あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

上信電鉄(高崎~下仁田)を再び攻める!1日フリー乗車券&チャリで行く、輪行ツアートラベル旅行記(前編)ドライブイン七興&ひたすら酒屋めぐり

この前の友人との旅行で下仁田に行ってきたんですけど、間を置かずにまた行ってまいりました。今回は1人です。

www.joshin-dentetsu.co.jp

目的は…

・佐野橋を明るいうちに渡る
・カッコイ駅舎を撮る
・下仁田で前回行けなかった食堂に行く
・ドライブイン七輿に行く
・上信電鉄沿線の酒屋に行きまくる
・大島鉱泉か大正湯に行く

こんな感じかな?立派な下仁田ねぎがあればそれも買って帰りたい。

当日に始発に乗って高崎まで行って上信電鉄ツアーをスタートするという方法もあったけど、それだと高崎スタートがだいたい朝8時ぐらいになってしまうので、そうすると行きたいところに行けない確率が結構高い。
というわけで前日に高崎入りしてこの日は上信電鉄の始発から乗ることにした。
前日はいつものようにオリエンタルコテージ(快活クラブ)で夜を明かす。
寝ればいいのに漫画を見てしまう。しゃーない。不可抗力。30分くらい寝たような気がするけどほぼ徹夜です。

翌朝、時間ちょっとミスってオリエンタルコテージを出ちゃったので、高崎駅に着いたのが始発ギリギリで、時間が足りなさすぎて高崎駅周辺とか購入時とかの写真を撮る時間がなかった。まぁしゃーない。
とりあえずトップ画像の一日券買ったということで。

というわけでスタートの写真は高崎駅から数個南の佐野のわたし駅。

ここでは前回真っ暗で写真がロクに撮れなかった佐野橋があるので、そこを始発の時間でやっつけようという目論見である。

しかししかし、日の出って5時半ぐらいと思っていたけど、この季節になると5時半でもまだ暗い。真っ暗と言うかそろそろ夜は明けるかな?ぐらいの時間帯で、下手な夜より暗さを感じてしまう時間帯でもある。
目標を達成したとはとても言いづらいがとりあえず佐野橋を渡っておいた。

こっち見て。

tbl.tec.fukuoka-u.ac.jp

さてここからは電鉄に乗らず、自転車でドライブイン七興に向かうわけだが、Google先生の指示に従うと明らかに農道みたいなところを紹介された。

明らかにチャリで走るところではない。道路は補正されてないし階段はあるし、天気予報では降水確率0%だったのになぜか雨が降っている。0%とは。
今天気予報見ても晴れになっているが、しっかり雨が降っている。
どういうことなんだってばよ!
まぁしゃーない。そのうち明けるやろ。
それを気にせずドライブイン七興に向かう。

夜明け前の明るさって良いよね。


そしてそこそこ走って向こうに見えるのは~?

デーン!

デーン!

デデーン!

アレや!ドライブイン七興!

そしてようやっと到着。

俺たちのドライブイン七興!

いや~、この手のコインスナックでもけっこうな有名店です。やっと来れました。
最近この手のドライブイン・コインスナックは消滅気味なんだけど、その中においてこちらはかなりのハイレベルでその姿を残している。しかも24時間営業という頼もしさ!
立地条件だけを見ると「なんでこんなところにあるんだ!?」みたいな、田畑だらけの小高い丘に突然あるという感じなのは写真を見ても分かる通り。

店内。

決して良いとは言えない立地でもやはり俺らみたいな好事家は結構いて、朝も早よからうどんやラーメンを食べてるお客さんはいた。さて俺は何食うかな?

俺も何を食べるか迷ったものだが、ここは天ぷらうどんにすることにした。あらゆる麺類の中で伸びていてもうまいというのはうどんぐらいのものだ。
前回ラーメンで失敗したからな。俺は学習する男。天才・ジニアス・天才。IQ5億!

そもそもこういうものに味を求めてはいないが、味わいがあればいいのだ。

ごちそうさまでした。
本当はトーストサンドやハンバーガーも食べたかったんだけど、最近食が細くなってるのでうどん程度でもそこそこ腹いっぱいになってしまうな~。

グッズとかも自販機で販売している。

タオルはちょっと欲しかったけどプリント面が少なすぎる。もっとガッツリ印刷されたやつなら買っていた。

店外の遊具。

七興鉄道!
C571は逆から見て(1は無視して)75C(ナナコシ)なのかな?

しかしこのドライブイン七興はかなり良かったな。
また機会があればふらっと来たいものである。
大昔はそれこそこういうドライブインやゲームセンターが各地にあったよな。
週末の深夜なんか友人とたむろってグダグダと青春時代を過ごしていた人はそこそこいるんじゃないかな。そういうノスタルジーも込めてこういう店は貴重である。
ノスタルジーでない世代の人たちにはこういう店はどういう風に映るんだろうね?

nanakoshi.dousetsu.com

maps.app.goo.gl

 

さてあんまり時間がない。ここから一番近い上信電鉄の一番近い駅である山名駅を目指す。こっから2キロぐらいなんでまあ楽勝ではあるが。

またこんな道チョイスする俺たちのGoogle先生。

山名駅到着。
これでもまだ7時台である。

駅前

駅前はここだけですね。

ところで上信電鉄は単線駅以外はほぼこの形状なので階段の上り下りが最低限なのは楽で良いですね。

そんで上信電鉄の車両は複数の形状があって尚且つ高確率でラッピング列車なのでなかなか見てて面白い。

なんかいいな。

 

