結論から先に言うが、夏酒は売れない!
(蔵単位じゃなくて全体総数で見た場合な)
今あるパイの中でイベント好きな人が楽しんでるだけだろ。
先日の本州一で煮え切らない感想を書いたが、
俺がいくつか飲んだ夏酒ってみんなそんな感じだった。
「そんな感じってどんな感じ?」って言うとだな、とにかく薄いんだよ。薄いの。
夏限定の日本酒って全部こんなんなんかね?
そもそも夏限定の意図がよく分からんが。
うまいまずいじゃなくて、単に印象薄いと思う。
薄めて冷やしたものをガブガブいってもらって夏らしさを演出!
とか、もし蔵が思ってるなら俺は的外れだと思ってる。
だって、レギュラー薄めればいい話だし。
夏限定の酒ってのは何をもってそれを表現しようとしているのか?
薄まった日本酒を夏酒って言うくらいなら、
この前の福光屋の炭酸入り日本酒の方が現状では最適解だと思うんだがね。
そもそも夏に爽快感求めるなら、今のやり方じゃ絶対ビールには勝てないだろ。
夏酒って商品を売るために季節を後付けとしているだろ。
それがいかんとは言わんのだけど、
最低限うまいのを造りなさいよ!もしくは、楽しくなるようなものを造りなさいよ!
とな。
勘違いされないように言っとくが、夏限定酒が悪いって訳じゃないぞ!
夏限定って書いときゃ夏は売れるって考えだったら、それは糞だと思うと言いたいだけでな。
だってそんな売り方したって後に繋がらないじゃん。
「薄い日本酒のことでしょ?」とか思われたらそれで終わりだしな。
ウチの実家には2名ほどの酒飲まない(飲めないじゃなくて飲まない)が居るけど、
限りなく日本酒とは遠い人種でさ、その2人が飲んでうまいと言った酒は一般向けなわけよ。
その2人が「んー、ふつー、いつものより薄いねー」って。
うまいとは言わないのよね。
俺の試した範囲では、夏酒ってそんな印象しかない。
じゃあ、夏に売れる夏の酒ってどんなんじゃい!
って事だけど、俺が考えるのはこんくらいだね。
酒造りの事なんて俺は知らんから適当なこと言ってるけどな。
1.すでにシャーベット状である日本酒
チューペットで売ってもらって、酒屋で手軽に買えるようにして欲しいね。
2.ビール並みの爽快感が得られる炭酸と苦味の利いた日本酒
これはまじめに商品開発しても良いんじゃないの?
苦味じゃなくても爽快感あるならなんでも良いとは思うけど。
3.氷浮かべたり炭酸で割ること前提の夏果実っぽい濃い目の日本酒
これは現在の夏酒の発展系っていうかね。
「上に有るやつは全部あるよ!お前が知らねーだけだろ!」な場合は、
俺の調査不足ではなくて、蔵と販売店の営業不足。
知られてないものは売れもしないよ。
あと、売り方が一升瓶と四合瓶ってのがどうしようもなく馬鹿だと思う。
店舗向けなら良いけどよ。個人で1Lサイズのビール買うやつ居ないだろ。
日本酒なんざ、ビールよりもアルコール度高いんだから、小さくしなきゃよ。
そしてこれらを多くの蔵が統一して「夏のやり方で〜す!」って言わないと、
種類が多すぎて混乱するだけだろうな。
まー、あれよ。こういう事いいながら俺は夏酒には大いに期待してたりすんのよね。
夏終わりだけどさ。
それよりも俺がもっとアレだと思ってるのがアレですよ、秋になったら出てくるアレ。