あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

北陸本線ほぼ消滅前の輪行ツアートラベル旅行記(1日目@その2:石川県編)初訪問の津幡で酒を買い、再訪の七尾で酒を買うマン!

お次は金沢方面へ。
行き先は七尾。
調べてみると金沢駅から七尾駅に行くには金沢駅で小一時間ほどの待ち合わせが発生するらしい。他の駅ならともかく金沢駅で1時間っていうのは結構厳しい。
それは1時間も潰せないという意味ではなくて逆に1時間では全く足りないという意味である。あと金沢駅自体が広いので、構内移動するのに結構時間かかるのである。
駅ビルとかで時間を使えればいいけど、そもそも店舗が多すぎて行きたいところがどこにあるか全くわからない。

駅ビルにこういうお店はございましたけどねw

だとしたらどうすればいいか?その場合congiroさんはいつもこう考えております。
「とりあえず行けるところまで最短時間で行くぞい!」
時刻表を調べると七尾駅に行くには金沢で1時間近く待たなければいけないが、富山方面の電車もあるため、途中の分岐駅まで行くならば1時間も持たなくて行ける。
だったらそこで時間を使えばいいんじゃないのかという考えである。
そしてそれで行ける駅というのが津幡駅である。

津幡駅で降りて2個先の本津幡駅までチャリで行くというルート。
そしてその途中になんと日本酒の酒造がある!これはちょうどいいではないか。
そうと決まれば行くしかねぇ!
これは俺が鉄であることと輪行野郎であることの組み合わせなのでその発想になっている。輪行をやりたい人は時刻表通りに動くのもいいけど、行けるところまで行ってしまえ!って考えて移動するのも面白いと思うぞ。

というわけで津幡駅で降りる。初津幡。

加賀☆クロー!

酒屋!

寄りたいけど時間がないのでカット!

雪溶かしの放水設備を見ると北陸の豪雪地域に来たなという感じがする。

 

目的の酒造までやってきた!久世酒造店!

俺は正直、ここのお酒を全く知らない。

しかし見てみると普通にお燗瓶を売ってるではないか!これは買うしかない。
あと石川県内ではチラホラ見られる銘柄の友白髪まである。
友白髪というのは「共に白髪になるまで仲良く長生きしましょう」という縁起のいい言葉である。そのためよく贈り物などに使われる。
かつては多くの地域で友白髪銘はあったのだが、近年は主に石川県でしか見られないような気がする。というか現存するもので言うと石川県でしか見たことがない。廃業蔵だと栃木県とか香川県で見たことがあるような気がするが。
石川県だとここの蔵と福光屋と萬歳楽の蔵が確かやってたと思う。

かっちょいい!なので箱も別に買ったw

そしてこちらの蔵は被災地からかなり近いということもあり、被災地応援のための酒も売っていた。というのも被災地の酒屋が半壊・全壊してしまい、そこの酒屋では販売できなくなってしまったため、それを引き取ってこちらの蔵でチャリティ分を上乗せして売っているものである。もうこれはそれを買わざるを得ない。
まあとにかく俺は手持ちなので限界を超えての購入はできないが、とりあえず買えるだけ買いましょう。こっから先も行くところがあるのである程度しか買えないのは申し訳ないが。俺のキャパシティよ、こういう時だけ無限になってくれw
というわけでこちらの蔵の方にはかなり親切してもらいました。
みんなも行こう!そして酒を数万本買おうぜ!

