あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

2023年★夏の終わりの北海道&東日本パス輪行ツアートラベル旅行記(7日目@その2):高崎駅近くにある円筒分水見たあとJR磯部駅に移動してそこから上信電鉄の上州一ノ宮駅までをチャリでゆく!

山前からは高崎方面へ。
高崎駅で降りず、ひとつ前の高崎問屋町駅で下車。
やはり乗り降りは小さい駅に限る。エレベーターあるから尚良し。

ここからただひたすら南下すると何があると思う?
そう、正解!
円筒分水ですね!
長野堰用水 円筒分水!

ここは俺2度目ですね。
水が澄んでないのとゴミが多いことを除いては、円筒分水としてパーフェクト感あると思ってる。まずアクセス容易、そしてデカい、水量豊富、なんといっても水路が素晴らしい。分岐の様子がとても良いのであるよ。
これで水が澄んでてゴミ無かったら最強だけど、まぁでも満足感かなり高いよ!
とりあえず周辺のようすも含め画像たくさんどうぞ。

円筒分水もさることながら分岐している水路がたくさん見れるところがこちらの魅力よなぁ。とにかく高崎に行く人は一度見に行った方がいいし、なんならこれを見に高崎に行った方がいい。

naganoseki.or.jp

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そして高崎駅まで行きます。

高崎までの道のりは高崎感あるのだけど、高崎駅周辺が再開発されてるので急に大都会みたいになる。

 

ここから信越本線で移動。

信越本線と言っても信にも越にも関わってない名ばかり信越本線です。
かつては高崎−横川−軽井沢−篠ノ井−長野−妙高高原−直江津と一本で繋いでいたのだけど、部分廃線&三セク化でJR部分がほぼ無くなってしまい高崎−横川なのに信越本線というイミフなことになっとるのです。横川から軽井沢が廃線ですがそこはバス移動可能となっております。
あと写真の工場地帯は安中駅の眼の前にある東邦亜鉛 安中製錬所です。「工場萌え」と言われるレベルの規模の工場。かっこいい!


そんで磯部駅に到着!

磯部駅には初めて来たぜ!磯部温泉とかあるのか~。
後で調べて知ったけど、雰囲気も良いらしい。立ち寄り湯はひとつしか無いみたいだが。
ここ磯部駅からはチャリで上信電鉄の上州一ノ宮駅を目指すわけですね。

道中。

小径車には丁度よいくらいの道のり。

そして上州一ノ宮駅についた!
駅舎が渋い。最高。

わざわざ来た甲斐があったというくらい素晴らしい駅でしたね。

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ここから各駅をめぐりながら(神農原駅はスルー)終点の下仁田駅まで走ります。

警備の  なんだ!?

ところで上信電鉄は途中三セク化した路線ではなくて、日本で4番目に古い東日本最古の私鉄です。(1:南海電気鉄道、2:伊予鉄道、3:西武鉄道、4:上信電鉄)
上信電鉄の信の字は信州を指してるんだけど、実際は信州に行っておりません。信州に伸延予定だったけど頓挫したが名前はそのままで今に至るという感じです。
なお、富岡製糸場はこの上信電鉄の上州富岡が最寄りですね。鉄道設立の由来は生糸や石炭の運搬と、そんなとこでしょう。とても歴史のある鉄道でございます。

www.joshin-dentetsu.co.jp

 

次の駅はあの、アレです!w

南蛇井駅着!
あのなんじゃいです。

この『なんじゃい』の字体は駅名と合っておりますねw

南蛇井という地名はなかなか珍しいですが、由来には諸説あるようで。
ナンザイから音がなまってナンジャイになった説、蛇が南側の泉に住み着いてた説、アイヌ語のナサイがナンジャイに変化した説、他(まだあるのか!)。
それがなんかしらんけど漢字の南蛇井になったとか。
由来がひとつでないところが意味不明地名の面白さですなw

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そして南蛇井駅のすぐ近くに異様な雰囲気の店が…
おきなわ屋

