あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

夏酒の未来をテキトーに考える

※画像と内容は無関係

このエントリの続きな。
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20130704/1372911482


まず、近年(去年と今年)の話をしておこう。


俺がいろんなところで得た(不正確な)情報だと、夏酒は売れています。
一部の蔵と一部の酒屋ではバカ売れです。(らしい)
ただし、日本酒自体は夏はそんなに売れません。


少しでも売るための施策としては良いと思います。
ですが、単一蔵・単一酒屋の売り上げが上がるだけでは、結局のところ愛好家のためのお遊びというくらいで『夏酒で日本酒の裾野拡大』にはなりません。



おれさ、正直言って夏酒って嫌いなのよ、いや嫌いだったのよ。
その理由は「夏だからゴクゴク飲めるように薄い酒つくったよ!」みたいなのが多かったから。
もうね、これは絶対間違い!断言してやる。
だいたいな、薄い酒は難しいんだよ。
造るのも難しいだろうし、売る方も難しいと思うし、飲む方も理解しづらい。
そんなモン飲むなら水で良いよ。水で。
ビールの牙城を崩す!とか考えてるなら尚更だ。
たまにさ、ビールの牙城を崩すが故の夏酒とか言っちゃってる人が居るけど、ぜんぜん違うよ。
ビール飲みたい人が日本酒が薄くなったからって飲むのか?んな訳ないだろう!
夏にビールの消費が増大するのは、ビールの持つ開放力が高温とマッチするからだ。
それが夏酒で牙城崩すとか、チャンチャラおかしいよ。
だから、夏酒が目指すところはもっと別だ!
開放力以外のところでアピールするのがベターだ。っていうかベストだ。


でさ、前述のように、「嫌い」が「嫌いだった」っとちょっと心境が変わってきましてね。
なにかっつーと、最近はよく考えて造ってることろが増えたんですよ。
ロックに合うように濃く造ってる蔵が増えた気がすんのよ。
夏酒は試行錯誤しつつも進化中なんだろうね。
THEうんこのひやおろしと違って、何らかの可能性を感じる夏酒には今後も期待しております。



では、2年前のエントリ見てくれ。
◆あのcongiroが、夏酒を大いに語る!
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20110906/1315270378


このエントリに俺が考える1、2、3ってあるよね。
俺が一番やって欲しいことは1なんだけどね。
1は絶対売れるって!キンミヤのシャリキンとかすげーいいもん!これは絶対ウケるって!
焼酎と日本酒は違う!とか言わずにやってみて欲しいところですよ。
それにさ、俺、最近-5度の氷温庫で低アルコールの日本酒を凍らせてしまって、シャーベット状にしちゃったのよね。事故で。というか単純に忘れてたんだけど。
そしたらそれがウメーのよ!まじで。
手軽にパウチにしてさ、小単位で卸せば手軽にいけるでしょ!どっかやってくれよ!やれー!


そして、今はそこにひとつ追加して4としたい。
4.夏こそホットに激アツ日本酒!
ただの燗酒だけど、『燗酒』って単語はいまひとつ伝わらないから、スパイシーでホットな食い物に、ガッツリホットな酒をおススメするってものですよ。
体を冷やしたくない層とか、夏こそホットと思ってる層って結構居るのよ。
市場として(わかりやすい言葉として)今んところ無いならアピールしない手はないだろう?



でさ、結局、俺が「夏酒が売れない」「夏は日本酒が売れない」とかの題材でなんぞ書いたりするけどよ、売れてるところは売れているのよ。
でもさ、全体的な施策に乏しいから一部でしかないし、日本酒の裾野拡大には何もなってないってことが言いたいわけですよ。


で、結論は何かというとだね。
業界(中央)はもっと考えなさいよ!とね。
情熱と知恵と野望のある人材が、中央に君臨してたらと、congiroさん願って止みません。



おわり。