あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

巖 旨味純米酒(原酒):急かされる食中酒


群馬県藤岡市の高井株式会社が造る日本酒ですな。
目にすることはよくあるけども、飲むのも買うのも初めてだったりする。


裏ラベル。

最小限の濾過だそうです。
さて、どないなもんでしょ?


味…。
まず、常温(現在13度)で飲んでみる。


うん、酸味がいいですな。
これは素直な乳酸菌系酸味でなかなか好印象というか、単純に好き。
メシにも合わせやすい尖った感じの無さもエエです。
濾過も最小限と書いてある通りで、気になるようなレベルではないね。
ワイフも美味しい言うとる。


で、これは燗にしたらもうちょっと伸びるかな〜って思ったら、ちょっと苦味が出てきた。
あれ?酸味自体はそのままだけど、かぶさるように苦味と少々の渋味が。
う〜ん、これはヒヤ専門酒なんかな?


と、そんな感じで、開封して1〜2日目はヒヤで飲んでウマウマしておりました。


しかし!問題は3日目!


ん?これ、常温で苦くねーか?っていうか、普通に苦いぞ?
俺の体調不良かなんかかと思って不安になったので、ワイフにも飲ませてみる。
一言目に「苦い」って。
それじゃあ燗にしたらいいのか?と思ってやってみたが、1〜2目の燗の印象と同じ。
ぬぅ〜。


それをツイッターでつぶやくと、同じ印象を持った人が居て、高めの燗にすると苦味は抑えられるそうなのでやってみたわけですよ。
そしたら、確かに苦味は影を潜めました。確かに!
が、同時に魅力である酸味まで影を潜めてしまいました!
というか、酸味が飛んで、薄甘酸ホット雑味酒になるという。
おー、なんということでしょう!


これはあれだね、空気に触れて数日で舌に来るレベルの苦味渋味が出てくる酒質みたいね。
だから、初日でも燗すると苦味が突然出てきたわけで。


味自体はかなり好みなのよ。
だけどこの苦味は明らかに邪魔なレベルなのよね。
う〜ん、まだ3日目だから、さらなる放置後に伸びる可能性もあるけど。
だけど、放置で苦味が減ったなんて経験はないもんな〜。
すぐ飲んじゃったほうが良かったのかな〜。


よく、俺の超苦手なカプロンさん他御一行は、結構早めに苦味が出たりするけども。
この苦味は何由来なんだろうか?
濾過由来なのだろうか?だとするならば無濾過で良いような気がするけども…。


うあー、なんか惜しい!!
開栓から2日目までは確かに相当いい感じの酒だったんだよ!
この時点で断定しちゃうなら、この酒は一升瓶サイズはちょっと向かないな〜。
四合瓶で開封後一両日中に飲めれば幸せな感じっすな。
しかし惜しいな〜。
いちおう、日を置いて様子見してみるけども、変化がないなら料理酒に使うしか無いな〜。


それでも、このBYだけのちょっとしたミスかもしれない。
改善を期待して来年も買うかもしれない。
苦味が出て現状は好ましくないものの、そう思わせるだけの魅力はあったんだよ!
ホントに惜しいぜ〜!