感じで、ほっこりするような味わいが俺好みのものであった。なのでその時の酒をもう1回買ってみようかなと。なんせここもほとんど流通してないからな。
開けると鳥を呼び込むことが出来るシステム!
さっきの蔵もこちらの蔵もそうだけど一般流通してない酒っていうのは地元で需要と供給が完結しているということだから、つまり正しい意味での地酒(地元で消費される酒)と言えるよなぁ。
すいませんと声をかけると奥から女将さんが出てきた。
並んでる酒を見てみると、以前に買ったものとはかなり変わっている。というかラインナップが増えている。
これはおそらく杜氏さんが変わったのであろうと女将さんに聞いてみると、親父さんが体を壊してから息子さんが酒造りを手伝うようになったとか。
じゃあせっかくだから息子さんが造った酒を買って行こう。
さっき黄桜買ったけどなかなか幸先の良いスタートだ。
さてあとはぼちぼち鯖江に向かう感じですね。
「ボク、メガネはかけないよ!」って感じのイラストですね。
めがねのまちってあるんだから、そこはメガネかけようぜ!w
途中で七ツ星という酒を造っている蔵があるんだけどここは開いてない。この前も開いてなかったな。
駅近辺の酒屋や和菓子屋に寄って武生と鯖江めぐりは終了。
また会う日まで。
【武生&鯖江情報】
~1日目@その2:石川県編につづく~