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日常:氷温熟成についてちょっとだけ語る


これは俺にとってかなり難しい酒やな〜。
正直、今現時点では好ましくないんだが、常温で超長熟すると大化けする可能性は感じる。
こいつが現在時点でメインとして持っている熟成要素はそれだけだと評価しづらいっつーか、とにかくヒネを巻き取る大熟成してからでないとまともな評価はしづらい。
そう考えると、最低でもあと3〜5年は欲しいところではある。



ここらへん人によるっちゃよるけど、俺は『氷温熟成として売ってるやつ』はほぼ信用してないし評価していない。まぁそもそも氷温熟成って書いてある酒がそんなにないんだけどさ。
氷温熟成うたってるやつってヒネを巻き取らない熟成が多くて、俺にとって不要な特定の要素だけが目立ってることが多い。その状態がとにかく好きではないんよね。
そこが常温による熟成と明らかに違うんよな。
んでよ、たまに「低温だとゆるやかな熟成をする」って見るんだけど俺の見解は若干違う。


(仮に酒の味を構成する要素をA、B、Cの3つに分けた場合)
◆常温だとこんなイメージの熟成
A→→→→→→→→→→→→→→
B→→→→→→→→→→→→→
C→→→→→→→→→→→→→→


◆氷温だとこんなイメージの熟成
A→→→→
B→
C→→


氷温のほうが熟成が緩やかという意味では緩やかなんだけど、年数経つと氷温の場合はABC要素の差異が起因でどうにも俺の気に食わないバランスになることが多いような気がするんよな。
ここで言えばAだけが目立ってしまう酒質になるという感じ。
もちろんそうならないやつもあるんだけど。
だから元の味が結構重要というか、モノによっては上手い具合の熟成することあるけど、そうでもないやつは目立つ部分だけが熟成してベースが潰されてしまうことが稀によくある。
ただまぁ、常温熟成の最終地点は紹興酒寄りになることが多かったりするんで、そこらへんもうホント趣味の世界だがな。
ま、こうやって楽しめてるから現時点がどうだろうと構わないんですけどね。



序盤に書いたように『氷温熟成として売ってるやつ』を信用してないだけで、勝手氷温熟成みたいなのについては色々タイプあるんでこれはモノによるとしか言えん。
意外なところで言うと十四代で素晴らしい熟成モン飲んだことが何回もあって、俺の中では妙なポイントで高評価となっていたりする。