※画像と内容は無関係
ふと思ったので書いてみる。
全ては俺の想像であり、文献も見とらんし何の考証もしとらんからな。
後から見て気に食わんかったらバッサリ削除するかもしれんので、そこんとこ夜露死苦。
はい、今回のお題。
『焼酎ブームはなぜ起こったか?そして日本酒の場合はどうか?』
これは俺が勝手に思ってることだけど、焼酎ってそんなに味に違いが出ないのよ。
もちろん日本酒に比べればってだけで、違いはあるけどさ。
焼酎はそれ自体にあまり味を持たない。
焼酎を構成する主な要素って、アルコール感と香りと甘みと(微妙ではあるが)脂感の差なのよ。
焼酎を鼻つまんで飲んでみると分かるけど、日本酒に比べ味の違いが良くわからないです。
味を構成する要素が少ないということはどういうことかと言うとですね。
『分かりやすい』という事です。
あくまで日本酒と比べてって話になってしまうけどね。
でさ、焼酎って、大体が割って飲むことがメインなわけですよ。
割り方もけっこう適当で良くて、ストレートでも飲めるし、8割方水でもそこそこに焼酎の魅力は失せないわけです。
水分量を多くしようが体裁を保っているということはどういうことか?
『飲みやすい』という事です。
そして、焼酎の最も優れた点、それは度が高く、そして蒸留酒であるがゆえの構成する要素の少なさです。
だからほっといても味の変質がそんなに無いんです。
誰がどう扱ってもだいたいにおいてそんなに問題も無く。
つまり…。
『気を使わない』ということですわ。
- 分かりやすい
- 飲みやすい
- 気を使わない
焼酎はこの3つの要素を持っていた。
ビギナーが参入するための障壁が限りなく低いんです。
そこらで気軽に買える霧島や二階堂で十分満足なレベルですからね。
そしてこの時期にタイミングよく、(その時期美味しくなかった)日本酒との対比ができたこと(してたかどうかは知らん)、そしてランドマークたり得る焼酎があったこと(伊佐美とか3Mとか)。
また、大前提として仕掛け人がいた事。
そりゃー、流行りますよ。
では、日本酒では同じようにブームが起きるか?
うーん、俺はちょっと懐疑的。
いま、日本酒ブームではあるけど、焼酎と比べると静かなブーム程度です。
焼酎が持っていた3大要素が無いのです。
しかし、日本酒は焼酎には無いそれ以外の要素を持っていてですね。
それは『単体で構成する要素を複雑に存在させていること』。
そして、これはメリットでありデメリットでもあるのだけど『時期やタイミングによる味の変質の大きさがある』ということ。
最後に、一番大きいのが(これはもっとメリット・デメリットありまくるが)『当たり外れの多さ!』ですわ。
メリットでもありデメリットでもあるというのは、これ別の言い方だとコンプレックスと称されるものです。
コンプレックスがある人がそれをバネになんちゃらっつー話はよく聞くでしょ?
当人にとってみると欠点でしかなかったのに、他人から見ると魅力だったというものです。
日本酒のブームを牽引してやろうと目論む人はですね、この点にちょいと着目して欲しいところですよ。
特にアタリハズレの部分なんかヨ、俺が以前にも言ったことがある『射幸心の煽り』に大いに繋がるんだからよ。
ただ「美味しいよ!」いうだけでは芸が無いデ!
だって、美味しいモンなんか世の中にいくらでもあるんだからな!
分かったか〜?オラッ!