おはよう富山地鉄モーニング!
今日も始発で元気に出発でございます。
例によってほとんど寝ておりませんが。
さて今日もまた、やりたかった事をやる日なのです。
富山地鉄は土曜・日曜・祝日だけ、電車の中に自転車持ち込みできるんですよ!
いわゆるサイクルトレインでございますね。
自転車を乗せて立山駅まで行って、立山駅から南富山駅まで自転車で駅舎を見て回る…ということをやりたかったわけでございます。
その後は電車に乗ってあちこち行くので1日フリー切符を買うことにしたわけです。
いやしかし富山地鉄、朝イチで立山に行く人が多いので、かなりの乗客率でございますね。途中駅で降りる人は一人もおりません。
市街地を離れそれっぽくなっていく車窓からの景色。
いや~テンションあがりますな。
そしていよいよ到着!立山駅!
ぞろぞろと皆さん降りていきますね。
しかしこの電車かっこいいなあ…
テレビカーですよテレビカー!
このマーク最高!こういうTシャツ売ってくれればいいのにな~。
俺らを乗せた始発電車は折り返して去っていきました。さらば…
というわけで一発目の駅舎は立山駅!
やはり立山の入り口とあって立派な駅舎。
ロッジみたいな外観が「山にある駅」という感じ出てて良いですな~。
ほとんどの乗客は立山で降りた後、立山ケーブルカーに乗るようで行列ができておりました。ケーブルカー使わずに自力でも登れるみたいですけど、ケーブルカーは乗りたいよね!
ところで、立山に来て立山黒部アルペンルートに行かない俺のような乗客は皆無のもよう。俺も一度は行ってみたいけど、まあこういうのは無くなるもんじゃないんで、体力的にギリギリまでに行ければいいかなという感じではございます。全国に行きたいことが多すぎる。
というわけで出発~!
いやー最高ですね!しょっぱなから最高です。天気はいいし水はきれい。
そして立山を出発し、最初の駅は隣駅の本宮駅かと思いきや!
実は廃止になった駅があるんですよ!奥さん!
ここを下っていったところにその駅跡があるとです。
しばし下っていくと…
到着!
粟巣野駅跡!
粟巣野(あわすの)駅はかつて粟巣野スキー場への最寄り駅として存在していて、その時代はここからスキー場までのリフトがあったのだとか。それから道路が整備され利用客が著しく減って廃駅となったのだとか…駅に歴史ありっすな。
まぁ、今となってはなにもない駅だけど、その当時はこの周りに旅館とかもあって栄えていたのだそう。
駅跡とは言っても立山行きの電車は普通に通過するから、ここに立ってると電車が頻繁に通るので見てて楽しいぞ。
何もないとはいえ、ちょいちょい人が来てるような感じはあるね。
割と整備をされているというか。草ぼうぼうの荒れ放題ってわけでもない。
小さな神社があるね。
お賽銭入れたら誰か回収しに来るのだろうか?
さて、戻って次の駅行きましょう。
所有を明示しとかないとアカンのでしょうね。
長い下り坂をゆくと次の駅。
次の駅に行く途中に道を逸れてちょっとのところに『立山博物館まんだら遊苑』っていうテーマパーク?博物館?があるんだけどそれも行ってみたいのよな。まだ朝早すぎて開いてないから次の機会ですな。
本宮駅(ほんぐう)に到着。
こちらの駅もかつてスキー場への最寄り駅とされてたらしいけど、今では立山からの方がアクセスが便利なので住民以外の利用はほぼ皆無なのだそう。
駅舎見てたら電車が来た。
この電車の可愛いな。
とにかく富山地鉄は全ての車両が最高にかっこいい&かわいいのが多く、駅舎も風情のあるところが多いのです。
本宮駅近くにあった立派な家屋
すごく立派です。
次の駅は有峰口なんだけど、その前に行きたいところがあるのです。
それがこちら、本宮砂防堰堤(ほんぐうさぼうえんてい)。
俺の酒の師である寺嶌さん(てらしま酒店)が「砂防ダム良いぞ!」って教えてくれてからずっと気になっておったのです。
しかし実際に来てみると想像以上の感動がありますね。
これは最高。本当に最高。
今まで見た『俺定義の観光地』の中でも堂々の S 級です。
残念ながら天気が左右するところはあるけど、天気さえ良ければこんなに素晴らしい所もなかなか無いんじゃないだろうか。
しかも今は雪解け水がガンガン出てるシーズンで水量半端ないわけですよ。
いやーこれは壮観です
美しくて、壮大で、でも観光要所としては別に注目されてるわけでもないから人がいないというのがたまりませんね。
この橋は冬期以外渡れるので行ってみますかね。
なんだよこの名前はwww
橋からの景色。
う~ん、すごい。
反対側は、今から渡る橋(芳見橋)と富山地鉄が通る千垣橋梁が見えますね。
結局、俺はここで砂防ダムをじーっと1時間ばかし眺めておりました。
まさかこんなに素晴らしいとはな…
さて今後のスケジュールもあるし、ぼちぼちいきましょうかね。
有峰口駅に行く途中の鉄道橋というかトンネルというか。
いい。最高にいい。
そして有峰口駅(ありみねぐち)到着。
さっきの砂防ダムからは歩いて行ける距離。
この佇まい、最高にいい。 何から何までパーフェクトだと思う。
ここで降りる人は住んでる人若干名と俺みたいな駅舎目的の人しかいない。
有峰口駅表記より目立つところに『驛□小』とあるけど、昭和45年くらいまでは小見駅(おみ)という名前で、富山地鉄がかつて富山県営鉄道だった時代の頃の駅名なんだとか。現地のじーちゃんばーちゃんは今でも「小見駅」と読んだりするらしい。らしい。
しばし有峰口駅をご堪能くださいませ。
今はここは無人駅だけどたまには使われているのかな?
