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酒と旅と散歩とか日々のブログです(毎日更新の毎日更新しないブログ)

興味のない日本酒会 レポート(その3)


総括ってことで、感想とかいろいろ。ハイパー長いので覚悟すれ。



まず最初に、今回作った資料などをどうぞ。
これは毎回使い回しのプリントですな。(クリッコで拡大するぞ!)

イベントによってちょっとだけ編集してる。
そんで参加者に一枚ずつ配る。


んで、ずっと課題になってた『主催者なのにレポート内容が薄め』っていうのをどうにかするために急遽思いついたのがこれ。

出席票兼アンケート票ですな。(クリッコで拡大するぞ!)
誰が何持ってきたって毎回メモってないし、ホストのくせにガチ参加するから記憶が結構あやふやだったりするわけです。
なので、誰が何持ってきたって参加者に受付で書いてもらって、その時に選んだ理由書いてもらえばいいんや!って。
これは思いつきでやった割には良かったので次回からも採用する。
ボールペン一個しかなかったのは失敗だったが。


ほんでこれが会の終盤に参加者に配ったやつ。

アンケート票兼次回のイベントアナウンスですな。(クリッコで拡大するぞ!)
『どれがどうだった』っていう投票できたら面白いよなーって、たまたま前日くらいに思いついてやってみたんだけど、結構面白かったのでやって良かった。
できれば会の中で集計結果を発表できればもっと盛り上がったと思うけど、それにはもっと俺自身に練度が必要やな。


あと今回は、前回でやらかしたゴミ問題においても公平な処置ができたんじゃなかろうか?と思う。
どうなんだろ?クレーム来てないからたぶん大丈夫と思うけど。(清澄はゴミ持ち帰りなので、人数分小分けにして各参加者に持って帰ってもらった)


とまぁ、運営の感想はまぁこんくらいで。
課題は毎回あるけど、今回はそれなりに上手く回ったんじゃないかな?
参加者の方々が協力してくれるので毎回助かっております。
ありがとうございます。




では、本題の『興味のない日本酒会』について。


・この会をやろうと思ったきっかけ
このブログを毎日見てる人は覚えているかもしれない。
本当は47都道府県の酒を集めて飲む企画だった。
でも翌日に撤回して「興味が無い酒にしよう!」って突然変更した。
理由は別に無いんだけど、47都道府県は集めるのが大変だからって理由でやめて、そんでふと思いついたのをやっただけだったりする。
もちろんタイトルは『題名のない音楽会』のオマージュだ。



・アンケート結果に見る『この日本酒を選んだ理由』について
出席票兼アンケート票で『この日本酒を選んだ理由』ってのを書いてもらったのだけど、その内訳はこんな感じ(複数回答可)。
1.知らないものを適当に選んだ→2票
2.貰ったけど飲む気がしなかった→1票
3.メジャーすぎて敬遠してた→1票
4.マイナーすぎて敬遠していた→0票
5.自身の好みと違ってそうだから→5票
6.ラベルのデザインが気に食わない→12票
7.スペックが気に食わない→2票
8.聞いただけで飲んだ気になってた→2票
9.その他→9票
その他を除くと、『5.自身の好みと違ってそうだから』『6.ラベルのデザインが気に食わない』に多く票が集まりましたな。
特に『ラベルデザインが嫌』はその中でも半数くらいの人が理由に挙げてた。
知らない酒を買うときはラベルが重要になっていることが分かる。
『好みと違ってそう』ってのも見た目の情報から味を想像するわけだから、何も知らない状態においてはやはり見た目の重要性はかなりあるんだなといったところです。
とはいえ、好みは人それぞれだから、重要性はあるにせよどの見た目が正解ということは特にはございません。
その他については様々な意見があったけど、生活習慣にそぐわない的な理由が多かったかな。


会が始まるまでは、超メジャーな酒と観光地に置いて有りそうな酒だらけになるかな?と思ったけど、結構バリエーションに富んだ感じになりました。でも普通の飲み会ともちょっと違う酒が多かった。
いくつか酒が並んでいる段階で、「えっ!これに興味ないんだ!」って俺にとっての銘酒が結構あったんだけど、それはその人からするとやはり興味の対象外で、俺が普段飲まないものは逆にその人達にとっての興味酒だったりするのも面白かった。
ともすると、こういう会は『自分の苦手な酒』ばかりになるかと思ったけど、そんなこともなかった。嫌いな酒ってのは逆に興味があって飲んだ結果なんだよね。
今回のは「よく分からないけど、たぶんこれ飲まないな〜」だから、似てるようでちょっと違うんだよね。
そういうフワフワした趣旨だったんだけど、よく皆さん集めてくれましたな。



・アンケート結果に見る『一番興味を持った酒はどれですか?』について
興味がある酒で一番人気だったのが『達磨正宗 午年ブレンド 長熟古酒』という結果なんだけど、これはちょっと理由はわかる。
まずは、俺の会であるということ!
初参加の方は知る由もないのだが、俺は熟成系のイベントをよくやってるので参加してる常連組の半数以上?は熟成好きだったりするのよね(たぶん)。
そんで、今回は熟成古酒がこの酒だけだったから、そっち系の人の票がバラけなかったってのもあるんじゃないかな?
あと、達磨正宗って熟成古酒界の中では超大御所で、古酒としては飲みやすいものが多いわけです。古酒ビギナーが飲んで美味しいってモノが多い印象。
ま、どっちにしても古酒としては紅一点状態になってたから票は集中しやすかったかもしれないね。
でも仮に今回常連組が居ない状態でこれに近い結果になったとしたら、古酒はもっと注目されて良いんじゃないかな。
ちょっと誰がどれに投票したかってのは分からんのでアレですけど。


それ以外は完全に票がバラけた。(1票→15酒、2票→1酒)
そもそも飲んだ酒の中から興味のある酒を選ぶという状態に結果的になってしまったので、飲まれてない酒は選ばれてないんじゃないかな?
それについては次回の課題になりますな。
でもこの結果から見るに、会のテーマである『自分が興味の無い日本酒…それは何処かの誰かが好きな日本酒かもしれません』は果たせたんじゃないかな?



