あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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伝える力(その1):そもそも日本酒って?

※画像と内容は無関係

俺の脳内に居る空想世界の住人達(こびと)が言ってるんですけどもね。
日本酒に興味無い彼らに日本酒用語から連想されるイメージ聞いてみたんですよ。
そしたらこんな答えが返ってきたんです。


日本酒のこと聞きたいって?
飲んだこと無いよ?いいの?


新酒?
出来たばっかりのお酒でしょ?


ひやおろし
なんか、かき氷的な?冷やしておろすの?夏っぽいね。


お燗?
ん、イメージ無いよ?缶に入ったお酒?寒気がしてる的な?


冷や?
冷やした?


吟醸大吟醸
う〜ん、大の方がスケールでっかいのかな?


本醸造
醤油にもあったよね?ホンモノのつくり的な?


普通酒
フツーのお酒なんじゃないの?


きもと?
木の根っこ?


やまはい?
こんもり積もった山のような灰でしょ?


日本酒と焼酎の違い?
ん〜?焼いてるか焼いてないか?胸焼けする方が焼酎?


日本酒ってなにで造られてるかって?
え〜っと、お米?だよね?(←これだけ正解!)



そう、彼らのイメージとはこんなものなのです。
そういう彼らに「日本酒!日本酒!」と言ったところで、ことさら日本酒を飲みたいとは思わないのではないでしょうか?
全くイメージが無いのですから。
先人からの伝達も無かったのですから。


まぁね、なんというかね、色々分かりにくいのですよ。
日本酒って。


「業界を挙げて分かり易くしよう!」って動きすらあんま無いしね。
どっちかと言うと若手とか一部の酒屋が頑張ってる程度と言うか。
「(かつては)常識だ(った)から(今も)知ってて当然でしょ!」くらいの感覚だよね。
そしてそれを知らない人たちに高圧的な態度とる人とかいまだに居るしね。


言葉とイメージがリンクしないし、意味知ってんの極一部の人だけだし。
広める努力をしないのなら分かりやすい名前に変えちゃえばいいんじゃないの?
とか、congiroさんは安易に思っちゃうのですよ。
日本酒は、専門用語で彩られた世界ではあるが、その言葉自体ってそんないうほど伝統があるわけでもないでしょ?


しかし超今更だけど、日本酒はいつから日本酒って名前になったんだろね?
日本で作っていればなんでも日本の酒と思っている俺からすると、日本酒だけが日本酒ってのもチト違和感があるというかね。
『国名+酒』でしょ?『日本』の『酒』でしょ?日本代表ですよ?
なんというか、「日本の酒」って言われたら、それは総称であって単一のものを指してるわけではないような気がするけども…。
とはいえ今さら日本酒の名前変えるってのも現実的じゃないしネー。
『日本』を抜いて『酒』と言うと、今度はアルコール全般になっちゃうしね。



日本酒って難しいよね。



つづく。