鹿児島県は日置市の西酒造が造る芋焼酎ですね。
表記はHOUZAN MOJITOとなっとります。
表と裏はこの通り。
瓶もラベルもスタイリッシュですね。
買った酒屋で飲み方とかのマニュアルもらったからそれに倣うことにはしております。
で、買ったその日にちょっとだけ飲んだんだけどね、その時の印象はこうでした。
宝山モヒート(芋焼酎)なるものを見かけたので買ってみた。見た目もコンセプトもヒジョーに良いのだが…いかんせん弱い!惜しい! pic.twitter.com/AMex2KvxPg
— congiro (@congiro) July 11, 2018
なんというかね、すべての要素が弱いのですよ。
ミント感、芋感、アルコール感ともに。
とはいえ、昨日はそのままロックで飲んだだけなので、もっと活かす術があるんじゃないかと色々やってみたわけです。
まずはチルドルームに入れてキンキンに冷やしました。
それをストレートで飲んでみる。
→うん、なるほど。各要素はわかる。
今度はキンキンに冷えたやつのロック。
→なるほど、悪くはない。
お次はモヒートなのでモヒートらしく炭酸&ミント&やや柑橘で。
→なるほど…
ひとことで全てを表すなら「なるほど…」でした。
ミント入れたら、まぁうまいとは思うけど、そうすると安甲類モヒートやラムモヒートに比べ存在意義があんま無いかな~?
安甲類モヒートの場合は主役がハッキリしてるし、そもそもの欲求として「安くガブガブ飲んで酔いたい」が手軽に満たせてしまうのですよ。
そして本家のラムモヒートの場合はひとつの作品となって「美味しく気分良く酔いたい」が満たせる。
両者ともに存在意義が大いにあるわけですよ。
でも、これの場合…う~ん、いや、悪くはねーよ?だって、ミント&炭酸&柑橘だから悪くなりようがない。ただ、存在意義を感じないだけで。
西酒造の造る焼酎であるため、決して出来が悪いということはないんですけど、安さで売ってるわけでもないし、ラムみたいな特徴で売ってるわけでもないから、特にこれを買う理由が見当たらないんすよね。
だったら、ミント後入れのリキュールにしちゃうか、原酒にしちゃうか、思いっきって芋感超出すか、ミントだけじゃなく他ハーブ使った商品もたくさん出すか、激安スカスカ系にしちゃう(モヒ専安酒)、とかやんないと意味なしジェネリックになっちゃわないかなー?って。
値段なりのアドバンテージがないから、普通に安モヒート飲むか、バーでそこそこの値段のラムモヒート飲んだほうが役割を感じられていいのよね。
これ、店で出しても後続かんと思うけどどうなんでしょうね?
味だけで言えばとにかく全体的に抑えめで、冷えたやつをストレートで飲む分にはちょっと面白いかな?とは思えんくもない。
しかし先発の2種にはどうやっても勝てない。
誰が買うものなのか?そこが抜けてるのかな~?
でも、コンセプトは面白いから、もっとやれる事あるんじゃないかとは思う。
今後があればだけど。
【追記:これは別の日に書いてた分】
ガチモヒートはラムで作られるんだけど、ラムの甘みと砂糖の甘さとライムと柑橘類の風味による相乗効果でハイパーうまいのですよ!俺、ラムフェス行ったとき、あまりにモヒートが美味すぎてとにかくモヒートばっか飲んでましたからね!作り方も良かったんでしょうけど最高級のカクテルでした。
んで、ガチじゃない安モヒートなんだが、これは大衆酒場とかで見かける。氷ガッツリ入ったデカグラスにハイリキ注いでそこにライム&レモン投入!というやつ。これは投入する素材だけ変えるだけでメニュー増やせるから場末酒場ではよく見られるのよね。これがまた安ウマなんですよ。深みも何もないありがたさがあるんすよ!
そこにいくとこの宝山モヒート、どうしても立ち位置が分からん。どこをターゲットにしているのか見えない。当然、先に上げた2者の枠に食い込む余地はないし、かといって新たな鉱脈を発見できる強さもない。だってこんな変わり種なのに誰の目にも耳にもら入らないんですよ?飲み屋で見かけたこともただの一度もないし。
【ここまで】
しかしながら、褒めるポイントもしっかりある!
モヒートって基本カクテルであって、単品で売っとるものではないんよ。
だからこれが「単体でお手軽モヒートですよ~!」という形で認知力を高めて、そして買ってもらう意味があるならば(あるならば!)存在価値をすごく感じる。
もしそれならば、そういう売り方をする必要があるし、そういう内容にする必要がある。
ただいかんせんMOJITOでモヒートって読めるやつもそんなおらんのですけどね。
congiroさんがいつまでたってもコンヒーロと呼ばれないことと同じ致命的な問題を抱えていると言わざるを得ませんね。
ちなみにMOJITOもcongiroもスペイン語読みです。
ついでに言っておくと、スペイン語でdameはダメと読みますが、意味は「ちょうだい!」となりますので、日本語の使われ方とだいたい合っておりますこと何卒ご理解いただければと存じます。
今後とも宜しくお願い致します。
~fin~