あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

伝える力(その2):もっと分かりやすい名前にしたら?

※画像と内容は無関係

以前、「日本酒飲むの初めてです!」って言う女性にいきなり熟成古酒を飲ませたことがある。
俺が熟成古酒を初めて飲んだときの感想が「うわぁ、これカブトムシの味だよ!(食った事ないけど)」だったから、実を言うと不評である事をかなり期待していたのだが、返ってきた答えは「美味しい!」だった。
何かの間違いかと思って何度か聞きなおしたけども、やはり「美味しい!」であった。確かに今の俺には美味しいと思える銘柄ではあったけどね。


そして俺はこの出来事に対して何かしら思うことがあった。
まずは、俺が最初「ダメだ!」と思ったやつも、他の人にとってはそうとも限らないということ。
そして、「悪かったなぁ…」と思ったのは、初めての日本酒にこれを選んだ事。
つまり、彼女の中で日本酒のイメージ・フォーマットが熟成古酒として固まってしまわないか?という事だった。
えー、日本酒の熟成古酒というのはですね、マイナーな日本酒界にあってさらにドマイナーな世界です。
そんなものを最初に飲ませてしまったことにちょっと反省というか(反省してないけど)。


何でこういう事が起こるかというとですね、「日本酒飲みたい!」ってリクエストに対しての回答が日本酒の場合無数にありすぎるんですよ。
最初からね「獺祭飲みたい!」とか言われりゃ獺祭かそれに近そうなの探すわけですよ。
でも「日本酒」とだけ言われた場合って、俺の場合だったら古酒かもしれないし、ちょっとオシャレな人はフルーティーな吟醸の生酒勧めるかもしれないし、ノンベのオッサンだったら普通酒勧めてくるかもしれないでしょ?
それらがひとくくりで『日本酒』なわけですよ。
一応のところ種別が普通酒本醸造酒純米酒吟醸酒、etc、etc、熟成古酒とかと分かれているけども、全て単語からは推測できないじゃない?
そしてそれは種別を表しているだけであって、固有の特徴を連想させるものではないじゃない?
そしてさらに、そんなことは一般の人にはどうでもいいことじゃない!(超断言)


これはどうにかしてもらわにゃいかん!とcongiroさんは常々思っておるわけですよ。


他にもね、俺みたくね、「酒は熟成、放置でなおよし」と思っているやつもいれば、「酒は吟醸、冷やしてなお良し」という考え方もあってね。
そしてそれはどちらも間違っていないのですよ。
俺みたいなのはあんま削ってない香りの少ない火入れを好むし、後者の人は結構削った香りの高い生原酒なんか好んだりするわけですよ。
それを一括で「日本酒で〜す!」っつったってちょっと無理があるんじゃないかとね?
もちろんね、削り度合いも書いてあるし、銘柄見りゃ分る人は分るのよ。ある程度だけど。
でも、分かる人にしか分からんのよ!
そしてそれは、一般の人にとっては分かる必要も無いことなのよ!(超断言)


だからね、もうちょっとそういうところどうにかしなさいよ!酒業界は!ってcongiroさん思っているわけです。
あんまり細かく分ける必要はないけど、大まかな分類によっていくつか固有の名称・分かりやすい名前を与えていいんじゃないの?って思うわけですよ。


そうじゃなきゃ分かりづらすぎて、絶対売れないって!
売れたとしてもブランドが確立した特定の有名な銘柄だけだって!



おわり。


このシリーズは今後もつづく予定。(覚えていたらだけど)