昨日のう活&メヒコ天国のあと、広島の友人宅に泊まったcongiroさんです。おはようございます。
本日は「錦川鉄道錦川清流線の未踏箇所に行きたい!」ということで、友人の車でそっち方面に行くことにしました。
ルートはこんな感じ。
走ったことないルートで行こう!っつーことでだいたいこの青ラインに沿って進む感じでございます。
どこだろ? いい感じの山道ですな。
「途中どっか良さげな喫茶店があったらそこに入ろう!」とか言ってましたが、見ての通りそんなものはない!
目的地にほど近いところまで来て、とてもいい雰囲気の集落がありました。岩国市美和町秋掛。
いや~、ええっすね。
早い時間というのもあって誰ひとり歩いてはおりませんでした。
贅沢な静謐でございます。
そしてようやっと錦川清流線・錦川と並走する国道187号線に出ましたよ~!
駅名で言えば河山駅周辺ですね。
廃業したのであろう丸屋という旅館があった。
う~む、立派だ。意匠なども素晴らしい。
廃墟化してる感じでもないので誰か管理してるのかも知れない。
似つかわしくない看板が貼られているのも趣深い。
白ダイとはなんなのか。
立派な渡り廊下からの眺めはさぞかし素晴らしかっただろうな。
旅館脇には石段があったので登ってみる。
上の方は墓地となっていた。
そこから景色を眺めていると清流線が走っていった。
その向かいにあった立派なタイル張りの手洗い場。
いやはや、お美事にございまする!
近くのヘアサロン。
もう経営してないのだろう。
なんというかこの周辺は寂れてはいるものの廃墟化しておらず、生活感があるのだけど人が居ないので、一瞬にして神隠しにあったかのような雰囲気があったな~。
さて、お次は錦川清流線の終点駅、錦町駅に行ってみましょう。
まずは錦町駅。
待合室が売店になってて、酒とか色々グッズとか売ってた。
区名札は「新品もご用意できます。」だそうだが、こういうの欲しがる人は新品いらんのでは?とも思った。ちょっと欲しいw
駅周辺
『お父さんマイカーやめて清流線』
そんな…ご無体な!車がないと死んでしまう!
駅前地図看板。
全手描きというのもなかなか珍しいのだが、正方形内に収めるために『左下つづく/右上つづく』と分割構成になるっているのも見逃せない。上部宣伝広告の大胆な配置もインパクトが高くて良いですね。
実用性は高くないものの、存在価値の高さを感じる。
さて、メインストリートを回ってみましょう。
グリル国際と大衆食堂 岩日線とワタナベフードセンター。
どれも営業していなかったが、営業していたら食事をしたであろうことは想像に難くない。
ちなみに大衆食堂 岩日線の『岩日線』とは、岩国~〇〇を繋いでいたであろう路線から来てると思うが、調べてみると現在の第三セクターになる前の国鉄時代の名称なんだとか。
岩国(山口県)~日原(島根県)とのことで…
ん?錦町駅は山口県だけど、島根県の日原駅まで伸びてたの?と思ったら、錦町~日原間は一部着工のまま計画が凍結してしまい、開業には至らなかったとのこと。
つまり開業される予定で路線名が岩日線と付いてたってことで、凍結されて山口県内だけの路線となってしまい、その後三セクになったと。
この店名も開業を心待ちにして付けたのでは?と考えると物悲しいものがあるよな~。
メインストリートをさらに歩きます。
すご~く地味なところなんだけど、この岩国市錦図書館の窓際の形状って結構凝ってる気がするんよね。今じゃありえないよね。こういうちょっとしたところに凝る文化がちょっと前まであったんだよな~。
すぐ近くのこの物件の並びも見逃せない。
う~ん、たまらんな。
どれひとつとして同じ形状がないという、それでいて調和が取れてるのはその時代の建物で統一されてるからってところでしょうね。
川で鯉のえさ売ってるのは初めて見たかもしれん。
ちゃんと餌入ってた。
この橋の上から投げるんだろうか?あんま鯉見えんかったけどダイナミックすぎて感心した。
朝からやってる和菓子屋があったので糖分調達。
なるほど。
しかし味わい深い建物が多いですね。
よき…
そして今大人気らしい金雀を造る堀江酒造場!
売店は堀江雀集堂となっていて洒落ております。
残念ながら開いてませんでしたが。
このカップ酒買おうと思ったけど、自販機が稼働していなかった。
ちなみに、周辺のスーパーでも置いておりませんでした。欲しかったなぁ…
蔵の倉庫には千福とキリンビールと玄海の看板が。
まさか、全ての桶売りか…!?いや、そういうことではないんですけどねw
近くに橋があった。
どんよりしてるけどそれもまた良し。
でもこういうところでこういう気候だと寂しさブースト掛かっちゃうからちょっとアレだな~とは思ったりする。
お、オンリーワンもの!
何故か右の子だけ顔認識した。なぜ。
これより岩国方面に向けて南下いたします。
先ほどまちなみを見た河山駅ですね。
ちゃんとした駅舎がありますな。
ん~?向こう側どうやって行くんやろ?そのまま線路突っ切っていくんかな?
お!トンネルあるやんけ!
なるほどな~。
しかしまぁ、本数的にはトンネルよりも線路突っ切って行っても良さそうな気がせんでもないけど、安全上そうもいかんのかもな。
戻ったら列車が来た。
ワリと派手な色合いの車両が多いですね。
では、他の駅も適当に流していきましょう。
根笠駅。
根笠駅は何もなさそうだけど、美川ムーバレーっていうテーマパークがあるもよう。川を挟んだ向こうに1軒だけ旅館ありますね。ムーバレー行った人が泊まる感じでもないですけど、工事関係者用ですかね?
