橋を堪能し、山道をダラダラと登り続けてやっとのことで遠野市に到着。
疲れた…自販機で買った微糖のミルクティーがやけにウマく感じたぜ。
遠野市に入ってすぐ、廃業してるっぽい蔵を見つけたのでちょっと見てみる。
雪の友、遠野物語という酒を造っていた萩野酒造株式会社。
廃業して相当経っているからと思われるんですけど、検索してもあんまり情報はないですね。宮城県の同名蔵とはたぶん無関係。たぶん。
ここからすぐ近くにあるJR平倉駅。
平倉駅の周りはちょっとファンタジック感あっていいのだけど、掘っ立て小屋みたいな駅舎とイマドキ風味な駅名標との調和は取れていない感じはする。
ここで列車を待とうと思ったけど、猶予が30分ぐらいあってもったいなかったので隣駅に行くことにした。
すごいカッコいいお家でございますね。
この手の建築様式は北海道で見かけた気がする。
隣駅、岩手上郷駅付近。
線路を越えると…
いきなり渋い物件ございますね。
こういうスタンプカードはまだ存在しているんだろうか?
そのお隣には激渋い酒屋がございます。残念ながら廃業しておりますが。
これはめちゃめちゃかっこいいですね。
いろんな銘柄が書いてあるけど、右側2つ『金千鳥』と『雪の友』の蔵は廃業じゃないかな。その中で国華とかいてある銘柄がありますが、これは沖縄の泡盛蔵の名前ではなくて、同じく遠野市にある上閉伊酒造の『國華の薫』ですね。
数軒となりに営業している酒屋があったので入ってみた。
ごめんくださいまし~。
入ってみるとお酒と食品と日用品などを置いてある昔の萬屋っぽい酒屋さんでした。現在はコンビニに取って代わってしまったのでこういう酒屋はかなりレアな部類になってきたと思いますが。
ここでお母さんと話をしながら、隣の酒屋の話とかここらへんの酒蔵の話をちょっと聞いておりました。
帰り際、上閉伊酒造の御神酒を買ったらせんべいをくれました。ありがてぇ…
さてそろそろ列車の時間近づいてきたので岩手上郷駅に行きますか。
幾人かの住民の方とすれ違いましたが皆さんにこやかです。
なんかうれしいな。
岩手上郷駅。
こちらも小洒落た別名(源氏名:ツェルヴォダンツォ)がついてますね!
釜石線の駅名標に興味ある人はこれを見てくださいまし。pdfです。
釜石線 駅名標リニューアルについて
https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1382687975_1.pdf
列車が来ました。
ここから花巻→盛岡に向かうんですけど、それからの予定が立っておりません。
なんせ無計画ツアーだからな。
花巻駅。
むちゃんこ雨降っとる。
花巻で降りるという選択肢は無くなった。
盛岡からもうちょい北にある川原新田ドライブインに泊まりたいんだけど…
着いた頃には食堂もおそらく閉まっているし…どうしたものか。
時間的に言えば盛岡で泊まるのがベターではあるんだけど、翌日がちょっと予定立てづらいのよなぁ…
これはもうひたすら北に行くパターンか。
俺の旅行でありがちな「とにかく先へゆけ!」しぐさかもしれませぬ。
結局、3セク(いわて銀河鉄道、青い森鉄道)を乗り継いで八戸へ。
全く人がいませんね。ご時世か時間帯か分からんけど…
八戸で少々時間があったのでコンビニで買い物でもしますかね。
コンビニで買ったみたらし団子とさっきの酒屋さんでもらったせんべいを食いながら青森を目指します。
八戸から青森に向かう車両の中、人がほぼいなくて遠い斜め向かいのオッチャンがストゼロ的なもの飲んでたので俺もカップ酒飲むかな。しかしやけにジロジロ見てくるな…
そして青森到着。青森すごい久しぶりですね。
工事中ではありますけど、前来た時よりもかなり綺麗になっております。
ところで、先ほど俺をジロジロ見てたオッチャンは俺と同じく青森駅で降りて、俺に話しかけてきました。
「ずいぶん美味しそうに飲んでたね!いい旅を!」(意訳)
スマンかった…不審者かと思ったぜ。オッチャンもいい夜を!
どうでもいいけど俺そんなに旅人みたいな格好しとるんかな?
青森駅ではどこかで飯を食って宿に行こうかと思いましたけど、時間的なものもあり店は開いてございませんでした。
結局、今日の夕飯はみたらしだんごと煎餅(朝食は前日買ったスーパーの半額弁当)だけ。そろそろちゃんとした店でなにか食いたいですね。
結局、新青森駅まで行ってこの日はネカフェで泊となりました。
~つづく~