アンケート結果に見る『一番興味がない酒はどれですか?』について
まず、前提として「例えばこれがひとつの酒屋だとしたら?」って伝えはしたものの、飲んだあとに聞いてるからそれは単純に見た目以外の部分も投票の理由になってるとは思うが、とりあえずそれは置いといて。


まずはイロモノ部門(失礼!)。
綿屋 アペリティフ(2票)、金井酒造 モーツアルト(2票)、蓬莱 色おとこ(3票)、そして優勝の笑四季マスターピース(6票)はいずれも企画物の特別商品でわりかし日本酒感みたいなものが希薄だったりする。
こういうのは「日本酒を買いに来た!」って人からすれば当然興味の対象外となるんだけど、実際は指名買いが多いから興味がある人も多いわけさ。そういう意味だとこれらの商品は『選択と集中』ができているとも言えるのよね。
興味が無い酒という企画ではあるものの、確実に誰かしらの興味対象になっていることは確実な商品なわけです。


そんでこいつは俺の中での裏チャンピオン。
2票を獲得したこれ。
とって隠岐のあつ燗(隠岐は"おき"と読みます)

島根の隠岐にある隠岐酒造の酒っすな。
地方にはこういうオヤジギャグ的な酒が結構存在してたりするんだけど、いや〜、これ手に取りたいとか全く思わない!
しかしね、これも俺が興味ないと思ってるだけで、こういうの好きな層って確実にいるんよ。
そういう意味だとこれも同じく結果的に『選択と集中』になってるよね。
これの場合は意図的ではない『選択と集中』と思うけどな!


そして4票獲得の久保田 紅壽。
これはわかりやすいね。
あまりに普遍的であるがゆえ、こういう特別な場では興味の対象外となりやすいというね。超メジャーな酒だもんな。
これなんかは逆に4票集めたことがそのまま名誉って思えるよね。


その中でもライバル共を蹴散らして優勝したマスターピースはすごいと思います。
味もかなり特徴的で、存在感がひときわ高かった。
確実にピンポイント指名銘柄なので、ここで優勝したことは逆の立場の客の多さも証明しているわけよね。
さすがは笑四季といったところでしょうか。おめでとうございます。(誰に?)


そんでな、問題は他にあるんだけど。
それはなにかっつーと、どちらの選択肢からも漏れてしまった興味アリにも興味ナシにも選ばれなかったものなんだよ。
完全に意識の外で、興味がどうとかというよりも風景扱いされているようなもの。
それらの商品は本当に興味すら引き起こさない無関心銘柄の可能性があるんだよね。
ここでは特に取り挙げないから、知りたかったら前のエントリから勝手に見といてくれ給え。


ま、今回のアンケートは確実な正確性があるというわけでもないからアレだけど、なんとなく見えてくるものはあったよね。
とても興味深い結果となりました。



・思いつき企画なのに後付でご大層な理由付け総括
なにかしら敬遠しているものでもきっかけさえあれば手に取ることがあるわけです。そこから好きになる銘柄が出てくる可能性もあるわけです。
「苦手と思ったけどそうでもなかった」って声は多かったし、ひいてはこれが敬遠していた酒に興味を持つきっかけにもなったりするんじゃないのか?って。
そのきっかけがこのイベントなわけです。


偉大なるcongiro様の深い日本酒への愛情が膿のように滲み出た壮大なテーマ!
素晴らしい!マーベラス!素敵!抱いて!のひとことですね!
取って付けた完全な建前ですけどね。


ところで俺は、酒屋・酒蔵で酒を買うときに何を買うかで迷ったら『一番欲しくないものを買う』ってのをよくやってたんですよ。
しかしね、それを何度もやっているうちにノータイムで欲しくないものを選別できるまでに上達してしまったわけですよ。
それを繰り返していくと、ある時ふと気付いたんですけど「はて?これは俺が求めていたものなのか?違うものなのか?」みたいな認識の境界線があやふやに、ゲシュタルト崩壊状態になってしまってね。
そんな理由があって最近は『欲しくないものを選ぶ』は積極的にはやってないんです。
でも、そのきっかけを参加者に植え付けたいなぁという裏テーマもあったりしてな!ハハッ!
必要のない情報をひっそり紛れさすではなく言語化して刷り込むのが大好き!そんなcongiro様ならではの愛嬌たっぷりなテーマですね!
っていうか単純に「他の人の興味無いものって何?」ってのが個人的に知りたかっただけだけどな。
結果的にマーケティング要素も強い会になってたりして興味深かった。
ともあれ単純に楽しかったので、このイベントはやって良かったです。



まー、内容が内容なだけに高頻度でやるイベントでもなさそうなんで、また来年にでも企画したいと思います。
参加者の皆様ありがとうございました!


では股!