あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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赤石 たれくち 純米吟醸生原酒:成長後が約束されとります


BY違いで2本あるけどまとめて。
兵庫県明石市は太陽酒蔵の熟成酒でございます。


H22年。
古酒ならではの重さはほとんど無く、割りにスッキリしている。
ヒヤだと甘さが良い感じ。生原酒らしい濃さと、熟成感がええね。


温度高めに燗すると、カーッとくるアルコール感がある。
その辺好みがありそうだけど、バランスは崩れておらず、完成度の高さを感じますな。
とにかく高温で味が良くってね。これはかなり好きな感じだね。
そんで、ここから冷ますと甘さが徐々に出てくるけど、どこかの温度帯かで苦みも出てくる。
嫌な感じはしないけど、ヒヤか高温の方が俺好みなので、あえて燗冷ましする必要は無いかな。
香りの高い生酒は、燗するとムワッとしたむせ返る匂いが出るんだけど、
これはそういうことも無く、メシに合うのでなかなか良いモンですな。



H19年。
更に3年経過するとどうなるか?
これは、3年間でかなり味醂化している。
ここら辺になってくると完全に趣味の世界だと思うのだけど、俺はそっち系なので問題なし。
生原酒の鮮烈感を背景にしつつの古酒っぽさ。
これは好きな人にはたまらんのではなかろうか。



そこら辺で売ってる酒ではないと思うけど、若い年代のヤツでも良い成長は見込めるので、
冷蔵庫に余裕がある人は自分で長々育てるのも楽しいかもしれないよー。