「すごい!」のひとことに尽きる。
そこそこの都会にあってもスゴいと確実に言われる部類の店だけど、南蛇井というアクセスが決して良い訳では無い地域においてこれはすごい!商品数・商品種類、陳列方法、密集具合、そして圧倒される惣菜の数々…とにかくすごい!

www.b-gunma.com

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ちなみにほるもん揚げはちくわでした。食った瞬間「チクワかい!」ってなったw
ほるもん揚げはこの地域の名物らしいね。

we-love.gunma.jp

 

次の駅に向かう

道中は俺の好物みたいな風景が続く

 

千平駅。
ここもいいな。

とにかくロケーションも最高ですよ。
何故かここだけは山岳エリア感ある。

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次は最終目的地、下仁田駅なのであるが…

通りかかった橋と渓谷が素晴らしかった。

不通橋と不通渓谷

あの橋はなんやろ?行けるんかな?
調べたらどうやら行けるらしい。そして橋の名前は特になさそう。
あとそれとは違うのだけど、旧上野鉄道鬼ヶ沢橋梁ってのが近くにあってそっちも見に行けるもよう。いつか行ってみたい。

worldheritage.pref.gunma.jp

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俺、このあたりは下仁田ってネギが有名だから一面のネギ畑で完全平地と思っとったんですけど、山あり谷ありで全然ちゃいましたね。
想像とは全く違う感じで見どころ多くてサイコーに楽しいですな。
これは来て良かった。

maps.app.goo.gl

 

さてあとはゴールの下仁田駅に向かうだけ。

なんやこれ?読み方が分からん。花遊?
花遊で調べたら 埼玉の藤崎摠兵衛商店がヒットしたけど、情報が全くない。
そもそも花遊で合ってるのかすら不明。

【追記】
頑張ってむっちゃ調べたらでてきた。
藤崎摠兵衛商店の昔のURL(現在は藤﨑摠兵衛商店・長瀞蔵となっている)でインターネットアーカイブ見てったら、会社情報に文字だけあった。

web.archive.org

銘柄は看板の「白扇」のほかに玉井蔵(熊谷市)から受け継いだ「花遊」、

下仁田は群馬だけど、位置的に見ても埼玉は秩父 長瀞のこちらで間違いないでしょうな。あー、スッキリw

ところで、新しい方のURLの『長瀞蔵について』のページ見てたら

nagatorogura.co.jp

創業者・藤﨑宗兵衛光重は近江国日野地方(現在の滋賀県現蒲生郡日野町)の出身。 その類い稀なる商才と目利き力によって全国に名を馳せた“近江商人”の家に生まれ育ちました。 日野は近江の中でも「清酒」の製造販売を得意とした地域。彼らは日野商人と呼ばれ、活躍の場所を関東へと広げていきました。 その一派である「十一屋」を屋号に、初代・宗兵衛が「藤﨑摠兵衛商店」を設立したのは享保十三年のこと。 以来、醸造と行商を営みながら、中山道を中心に日本酒文化を拡げることに尽力しました。

この中に十一屋って文字あったんだけど、十一屋ってなんかで見覚えあるな…と思ったら来陽ツアーやったときに見かけたローカルコンビニだ。

congiro.hatenablog.com

なんか更に調べていったら十一屋ってのは日野商人(近江)の中井源左衛門(1716~1805@この時代にクソ長生きやなw)がルーツで、関東以北で頑張ってたらしい。

www.town.shiga-hino.lg.jp

e-omi-muse.com

近世 ・近代における埼玉県清酒業の形成過程
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaeg/43/2/43_KJ00003729476/_pdf

十一屋の分家別家には、酒小売店が多いという特徴がある

へぇ~
伊勢屋とか三河屋とかとおなじようなアレで十一屋ってのがあったんやな。

『花遊』の看板から急に長くなってしまったw
そんなつもりではなかった。急にカッとなってしまった今は反省している。
そん次はツアーエントリのラスト下仁田へ!

 

~つづく~