しかしまぁ、意匠といい内装といい、当時のまま綺麗に手入れだけされて保ってるから時間でしか積み重ねられない良さがあるよね。
ホーム側に行ってみるか。
富山地鉄の魅力って語り尽くせないほどたくさんあるけど、このホームの点線を見て欲しい。フリーハンドで書いてあるですよね。このブレがとてつもない味わいを出してくれている。
ずっと居るもんだから電車きた。
有峰口駅から望む立山。
いいなあ。
立山駅からスタートしてここまでですごく時間を使ってしまったが後悔などあろうはずもない。
さて、ぼちぼち次行きますかね~。
俺は地方でよく見るこういう看板がすごい気になる。HAVE A NICE DAYと書いてあるが、誰が見るのか、何のために建てたのか、金はどこから出ているのか、すごく気になる。 正直全く効果は無さそうだけど、だからこそ気になってしまう。まぁ悪い気分になることはないから別にいいけどw
芳見橋から望む本宮砂防堰堤。
反対側は千垣橋梁。
電車通るまで待つか…
・・・
・・・
きた!
模型みたいに見えてかわええなw
よっしゃそろそろ次の駅に行くか~。
基本下りなので楽ですな。
千垣駅(ちがき)。
いやーここもたまりませんね。
「酒のチャンピオン みくにはれ」でおなじみ皇国晴酒造看板が見れる駅もだんだん少なくなってきたような気がする。
「ようこそ立山へ!」
立山の字、もうちょっとちゃんと書けんかったんか…
逆にいいけどw
風情ある駅舎とは対象的に、トイレは若干浮いている。
バス回転場所の標識が若干木に取り込まれつつある。
さて、次行きましょう。
小さい方を選ぼうと思ったけど通れなかった。
次の駅は横江駅。
何もなさそうだけど、尖山登山口があってトレッキング目的で降りる人が結構多い。
伝言板があるのでいいですね。
富山地鉄は伝言板置いてある駅がけっこうあるのよ。
そして横江駅は、もう一つの目的のために降りる人もそこそこいる!
それがローカルコンビニエンスストアの立山サンダーバード。
今でこそ有名だけど。 昔は知る人ぞ知るコンビニエンスであった。
何で有名なったかと言うとやっぱりオリジナルのサンドイッチだろうね。
それ以外にもオリジナル商品多数取り揃えております。
せっかくだから珍しいの食おうと思いきや、わりかし普通のもの選んでしまってちょっと後悔している。
いや、カツが食いたかったんよ!
でも、奇をてらったようなサンドもしっかり美味いのよね。
ここに来るためだけに富山来てもいいと思うよ!
そしてお次は岩峅寺駅(いわくらじ)。
たまりませんね。急に立派になりましたよ。
屋根の形状もたまんなくないすかこれ?
いや~何から何まで最高に楽しいよ。富山地鉄は。
待合室から出て線路を横切ると、立山線・上滝線のホームがそれぞれある。
ホーム側の屋根の形状が素晴らしいですよ!直線じゃないんだよ?すごくない?
立山線と上滝線の接続駅だけあって、割と電車は来ますね。
まぁとにかく駅舎とは思えない見事な建築ですね。
「霊峰立山の入り口なんだぞ!」感を感じずにはいられない…そんな駅でした。
~つづく~
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