あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

「豊岡劇場に映画を観に行こう!」ツアー(特別編):豊岡劇場


今回の『豊岡劇場で映画を観るツアー』で、映画館が素晴らしかった&もっと良くなりそうな感じがあったので特別エントリにて豊岡劇場の魅力を伝えようと思います。




メイン通りから豊岡劇場に近づいたとこにある電柱

いまやみんなスマホ持ってるから迷うこともないかとは思うけど目印です。




晴れの日

地元の人は車で来ているもよう。まぁ車社会の地域なので。
観光客は豊岡駅から1kmちょい歩くことになります。
(直通ではない)バスとかもあるけど、商店街行けば良いのでそんなに退屈はしないかと。



雨の日

曇り空にも映える豊岡劇場。聞いたら昭和二年の建物だそうで。



劇場入口

劇場にカフェバーが併設されており、映画だけでなくカフェバーだけの利用も可。
実際コーヒー飲んでのんびりして帰る方もおられるもよう。
公式
http://toyogeki.jp/ajito/



裏(ていうか横)
バーだけでなく飲食店も併設されております。

勿論こちらも飲食だけでの利用も可。
というより飲食だけして帰るお客さんがほとんどな気がする。
公式
http://viadritto.com/
http://viadritto.com/toyogeki/




今回はこの『ゴンドラ』を観るためにはるばる東京から豊岡に来たわけです。


ザ・酔狂w
でも始めに書いとくけど来て良かった。超良かった。
映画が無かったら豊岡に来ることすら無かったかもしれないからね。




それでは中に入ってみましょう。

中全体がカフェバー&コミュニティスペースとなっております。
都会だとこういう感じの劇場は結構見かけるけど、豊岡という地域に於いてはかなり貴重なのでは。



天井

照明が様々な形をしておりますね。フィルムのリールを模したものもあるし。
そして打ちっぱなしの倉庫感は秘密基地っぽい劇場との相性がよろしいですな。



トイレ

これはわかりやすくてかっこいいですな。



カフェバー部分

バーには楽々鶴と香住鶴置いてございました。
映画館で日本酒見たの初めてかもw
両方共燗向けな感じしますけど、燗できるかどうかは知りませぬ。



飲食店部分

http://viadritto.com/
http://viadritto.com/toyogeki/
外からでも中からでも入れます。
スゲー洒落てて都会にあったら入るのに気後れする人も居るかもだけどムッチャゆるいですw 奥の座敷席では子供多く連れた客がワイワイやっている。そして味付けは「みんな大好き!」なやつ。
食べたいものはなんでもあったしだいたい美味しゅうございました。
俺はロコモコなどいただきましたが、量も多くて良かったです。ガツガツ食いましたw




そしてここからがメインです!
劇場内の雰囲気がムチャクチャ良いんですよ!

えっ?なんで劇場内にテーブルが?
支配人に聞いたら「満員になること無いから椅子取っ払っちゃって好きなようにやっちゃえ〜!」ってこうなったそうです。逆転の発想(?)でございますねw
一列ごとにシート取っ払ってるからむっちゃ広々してる。
「えっ?これひょっとしてテーブル使って飲み食いしながら観ても良いんですか?」
「もちろんどうぞ!」
「マジか〜!」
映画始まる寸前に知ったので何も買えなかったw



除菌シート・ブランケット・チャイルドシートなど抜かりもございません。

いや〜、スゲーな。色々映画館見てきたけど、こんなに重厚クラシック感ありながら庶民性のあるカッコイイ劇場見たことないよw
これこそここだからこそ出来る地域性ですな。
冬はコタツに入って映画観れるんだとか。
豊岡劇場で検索しようとしたらサブワードにすぐコタツって出てくるw




【思ったこと】
豊岡劇場は映画を見なくても飲食で利用ができるので、ある人は酒を飲み、ある人はコーヒー飲みながらネットをしたり。
昼間の大ホールでは子供向けの映画が上映されるらしく石段で子どもたちがはしゃいでおりました。このゆったりした時間の流れを生み出す空間がすごく良いですね。


まーしかしながら俺みたいな観光客は贅沢言わせてもらえばもっと地域色欲しいわけですよ。
お土産とか豊劇でしか手に入らない何かがあるといいし、なんならガシャポン置いとけばいいかなと。
そしてせっかく飲食要素有るなら地元フード食いたいわけですよ。地元素材っていうのは実はどうでも良くて、見た目に地域性要素を含んでいるものですね。出石蕎麦なんか蕎麦粉は長野から取り寄せてたりするけどあのスタイルだからこそ地域性を出すことに成功しているわけで。
「わざわざ行って体験した!」ってのが『目に見えていること』がすげー大事と思うわけです。
例えば…
せっかくの革製品の街だから豊岡劇場でしか手に入らない革小物を売るとか
バーで売ってるポップコーンなんかは外箱を専用のもの作るとか
さっきのガシャポンの話し出しましたけど、飲食したらガシャポン専用のコインもらえるとか。そこには豊劇でしか入手できないグッズいれとくとかするとすごい印象に残るんですよね。
そこでしか食べれない&飲めない&手に入らないものをもっとアピールして欲しい。


せっかくのゆったりした席だから、むしろ映画がメインじゃない飲み食い含めたワイワイ楽しめる上映会ってのもあっていいし。
今や映画だけのために映画館に行く人って希少種なので、他の要素ももっと色濃くして地域性を付加できれば豊岡での存在感ももっと増すと思うんですよね。
今でも相当良いんだけど、バー・レストラン部だけで見ると都会では結構あるので、やはり劇場という特殊性と地域性を併せてもっと特色を出せればツアーにも組み込めるんじゃないかって思うんですよね。
そうすれば豊岡に住んでいる人が観光客に対して「豊岡劇場に行けばいいよ!」ってなるじゃないですか。




豊岡劇場、確かに多くの集客が望めるところではないんですよね。
豊岡周辺の観光といえば城崎温泉か出石か竹田城跡だし。
とはいえほんと素晴らしいんですよ。
オーナーは潰したくない一心で劇場を買い取ってまで存続させてるもんだから、熱意と愛情を端々から感じるわけですよ。ここに来るためだけに豊岡は全然アリだと感じましたね。




そんな俺が考える豊岡旅行プランは以下のような感じなので、参考にでもしてくださいまし。


【らくらくプラン】
早朝 竹田城跡(竹田駅

豊岡劇場で早めのランチ&映画

玄武洞観光

城崎温泉



【エクストリームプラン】←オススメ!
姫路始発

07:00 竹田城跡観光(竹田駅

10:30 豊岡駅へ行き地場産ショップでレンタサイクル(ミシュランチャリな!)

11:00 玄武洞ダッシュ観光(時間があれば渡し船往復)

13:00 城崎温泉ダッシュ観光&ランチ

16:00 出石観光(酒買って終わり)

17:00 狩野牧場KANOボクでソフトクリーム食べる

18:00 チャリ返却

18:15 京極湯

19:00 豊岡劇場で飲み食いしながら映画(作品は選ばない!その時やってるやつをただ観る!)

豊岡で泊まるor行けるところまで移動(福知山、宮津




多くの人は『そこでしか出来ないことを話題にしたい』わけです。
その期待に応えられれば地元の人も観光の人も増えるんじゃないかと思っております。


これからも豊岡劇場を応援しております。


おわり