澤乃井純米銀印：7.7% - あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る！ブログ！

東京都は小澤酒造が造る日本酒ですな。
去年12月の中旬に1943円で買って、その日に即開けました。（珍しい）
見てないけどBYもその辺だと思われる。

これを買ったきっかけは、以前から「東京地酒ってどんなんじゃろ？」って思っていたことと、
値段が安かったことと、『スローフードジャパン燗酒部門金賞』ってラベルがついてたから。
俺は素直だからさ、こういうこと書いてあったりしたら買っちゃうわけよ。
意外と可愛いトコあんだろ？

裏はこんな感じ。

んでさ、どんなもんやろね？って飲んでみたんだけど…。

一発目の正直な感想（2011/12/17 俺のツイートより）

澤乃井純米銀印。興味があって買ってみたが、これは…。結構薫りに振った感じ。なんかスローフードジャパン燗酒コンテストで金賞とか書いてあったけど。金賞って沢山の商品に授与されたんだろうか？燗が冷めるとかなりダメな感じ。残念ながら最大公約舌ではないので、俺がダメなのだな。

まー、そんな感じですよ。

開けてしばらく経った今は、ちょっと落ち着いた感がある。
ファーストインプレッションのときほどの、あまり良くない印象は今は無い。
口開けしたてよりもしばし放置した今のほうが若干良いと感じる。

別にさ、不味いとかそんなんじゃないんだよ。
金賞とかで俺の期待値を上げちゃってるじゃん。
そんで、裏ラベルもいぶし銀とか書いてあるワリには結構軽めの印象だしさ。
何にも知らずに飲めば「あー、まぁ、うーん、いんじゃね？」だったような気がすんだけど。

しかしね、これ、なかなか評価しづらい酒ですよ。
手を上げて旨いとも言えないし、かといって不味いわけでもなし。

味なんだけどね。
冷たいときは、酸味に加えひっそりと渋味苦味があってそこそこ。
20〜30度あたりだと、甘さがちょっと出てきて酸味が続き薄い渋味。
40度以上だと、舌先に結構ピリピリきて、そのピリピリしたドライ感が結構口の中に残る。
温度帯により表情が変わりすぎな印象で、どこかの特徴が伸びるというよりも
なんともバラバラに特徴が見え隠れしちゃって一貫性が無いような…。
そんで、一番向いているのが燗ではない。って感じかね。
ワイフ曰く、「自家製たくあんを食べたときの後口をちょっと思い出してしまう」だそうだ。

でさ、ファーストインプレッションでは、「燗が冷めるとダメな感じ」って言ったけど、
数十日経過した今では逆に、燗が完全に冷め切った後が一番良いんじゃないかな〜、ってね。
こうするとまぁまぁうまいかなー、と。

結論としては…。
まずくはない。オッチャン連中にはこれ系が好きな人は確実に一定数居そう。
でも俺はそんな好きじゃない。
ま、そんな感じですわな。

この酒については、ある程度の期間をおいて追記していく予定。
何かしら引っ掛かるところがあるからな。
ひょっとしたら化けるかもしれないし。

【追記2012/02/07】
「おすすめは40度」ってあったから、40度でやってみた。
あー、そうね。ジャスト40くらいだとなかなか良いかもね。
色んな特徴が収束してくる感はあるようなあるようなあるような。
しかし、まだまだ放置してみるのです！

【追記2012/09/07】
ダメだな。伸びも無いね。これが金賞って。
まぁ、東京の地酒は売れていないというのは市場が答えを出しとるわけで。
そういうことやね。

どっかのページの引用

食を中心とした地域の伝統的な文化を尊重しながら、生活の質の向上を目指す世界運動スローフード。そのスローフードを日本で展開するスローフードジャパンが開催する燗酒コンテスト「燗酒コンテスト 2011」で、見事254商品の中から金賞を受賞した日本酒がこの「澤乃井純米銀印」です。製造・流通などの専門家12名が本当に美味しいお燗酒を選出するコンテストで、47℃でブラインド審査を行います。その名の通り、燗酒にしたら間違いなく美味しいお酒です。この酒を造るのは、テレビ番組などでお馴染み東京奥多摩の有名蔵「小澤酒造」。米の旨味を引き出したコクのあるタイプをコンセプトに造った低精白米の純米酒です。燗にすると、まろやかな旨味が更にふくらみ、味わいに深みが増してきます。おすすめは40℃。味噌田楽や筑前煮、焼き鳥などとの相性抜群です。寒さが恋しい季節はもちろん、燗酒好きにはたまらない逸品です。