次に向かった先は上州富岡駅。富岡製糸場がある駅ですね。

世界遺産登録された富岡製糸場と絹産業遺産群があるということで駅も立派ですね。

ここに来た目的は人がいない時間に街並みを見て回ること、それと7~8時台でも開いてる酒屋があるという情報からですね。とりあえずチャリで色々回ります。

上州富岡駅周辺には旧富岡倉庫や富岡市役所とか格好良い物件が色々あってなんとなくテンションが上りますね。

まちなかの様子をどうぞ。

有名な観光地とはいえさすがに朝7時から開いてる店は皆無ですな。

さて今回一発目の酒屋は駅の最寄りでなくかなり遠いところにある。5キロぐらい走らなければいけない。

しかも山越えがあるとは思わなかった。
そんなに大きな山ではないが想像していなかったのでちょっとだけ辛い。

はぁ~、徹夜明けに坂道はこたえるぜ…
景色は良い。

 

さて1軒目は酒屋と言うかデイリーストア系です。

主人と談笑してお茶買って終了。

次もデイリーストア系。

なんとなく今日は全般的にこんな感じになりそうな気がする。

時たま信号の交差点名標識は撮っておく。

後で見返したときにどこらへん走ってたかの記録になるからな。

その次は肥料や農業資材も扱う酒屋。

そして戻り気味に進み川を渡る。

上信電鉄沿線の地形なんですけどね、俺は勝手に関東平野のイメージで全て平地って感覚で今まで居たんだけど、来てみると全然そんなんじゃない。山あり谷あり平地もあり。景観の良さはかなりのもので電鉄自体も最高だし駅舎もちょいちょい良いのがあって楽しい。

 

次の酒屋に行くと廃業っぽかった。

福達磨…全く知らんけどいかにも群馬らしい銘柄であるから群馬の銘酒なんだろうな。
群馬は高崎はだるまの生産地だからね。
調べたら群馬酒造株式会社(安中市板鼻)2007年に廃業したらしい。
頑張って調べた結果、情報が多いの貼っとく。

asahi.kazelog.jp

これはすごい情報だ。

アル添用アルコールメーカーの美峰酒類の先代社長故小山氏のグループ会社で福田後援会会長として政治力絶大でした。
新潟の薄口の酒は主にここのものを添加しています。
福達磨は市内主要ホテルの定番となっていて今月も2ホテルに「こんな不味い酒出すと評価上がらないよ」と要望していました。

特にこのくだりは最高ですね。
美峰酒類、群馬桶は概ねここを使ってる印象ある。
甲類と合成清酒ばっか造ってるというイメージしか無い。

あとはPDFですかね。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/81/4/81_4_256/_pdf

明治,大正,昭和の激動を経て昭和18年には9蔵あった蔵も昭和19年の戦時企業整備により4蔵となってしまった。
小山酒造店・大竹酒造店・山賀酒造店・野田酒造店・小栗酒造店・尾崎酒造店・罍酒造店・畠山酒造店・滝沢酒造店(モタイ)。
当社はこの時点で第一次新時代となる。
小山酒造店,山賀酒造店,大竹酒造店,野田酒造店,4蔵が環境の悪化,時代の変化を見極め個人経営では時代を乗り切れないと判断し,昭和19年には4蔵が合同し西毛酒造株式会社となる。

その後順調に経営が続き,各蔵の生産が限界となり,昭和39年2万2千平方メートルの新地を買収し,本社屋・製造・壕詰工場を建設し,一際を統合して第三次新時代へと進む。
工場新設にともない新銘柄を一般募集し最優秀に「福達磨」が決定した。
工場の東の山中に有名な禅寺少林山達磨寺があり同寺九代東獄師が発案した縁起だるまは,家内安全商売繁昌をもたらすといわれ多くの人々に愛されており,清酒福達磨は上州名物だるまの縁起にあやかり名付けられた。
又社名を群馬酒造株式会社と改名する。
発売以来順調に伸び主力製品となり近県主都圏へと販路を拡大県下一の座を保ってきた。
酒質はソフトタイプ型である。

ほえ~。9蔵→4蔵→合併→廃業とな。
酒造に歴史ありやな。

さて次行きましょう。

廃業なのか開店前なのか休業なのか全くわからない。

その次も同じく開いていない。

う~ん。今日の不発組はGoogle Map登録があるから割と近年の廃業なんかもしれんな。近年の蔵廃業ラッシュもスゴいけど酒屋の廃業ラッシュもスゴい。

しゃーない、駅に行くか。
味のある看板を横目にこの前も行った上州一ノ宮駅へ向かう。

こういう看板の店も軒並み潰れとるんやろな。

 

というわけで上州一ノ宮駅です。

上州一宮駅のマークはかなりいい。『上』の字が車輪のようになっている。
この駅だけマークが有るのかな?

在りし日の駅の姿である。味わい深く風情もある。
俺ら鉄道ファンは「いつまでもこういう形で残ってほしい」と考えるが、住民からすると少しでも新しい駅の方が嬉しいんだろうな。まあそういうもんだ。

駅の向こうに行くための地下道も配備。
これを使わないと反対側口に行くのはかなり遠回りすることになるが、チャリが通れず薄暗く照明もないので遠回りする人の方が多そうな気がする。

 

さてここから数駅の駅だけ乗って南蛇井駅へ向かう。
ここも前来たけどな。

車内は空っぽ。現在9時台である。

 

~中編に続く~