最近あちこちで「日本酒の時代が来る!」的な事を聞いたりする。
誰がそれを言ってるかはあまりハッキリしないけど、
やはり酒に関わっている人が言っているような気がせんでもない。
「日本酒の時代が来る!」
大いに結構。っていうか来て欲しい。
マスが大きくなれば、今よりもっと面白い事が起きるんじゃないかって期待はする。
正直、今の日本酒って本当にレベルが高いと思う。
いや、よく知らないけど昔から低くは無かったのかもしれない。
情報がうまく流通して、美味い酒を手に入れやすくなっただけなのかもしれない。
でも、とある酒屋曰く「明らかにレベルは上がってどこの蔵も底上げされてる」とのこと。
工程で気を使う箇所を増やすと明らかに変わるんだってさ。
まぁそんなもんかもしれないね。
簡単な料理ですらそうだしね。
素晴らしい事ですな。
美味い酒が手に入りやすい状況が出来てきつつあるのだ。
でも、消費者レベルでそんなこと知ってるのは一部の酒飲みだけだと思うよ。
日本酒に興味のない人が「酒飲みてぇ〜!」って言ってる時は
ほとんどビールとか焼酎(しかも甲類)とかリキュールの事だし。
適当に選んだその辺の居酒屋で”興味のない層”が喜ぶ日本酒は置いてないしね〜。
この辺が日本酒の弱いところだろうね。
興味がない人が興味を持ち、(一時的ではなく)継続的に飲まれている状態
これが定着した時に初めて
「日本酒がキタ!」って思ってるよ。
だから、ちょっとしたブームくらいで本流になったと思い込むとロクな事ないね。
ブームは所詮ブームで、ハシカみたいなもんだよ。
実力じゃないんだよね。
「日本酒が来る」って本気で言っている関係者の人にこちらも本気で聞いてみたい。
どうやって「日本酒がキタ!」って状態を作ろうとしているのか?今後の展望とか。
俺はね、日本酒に関して言えば、「味」以外は不満がたくさんある訳よ。
まだまだ小さい事から大きな事まで出来ることって沢山あると思うし。
俺はイチ消費者でしかないけど、やっぱ日本酒は面白いし、
先に述べたように、マスが拡大すれば面白い事が起きる確率が増すから
個人レベルでも協力できる事があればしたいとは思っている。
「あんたは客なんだから、ただ飲んでくれればいい」とかそんなことじゃなくてさ。