あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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東京の酒についてテキトーに語る(その1:東京の酒はどんなもんでしょうかね)

※画像と内容は無関係

◆「東京の地酒」もっと知って 蔵元がアピール  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H0C_Z21C15A0CR0000/

「いろいろな方法でまずは知ってもらうことが大切だ。(東京以外の)地方の酒のほうがおいしいというイメージを払拭したい」

引用の後半の方、「地方の酒のほうが美味しい」というようなことは実はだれも思ってない。
どこの酒がどこで造られてるかとかなんて意識してるのは日本酒飲みの一部でしかない。ゆえに、この感覚はちょっと違う。でも「知ってもらうことが大切だ」って言ってるし、本筋はそこだからそういう言葉尻捉えるような瑣末なことはいいや。
というか、東京の酒が存在するということをほとんどの人は知らんのではなかろうか?
だからまぁとにかく知ってもらわにゃいかんわけです。


それはともかく、あくまで他府県より有利という意味で東京で東京の酒を売ることって結構簡単なことに思えるわけですよ。
なぜならば他地域よりも東京のことを理解しやすい位置(場所的に)にいるから。
でも現状のままではちょっと難しいのかな?とも思っております。
なぜかというと『東京の酒には東京らしさがない』からです。
その理由はというのも、現在の東京の酒は物理的にも精神的にも多摩の酒だからなのでございます。
造ってる場所が実際にほぼ多摩っていうのはあるんだけど、『東京の地酒』という扱いで売りたいのならやはり東京を感じさせる必要ってあると思うんですよね。
それが無いもんだから、多摩というどっかのいち地域という感じしかしないんです。東京中心部から見て他府県の一部扱いなんですよ。
東京の酒とアピールする必要があるのだけど現在はそれが出来てないってことですよ。



ところで、全て貰いもんではありますが、これ全て東京地酒です。

これ売ってるの見たことある人どんくらい居るでしょうか?
知らない人に見せて「東京の酒っぽい!」って思う率どんくらいでしょう?
そして、これらを見て買いたくなるようなものってあるでしょうか?
現状でそこを疑問に思わないうちは東京の酒に未来ってそんなに無いと思うわけです。
とりあえず手に取らせるという施策からやっていかんと、ブームの余波でなんとなく売れるだけに終始するんです。
日本酒ブームの今だから待ち戦略でもそこそこ蔵に人来てるかもしれませんが、ブーム終わったら完全終了するんではないかな?と思っております。


そしてちょっと厳しいことを言いますが、これらの酒で美味しいものはほとんどありませんでした。
多満自慢の2種が良かったくらいで。
「地方の酒のほうがおいしいというイメージを払拭したい」という比較論でなくて、単体で選ぶ理由が無いという状況です。
知られてもいないし実力もそんなありませんっていうんじゃ正直どうしようもないと思っとります。


こういう書き方で申し訳ないんすけど、俺は東京の酒は応援しています。


〜つづく〜