あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

多満自慢 秋の慶 純米大吟醸無濾過原酒:余力を残したミディアムボデー系濃醇純大


東京都は福生市の石川酒造株式会社が造る日本酒ですな。
ひやおろしって書いてないけどひやおろしでございますね。たぶん。調べてないから知らんが。


これも昨年の東京酒イベントで出したやつでございます。




「熟成」をテーマに〜お酒の熟成もお楽しみいただけます。

って書いてあって、そんで『味のタイプ』のところに中味・濃醇て書いてありますな。


うむ、これは美味いです。
口開けでもちょうどいい感じの熟成だったし、一年後も良かった。
純米大吟醸なワリに濃厚で、言われなかったら純大って思わないかもしれない。
しかし「ワリに濃厚」とは言いつつ、酒としての表現はややひき気味な感じ。
目立つ酒ではないけど俺はかなり好きだね。


ただ、あんまり熟成長くない方がいいような気がする。
熟成が長すぎると、熟成分の味がこの酒の繊細感にカブせ気味になってしまうので。
口開けでちょびちょび飲みつつ、長くてだいたい一年前後で飲み切るのが楽しいんじゃないかな?
まぁ多少度を過ぎた熟成でも美味しいから良いと思うけどね。芯はしっかりしてるし。
ただ、蔵が本来やりたかったことがちょっと分からなくなるような気がせんでもないので、そんな熟成長くない方が良いかもって感じですな。


多満自慢は今のところハズレを引いてないので割りかし良い印象です。


【スペック】
原料米:?
酵母:?
精米歩合:50%
日本酒度:0〜3
酸度:?
アルコール度:16〜17%


【評価】
63/75点満点中
多満自慢は結構いい感じの酒多いんだけど、なんつーか全力出しきってない感の酒が多い気がしてる。ひょっとするとわざとなのだろうか?
「もっと美味くなるのに!」って要素を必ず残してるのよね。
なんつーか、中吉〜吉ばっかり入ってるおみくじ引いてる感覚でございます。
その中で言えばこれは中吉です。


でもおいしいよ!