あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

日常:加熱しすぎて固くなった鯛の煮付けと俺のマイ・フェイバリット朝日川 生酛純米

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鯛の煮付けは前日に醤油と砂糖と生姜が足りなかったので追加して再加熱したら固くなって牛と豚の中間みたいな角煮になった。美味いけど鯛ではない。美味いけど。
そして酒はcongiroさんが愛してやまない朝日川。
朝日川は何が良いのかというと山形県にはあるまじき蔵のフリーダムさです。
目隠しで棒振り回して崖走ってるような蔵なので大好きなのです。
味も最高にいい。他の人にハマるか分からんが、俺に、特に俺に刺さる。
俺属性によく効く攻撃みたいな感じで何回もクリティカルヒットされております。
全体的に見ると半分くらいが訓練兵向け味わいという感じがする。
これは残りの半分側なので誰が飲んでも大丈夫思うけど。

 

 

【メモ】
スマンがほとんどタイトルと中の見出しくらいしか見とらんけど全部見たということにしとこう。DPZは全部読んだから許せ。

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コロナ後の世界に日本酒を広めるために - いま起きている変化と、今後の展望 | SAKE Street | 日本酒をもっと楽しく

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日本酒の「容器・流通イノベーション」の歴史と現在地 | SAKE Street | 日本酒をもっと楽しく

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アフターコロナの飲食業界。20代の注目経営者が語る、生き抜くために僕らがやること(笹木理恵) - 個人 - Yahoo!ニュース

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いまクラフトビールは”量り売り”がアツい :: デイリーポータルZ

今までも量り売りをやってた人がいる。
今までも容器の新しい形を考えようとしていた人がいる。
今までもネットを中心としてリアル店舗との連動をしていた人がいる。
『今までも〇〇をやっていた人がいる』
しかしそれはこれまで定着することがなかった。
そしてこのご時世のおかげで定着の契機を迎えようとしている。
ある意味、コロナのような目に見える転換期は物事の流れを大きく変えて、いままでメインストリームになり得なかったものをセンターに押し上げる力、今までメインストリームだったものを引きずり落とす力、それぞれがあるんやろな。
ムーブメントともブームとも言われるものは人々の感覚を大いに変える転換期で、いままで動かなかったものを動くようにして売り手・買い手ともに受け入れやすい土壌ができる。

ちょっと違う話ではあるんだけど、今現在『シティポップ ミュージック』と言われているちょっとしたムーブメントになっている音楽があって、70〜80年代くらいによく見られた都会っぽいポップスの一形態なんだけど、同じ曲でもその当時よりも現代のほうがイイ感じに聴こえるし一般に理解されているように思えるのよね。
その当時、俺はシティポップが何なのか理解せずに聴いていた。
俺は大貫妙子とEPOのファンだったのでそのあたりのミュージシャンを中心に聴いていたんだけど、かつて聴いていたときと今聴くのと思いっきり感覚が違うんよね。
大貫妙子とか正直、全然人気なくて(マジでなかったよ)現在みたいにお洒落アイコンみたいな感覚で聴いてた人おらんのちゃうか?俺もなんとなく聴いてただけで、それこそお洒落さは感じていなかった。俺がその時好きだったのはアルバム4~12枚目の大貫妙子なので、今のシティポップ系とは違うんだけど、ファンだったので好き嫌い関係なくCDは全部買っていた。(最初に買ったのは6thアルバムのCliché、一番好きなのは10thアルバムのComin’ Soon。全部好きだけど。)
かつて大貫妙子が所属していたシュガー・ベイブ(山下達郎もメンバー)ってグループっがあったのだけど、ラジオのインタビューでナレーターが「こんなオシャレな曲ばかりでさぞかし売れたんじゃないですか?」みたいなことを聞いたんだけど、大貫妙子の答えが最高で「売れたら解散するわけ無いでしょう!全然売れなかったんですよ!」と笑いながら答えていた。俺も笑った。
あの時代にはまだこのグループの良さは認識されていなかったし、レコード・CDを所有していた俺も所有していただけで、その良さを正しく認識してはいなかった。
今聴くと「こんなに素晴らしいものだったのか!?」と感じるんだけど、それは現代におけるシティポップの正しい言語化(現代の音楽に取り込まれることによって解釈が完成した)によって、テキトーに聴いてた俺でもその再評価に気付くことが出来るようになったんだと思うんよね。
今の人達が作っているそれはネオシティポップと呼ばれていて、(好みを置いといて言えば)過去のシティポップ群よりももっと洗練されて聴きやすくなっているように思う。
初期の大貫妙子とか今聴くとハイパーおしゃれな極上シティポップだらけなんだけど、その当時は全く理解されてなくて、たぶんファンも理解してなかったと思うし、現代のローカライズされた”ネオシティポップ”定義は存在しなかったので、そのような聴き方ではなかったと思う。
革新的な何か(アイデアやムーブメント)は、新解釈されいろんな形で取り込まれ再生産されることで平易な形になり、そのローカライズの結果が一般に理解され初めて普及するわけよなぁー、とね。

で、コロナの話に戻る。
『今までも〇〇をやっていた人がいる』
でも定着しなかった。
『今までの〇〇』は理解できる時代背景ではなかったし平易ではなかった。
しかしコロナでムーブメントの土壌が強制的に出来てしまった!
かつての呪縛を強制的に変えてしまうチャンスが訪れているのだ。
願わくば、誰にでも届く分かりやすい形で新解釈されいろんな形で取り込まれ再生産されるとエエなぁと思うわけです。
量り売りも、容器の新しい形も、ネット販売の形も、以前のやり方ではなくて現代に則した形はきっとあるし、それが新時代の日本酒にとって望ましい方向に進むといいなぁ~。と、ぼんやり思うのでした。

以上、感想文おわり。