一筆書きで征く!名古屋~高山本線~富山ツアートラベル旅行記2020春(その4)
飛騨金山~!飛騨金山~!久しぶりの飛騨金山~!
飛騨金山は高山線に乗って一番最初に出会う飛騨である。
『飛騨』と言ってもほとんどの人はピンと来ないと思うけど、大まかに飛騨(地域)というのは飛騨市と下呂市を合わせた範囲が大体それと思ってもらっていいかな?たぶん。
飛騨というと『飛騨市』『飛騨(地域)』2種類の意味を持っているが、それは話の流れで理解してくださいませ~!
ところで、前回来たときは『筋骨めぐり』のことを知らなかったから、そのあとで友人に「筋骨めぐりやった?」って聞かれて「え?何それ知らん!」みたいな感じでモヤモヤが溜まっとったんよね。
と、い・う・わ・け・で!
やっとこさのリベンジ!
筋骨めぐりin飛騨金山はっじまっるよ~!ワーワー!ヒューヒュー!
飛騨金山駅で降りた者は何人たりともWELCOMEの洗礼を受けなければならない。WELCOMEとあるが飛騨金山とは書いてないのはちょっとアレだし、もっと言えばWELCOME下にある写真も関連写真なのかどうかよく分からない。
そう、これが俺たちの飛騨金山!
飛騨特有の奥ゆかしさがあるのです!
誰でもWELCOME!飛騨金山!
そして少々歩くと飛騨川にかかる金山橋がある。
これを渡るといよいよ飛騨金山の本領発揮となるわけですよ奥さん!
本日はあいにくの空模様ではあるが、金山橋からの眺めはとても良いものだ。橋を渡りきると、ちょっと懐かしい感じの街並みが現れる。
ここを通り抜け右に曲がって少々のところに奥飛騨酒造がある。
飛騨入りして初の酒造なのである。
創業300年の蔵は、丁寧に住まれてきたんだなという美観を保っておりますね。住みたさすらある。
奥飛騨酒造ではいくつか試飲ができるので色々試させてもらった。
この初緑の生酛がなかなかよろしい。
何と言うかワインによく見られるキュッとした収斂味があるのだ。
これは日本酒ではほとんど見られないタイプだと思う。うまい。
それ以外の酒も割と外向き(海外に向いてそう)な感じがする。
ウォッカなども造っていてなかなか面白い。
原材料は米だと思ってたけど雑穀って書いてあるな。
奥飛騨の大吟醸酒粕を使ったクリームチーズがめっさ旨いんですが、これはもう買わざるを得ないですね!
ディスプレイされていた初緑の1合瓶がものすごく欲しかったが、これはデッドストックらしいので残念ながら買えず。
『中山七里 初緑』とありますね。
中山七里はこの近くにある景勝地で、飛騨川の渓谷のことっすな。
そこに春が来たことをめでたく思う気持ちが銘柄として付いたのかな?とてもいいよね。
色々話を聞いていると、女将さんが年代もののオルガンで曲を弾いてくれた。このゆったりした時間。とても良い。
これだけで飛騨金山に来て良かったなぁと思えるものである。
みなさまも是非、奥飛騨酒造にお越しくださいまし。
国道41号線沿いにもう一店舗ある奥飛騨酒造の販売所に立ち寄る。
こっちは主に下呂温泉から帰るお客さんを狙い撃ちしようと国道沿いに販売所としてのオープンしたとのことで。とても良い施策。
ちなみに「置いてある商品は同じ」だと言ってたけど、本店の方にはカップ酒を置いてなかったのでこっちで買った。
初緑のラベルはキラキラしていて写真に収めにくいですねw
これはオススメなので買うといいぞ!
さて、そろそろ街歩きしつつ本格的に筋骨めぐりをしようと思う。
前回来た時はこの立体的なくねくねした通りを歩いて満足して帰ったのだが、帰った後で筋骨めぐりを知って悔しい思いをしたのだ。
だから…今日という今日は!
筋骨めぐりを俺はやる!
筋骨めぐりに俺はなる!
俺が筋骨めぐりだ!
これより、とりとめもなく写真をだらだら流すので、何が筋骨なのかよくわからないかもしれないけど、とにかく見て欲しい。
筋骨めぐりの『筋骨』とは要するに路地裏なんだけど、何も聞かされていなかったら路地裏群を通ろうと考える者は殆どいないだろう。
路地裏って割と私道みたいなところが多くて、勝手に入ると怒られる時もあるんだけど、飛騨金山ではそれを観光資材としているので非常に興味深く面白い。
というわけで、飛騨金山の街並み&筋骨めぐり!
どうぞご覧くださいませ!
かつてこの地にあった一軒の銭湯が一般公開されている。
すごく良いがもったいないという気持ちもちょっとある。
うまく観光資材にできればいいのになあと思うけど。
こんぐらい古いと逆に復活させても面白いのではないかと思ったりするが、まあ、俺みたいな外野の言うことは当てにならんけども。
さてそろそろ列車の時間だ…戻るか。
あと15分くらいあるな…ダッシュで回るか!
この喫茶店、時間があったら入ろうと思ったけど、残念ながらタイムリミット!次回こそは!
そして、見えてきたのはSEE YOU AGAIN
飛騨金山…筋骨めぐりは楽しい。楽しいのだが、いかんせんマネタイズできてないので、リピート客が来るかというとちょっと謎なところがある。とはいえ、これは飛騨なのだ!
とにかく町の人たちがとても親切だ。立ち止まっていると声をかけてくれる。ちょっぴり奥ゆかしさもある、紛れもない飛騨なのだ!
寂しい感じもあるし、廃れた感じもあるけど、優しい空気が流れている。そんな飛騨金山がcongiroさんは大好きです。
一介の旅行者しにしかすぎない俺だけど、何か起死回生の策でもあれば面白いんだけどなーと思い巡らせながら歩いていた。
むしろ観光資材のない飛騨萩原の方が、若干安泰のような気もしている。飛騨金山はこのまま朽ちてしまうにはとても惜しい。
とにかく飛騨金山は行ったことない人は一回行ってみるといいと思う。名古屋・岐阜から最も近い飛騨なので、高山に行くのもいいけど、飛騨金山はユニークかつオンリーワンの要素を持っているから行ってみて損をすることはないはずだ。
次来た時は、飲食視点で見る飛騨金山をテーマにちょっと歩いてみたいと思う。特に川の横にあった喫茶レインボーがすげー気になってるし、奥飛騨酒造も良かったし、また必ず来ることでしょう。
では、飛騨金山しばしの間お別れです。
また会う日まで。
~つづく~