清流みはらし駅
臨時列車(予約のみ)で降りれる駅ですね。
降りれるけど、どこにも行けません。ホームで周りを眺めるだけの駅。
南桑駅、ここはちょっとすごい。
駅行くためには橋渡らにゃイカンのだけど、そのためだけに人用(車は通れない)の超立派な橋がある。
あ、列車きた。
誰も降りてきませんでした。
さっき見た看板と同系統のものが。
小さな鳥居。ここでシッコする人多いんかな?
ここも駅から川挟んだ道路側に旅館が幾つか。
椋野駅
ここは以前来たことあるので、これにて清流線の各駅巡り終了。
椋野駅に以前何しに来たかって言うと、ここなんすよね。
自販機食堂の観音茶屋。
今回もこちらで自販機うどんなどいただきます。
こういうのとは思えないほどマジで美味い。
ほんとうに美味いのよ!
器の底にはゆずのかけらが沈められており、食べ終わりにその気の利きように感心する次第です。変なインスタントじゃなくて、専門のプロが作ったものを自販機に入れてる感じですね。
それではしばし観音茶屋をごらんくださいませ。
最高ですね。
ここに来るためだけに来てもいいと思います。
清流線ツアーは終わったんで 、あとはちょいちょい行きたいところに。
こちらは新岩国(御庄)の村重酒造。
俺が毎年、厚かましくもお世話になっている蔵でございます。
さすがに杜氏の日下さんが辞めてバタバタしとるだろうから、今回は簡単な土産を持って挨拶だけにしておきました。
とりあえず、新杜氏体制での初出荷となる2種類と、普通酒をドカ買いして送っておきました。
ちなみに新杜氏の金子圭一朗君はめちゃイケメンです。
これからも頑張ってほしいところ。
せっかくなので錦帯橋のようすもどうぞ。
昨日の錦帯橋。工事中のシートで覆われているものが好きなのでとても良いなぁと思った。 pic.twitter.com/A3AB9hUNs7
— congiro (@congiro) 2019年12月29日
そこからすぐ近くの欽明館にもちょっと立ち寄り。
なんも買わんかったけど。
ここも観音茶屋と同様に素晴らしいのでどっちも併せて行くと良いですよ。
んで、友人と昼飯を食って解散。
ここの天ぷら定食は良かった。
観光客がわざわざ行くところではないけど。
んで、適当に駅に送ってもらうか。
さて、岩徳線で西に行くか。
今日はどこまで行くかの~?なんも決まっとらん。
途中、O3氏に「のめますか?」と連絡したら、彼は博多に行っておるようでした。
ん~、どうするか?徳山で前回の未回収ルートをたどるでも良いんだが、時間が中途半端で行きたいところが開いてないな…
あ、そういや下関の安岡(下関市)に行ってない銭湯あったな。そこに行こう!
かくして初めての安岡駅に到着です。
安岡は農業・漁業がメインぽいけど、駅前は住宅街ですね。周りが田畑ってわけではないです。
駅の裏側に行くと荒涼とした景色ある。
こういうのが好きなcongiroさん。
俺、廃墟とか嫌いなんだけど、こういう物悲しい風景好きなんよ…
つーわけで念願のだるま湯へ。
小ぢんまりまとまった4種類の風呂全てが心地よいですね。
薪で沸かす湯は鬼熱ながら水風呂との交互浴が最高!
かつては安岡にも銭湯が4軒あったそうだけど今はここだけとの事。
番頭の主人曰く「ウチは下関みたいにお客さん多くないからお湯がキレイだよ!」とのこと。
しかし主人の言葉とは裏腹に、この日はお客さんはワリと入れ替わり立ち替わりで入ってきてましたね。とても良かったっす。
と、ここで友人から連絡。
「行橋で飲みませんか?」
行橋!?遠くないけどビミョーに時間のかかる行橋!?
「旅館も取っておきました!」
おい、仕事はえーな!w
まぁ特に用事がないので行橋に行きました。
下関からちょうどよく行橋方面の電車が出てたので助かった。
小倉で乗り換えとかめんどいんよな。
この日、お泊りとなる橋本旅館。
さて、荷物置いて飲みに行くか~!
ちょっと酒屋に立ち寄り。
もうこの辺の酒屋は当たり前のように角打ちがある。
みんな楽しそうだ。
友人が連れてってくれたのはこちらの食堂 百万石。
この雰囲気…これは間違いないな!
ラストオーダー5分前だったけど滑り込みセーフ!
なんだここは、楽園か!?
ドカっと頼んでバーっと飲み食いして終わり。
短時間ながら堪能できてよかった。
またこの九州菊の普通酒がやべーのよ!もう、若者とかこういうの一切飲めないと思うってくらいの甘ベッタリのおっちゃん酒!どうやって普通酒でこの味を実現するんだ?という謎。
しかし、こういう酒場ではこういうのが心地よいのよ~!
いや~、楽園じゃった…
ここの名物の鶏の唐揚げは持ち帰りにさせてもらった。
旅館で引き続き飲みます!
旅館でやる酒盛りは最高!旅館でやる酒盛りは最高ゥ!
カンパーイ!ハハハ!
唐揚げも酒もウメェ!最高だ~ぜ~!
明日はこの友人と行動をともにするので、計画を立てつつ…
いい時間になってきたので解散。
風呂入って歯磨いて寝ます!
おやすみ~!
なんでこういう旅館は楽しいのだろう。
テレビの音を最小にしてぼんやり眺めているといつしか事切れました。
~つづく~