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さて本津幡駅まで時間がすごく短い。なぜなら話し込んでしまったからだ。
急げ急げ!
駅に到着した時、猶予は2分しかなかったやべえ。
これを逃すと1時間後なんよな。
しかもこれを逃した場合、戻りの電車との時間が合わず最終目的地到着がハイパー遅れてしまうという。
今日の宿も予約してしまったので遅れるわけにはいかんのです。
とにもかくにも本津幡駅から乗れたのでひと安心。

うむ。

 

そして七尾駅に到着。

七尾駅に到着するとすぐに被災の大きさが感じられる状況であった。
駅、及び駅周辺のはしばしが崩れているのである。
ホームがひとつ使えなくなっている。
そして駅から出ると地面がボコボコになっている。
近代的な建築であるような駅や駅前ですらこの状況である。
古い家屋などは半壊全壊しているかもしれない…

七尾での目的なんだけど酒造が3つあるので行くのですよ。
この通りの先にひとつめの酒造がある。

道中、想像以上に全壊している家屋が見受けられた。
さすがに心苦しいので被災度合いの激しいところは撮らない。

とうわけで1軒目の三谷酒造店へ。

こちらは俺の知らない酒造である。入ると女将さんが出てきた。
話を色々聞いているとやはり大変だったようで、この蔵も奥の方は相当な被害を受けたらしく。こちらでは一升瓶1本買っただけで大変申し訳ないが、女将さんは「こうやって来てくれるだけでうれしいし励みになる」と。色々話をしたり親切にしてもらったりしてなんか逆に俺が励まされたような感じになってしまった。
また七尾に来るときはこちらにお土産を持って訪れたいものである。

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次の蔵へ。
こちらは鹿渡酒造店とあるが、こちらすでに造りはやめており、現在はダイニングバー兼カフェ兼ギャラリーとして使われているのだそう。

しかしながら奥側がかなりの割合で被害受けてた。
建物としてメチャ素晴らしいだけに残念である。
そしてこの通りの裏に布施酒造店という日本酒造があったのだが、俺はこっちがその蔵と勘違いしててそっちには行きそこねた。ボーンヘッド!また行かねば。

こちらはなんとなく撮った。

なぜかというと…

これ

俺が福岡人だからである。

七尾のまちなみは素晴らしいな。

同じ北陸でも福井・石川・富山・新潟でビミョーに特色が違う。

そしてもう一つの蔵に行ったらそちらは崩れてる感じではなかったが営業している感じじゃなかった。しょうがない。

これはまた再訪するしかないなと思った。開いてるときに行きたいところ。

七尾、被害を受けた家屋を写したくなくて思ったほど写真を撮っていない。

そんな中、こういうのあるとホッとしますね。タイガーアパカッ

道中にジェラート屋さんを見つけた。

時間があまりないのだけどこれは食っとかなきゃいけないような気がしたのでご入店。

これはすごそうだ。

そしたらこれがなかなか。
味の存在感が強いジェラートだった。
正直俺はこういうの大好きです。これはかなりおすすめできる。
かぼちゃジェラートと大納言ジェラートを食べたんだけど、思いっきりかぼちゃの味がしたし思いっきり大納言の味がした。見た目と味が一致している想像通りの味わいというのはとても嬉しい。元気の出るパワー系ジェラートと言っても良いかもしれない。
繊細なジェラートも良いが、パンチの強いジェラートも良いな!
みんなも行こうぜ!ジェラート・チェルキオ!

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そしてまたもや時間がない。
ジェラートを食ってる途中で駅まで400mであと残り7分w
これ逃すとめっちゃ遅れる!急げ!ジェラート食いながらチャリ運転できないw
ま、とりあえず間に合いました。

 

本当はこういうところで高い物食っておみやげバカスカ買った方がいいんだろうけどな。こういうときだけ金持ちになりたいな。
そして電車に乗ってまた津幡へ姿からは富山方面に向かう。

七尾、被災していない俺ですら現状を見るとショックを受けてしまった。
当事者でもない俺ですらショックを大きく受けるのだから当事者ともなると受け止めきれないぐらいの大事だと思う。
当事者でなくても感受性が高い人になるとショックを受けすぎるかもしれない。
そういう人はいま無理に行かなくてもいいから、ある程度復興してから遊びに行くとかでもいいのではないかと思う。自分の生活の範疇でできることをやればいいのかなと。
俺はまた時間を作って今度ゆっくり遊びに行こうかなと思っとります。

平穏な日々が一日も早く訪れますように。

 

~1日目@その3:富山県編につづく~