日本酒を飲んでいる層は大まかに言うと2つあります。
- 同じ銘柄を毎日毎日日常的に飲んでる人
- 色んな銘柄を渡り歩く人
どっちかにきっかり分かれてるわけでなく両方の要素を持った人も多いですが、便宜的にどっちかに分別したとしましょう。
すると、当然俺は後者になるわけです。
前者は無意識に日常化・習慣化してる人であって、後者の場合は意識的に日本酒を飲んでる人です。
前者は単純に「酒飲み」と言われます。
後者は「日本酒ファン」「日本酒愛好家」「日本酒マニア」「日本酒オタク」だの言われたりします。
そして、前者は恐らく日本酒を飲むことをやめないと思うけど、後者は何かきっかけがあると止めるような気がします。
では、後者の『色んな銘柄を渡り歩く人』は、なぜ日本酒にハマっているのでしょう?
と考えると、実は「美味しいから」とか「面白いから」とかではないんじゃないだろうか?と思うわけです。
玉石混交な状態からアタリを引いた時の恍惚感のためにやっているんではなかろうか?
そういうのを肴に人と語り合いたいのではなかろうか?と。
もしも、もしもの話ですが。
「日本酒にアタリしかなかったらどうなるか?」
昨日の話で言えば70〜100しかなかったとしましょう。
だとすると、意外かもしれないけど『色んな銘柄を渡り歩く人』は居なくなっちゃうんじゃないか?って思ったりもするわけです。
多くのハズレと少ない大当たりをもって日本酒は射幸心を煽るのです。
そうやって現代は『第三のアル中(射幸心煽情性日本酒中毒症)』となる者が増えていくのでございます。
おわり。