※画像と内容は無関係
とりあえずこのシリーズではチャレ9のお陰で酒を見る目に変化があったことを書いた。
今回は日本酒と和菓子合わせる店とか、生熟育成に余念がない人たちとか。
そういう今までにないとこから新しい概念のマリアージュが生まれるんではないのか?みたいな話をします。新しい概念なのかどうかはテキトーに言っとるから知らんけどな。
ていうか、このシリーズのタイトルと全く関係ない話な気がしてならない。
御大層なタイトルつけて始めたはいいが、今現在着地点を見失っております!
なんか間違ってるような気がするけどよろしくお願いします。
【1】甘味と日本酒
千駄木に薫風っていう和菓子と日本酒の店あるんですよ。
そこが俺の中でちょっと衝撃だったのでお話いたします。
◆薫風 公式
http://wagashikunpu.com/
◆千駄木で飲んだ記
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20151112/1447314507
え〜っと、まずお前らはケーキ食べるときに紅茶とかコーヒーとか飲みますよね?飲むんですよ。
そのときに紅茶・コーヒーに砂糖入れますか?入れないですよね?入れないんですよ。
それと似たような理由でcongiroさんは甘味食うとき日本酒飲まないんです。
合うと思ってないから。合うと思ってなかったから。
そう、日本酒って甘いんですよ。
辛口とかそういう意味ではなくて甘いんですよ。
果物に砂糖かけたら果物の甘みわからなくなるじゃないですか?
基本的には(甘さが)弱い方の甘さは打ち消されちゃうんですよ。
だからアレやな〜って今まで思っとったんですよ。
でも初めて薫風行ったときにちょっと衝撃受けたんですよ。
「えっ!?」
「ひょっとして…」
「日本酒の甘さをわざと殺しているのでは?」
と。
無駄に開けた行間は俺の中での何かしらの感動とでも思ってください。
いや、わざと殺しとるのかどうかはわかりませんよ?
でも俺がそう感じちゃったんですよ。
そうすると何が起こったかというと、日本酒が持つ甘み以外の部分が際立ったんですよ。
渋味だのエグ味だのetc…
食と酒って対になるものだったりするんですけど、食側による酒の味のコントロールが起こったというか。
そしてそれが菓子との綱引き的な現象となりましてね。
おー、こういうこともあるのかと思った次第です。はい。
まぁアレですよ「俺はそう思った」というだけなので、お前らがどう思うかはわかりませんから先入観持ってお店に行くべきではないんですけど、俺がこう書いたからお前らは先入観持って行くことになるんでしょうね!ハハハ!
◆薫風 公式
http://wagashikunpu.com/
【2】生酒の常温熟成
congiroさんの日本酒歴ってどんくらいですかね?10年くらいでしょうかね。
その中で色々な人との出会いがあって日本酒の楽しみ方も色々幅を広げたわけですけど、その中でも特に革命的出来事だったのが生熟なんですよね。生熟。
生酒を常温で熟成させるというやつです。常温です。
まー、日本酒界的にはタブーとされとることですよね。
(火入れ)熟成もまだそこまで理解があるわけでもないのに更に生酒の常温放置ですよ?
その結果はどうなるかって言うと、たいてい特化型になります。
万能型というスタイルを捨てて特化型として生まれ変わるのでございます!
これぞcongiroさん定義するところのマリアージュを構築する一要員でございますよ!
もちろん酒による向き不向きはあるので何でもかんでもそうなるってわけでもございません。
とりあえず生熟に関して本気で語ろうとするとこのエントリだけでは済まないのでかなり割愛しますが、日本酒の可能性を大いに広げる一手だとは思っとります。
理解する蔵・酒販店・居酒屋も多くはないので、思ったようには広まりませんが。
とりあえず都内でそれを味わいたいのであれば、『酒坊主』とか『ろっかん』に行ってきてくださいませ。もしくはcongiroさんイベとかでよく飲めます。
以前のエントリで「日本酒は布団みたいな感じで適当に掛けとけばだいたい気持ちいい、ワインは積み木みたいなもんで形を考えないとハマらない」みたいなこと書いたじゃないですか。
要するにこのエントリは日本酒を積み木化させたっちゅー話しですよ。
そしてcongiroさん、これを『強制マリアージュ』と呼ぶことに致しました。
お前らもどうぞお使いください。
俺はきっと使いません。
では股。