今回泊まった旅館は、前回の山形旅行で気に入ってしまった瀬見温泉の喜至楼(きしろう)
朝5時に起床!
そして、とりあえず朝風呂!この時間だと貸切!
俺は風呂のタイル模様のピコピコ感が好きでね〜。昔のドット絵のゲームを思い出すよ。
おっ!俺の大好きな顔出し!
義経・弁慶の言い伝えがある地ではあるけど、これは誰なんだ?
朝市会場まで歩く。
瀬見温泉の朝市は冬になるまで毎週日曜開催なんだけど、とても規模が小さくてちょっと出遅れると結構売り切れになっていたりする。
この地域で造っていた地酒。
今年から造りやめちゃったんだって。
なので、今期からは別の蔵の酒でございます。一応買ったけど。
橋から最上川。
そこから廃業した旅館がいくつか見える。
瀬見温泉はかなり過疎っていて、なかなか厳しい状態なんじゃないかと想像。
旅館に戻る。
この喜至楼、俺らはすごく気に入ってるけど、潔癖症気味の人は無理なんじゃないかな?
それだけボロい、とにかくボロい。
ボロさが味わいとして加算されるような年季の入りようだから逆に功を奏した感じだけども。
朝飯は食堂で。
この旅館にしては似つかわしくない白い部屋なのだけど、事務机とパイプ椅子の組み合わせで引き戻しに成功しております。こうでなくっちゃな!
朝飯はシンプルの極み。朝市で買ったおこわも食って腹いっぱい。
今回も喜至楼の宿泊は満足でした。
チェックアウトして、南下して尾花沢方面へ。
最上川 千本だんごって店でだんごを食す。
結構有名な店っぽい。だんごはかなりうまい。
というか、もはやだんごなのか何なのかわからんぐらいの盛りっぷり。
うまいがとにかく重量的に重い。
食った後は北上して新庄方面へ進み、前回も行った金山町へ。
この金山町は観光地ではないのだが、とにかく俺のお気に入り。
『何もない良さ』の本質がある気がするよ。
山形に住むならここが良いなぁという魅力にあふれている。
ちなみに、黄色い建物は小学校。
こういうところでお金を落としていきたいと思うも、そもそも土産屋も宿泊施設もない。
鯉のえさ(50円)だけ買って、鯉にえさやり。結構楽しい。ザ・スローライフ。
どこが出資してるんだろう?大地主でもいるんかな?こういうグランドデザインというのか、思っていてもなかなか描けないような気がするんだけど、実際に実行できているってすごい。
交通の便も全然良くないし、深い歴史があるわけでもない。なのにこのハイレベル。
こういう町をデザインした人とは一度会って話してみたいもんだな〜。
んで、金山町の資料館みたいなところで教えてもらった廃校した小学校を改造したそば屋へ。
しかし、ここに行き着くまでの道のりでほとんど車とすれ違わなかったし、雨も凄かったので客居ないんじゃないかと思ったけど、とんでもない大盛況でございます。
なかなか落ち着く空間ですな。そばの味がどうのというとこじゃなくロケーションの味わい。
どうでもいいが、校歌1番の出だしが妙だな〜。
食った後は立ち寄りの温泉へ。
看板も何もなくて行くのに苦労した。
そんで、目的地の肘折温泉郷の旅館へ。
ここの旦那から「ボロいけど本当に泊まるんですか?」と何度も確認されたけど、全然ボロくなかった。喜至楼に比べりゃ全然綺麗よ。その代わり部屋に鍵とか一切無いけど。
この日は早めに夕飯。夕食朝食つきだけど湯治プランみたいなのだから、飯はとてもシンプル。
芋煮の材料買って行って自炊してカンパーイ!ハハハ!
食ってまったりした後は町の散策。
ちょうど『ひじおりの灯』っつうイベントやってた。
これ⇒ http://hijiorinohi.com/
温泉郷と東北芸術工科大学との共同イベント。
こんな感じで各旅館・各店舗に灯篭がひとつずつ飾られております。
肘折温泉郷は山形の中では割と知られていないところではあるけど、こういうイベントやったり色々と仕掛けをしていて、良い感じの空気が流れとります。