かなりの距離走ってようやく中泊町中里エリアに入った。
雨は降ったりやんだりだけど小雨なので雨具を使うほどでもないのは助かる。
津軽中里駅周辺でちょっと早めの昼飯といたしましょう。
やってきたのはこちら。やよい寿司。
こちらは一部界隈で有名なお店なんですが、ランチの寿司にラーメンがついてくるんですよ。俺も例にもれずランチを注文いたします。
カウンターでテレビを見ながらビールを飲んでいる地元の方の横で、俺は大将と「今日は降ったりやんだりですね~」と天気の話などしながらランチをいただきます。
ラーメンは麩が乗っておりますね。これは現地の食べ方なのかな?
しかしこのゆるい雰囲気はたまりませんな~。とても良いです。
これで酒が飲めたら最高なんですけども、なにぶん時間が早すぎる。
時間あるので津軽中里駅周辺をウロウロしますかね。
結構シャッター通りみたいになっております。
かつては賑わっていたんだろうなぁ…
…と、そんな中、すごい店を見つけてしまった!
最初何の店か分からず素通りしたんだけど、その後に「!?」と戻ってチラッと覗いてみると…
夢のような空間が広がっているではないですか!
子供の楽園、そしてかつて子供だった大人の楽園!
それが津軽中里に燦然と輝く、おやつの店アイドル!
プライズ機やメダルゲーム機の類がたまりませんね。おっとっととかマジカルキャッチャーってかなりレアいんじゃないでしょうか?
メニューが色々あって本当に迷う。
メニュー見る限りだと全年齢大歓喜なんじゃないかな?
特に放課後買い食い文化時代に育った大人とかは嬉失禁(ウレシッキン)してしまうのでは…
9月中頃過ぎてるけどかき氷あるのかな?と思って聞いてみるとまだ食べられるらしい。かき氷も良いなぁ~。津軽でかき氷。
基本的にメニューで表示されているもの(隠されてないもの)は全部注文可能っぽい。
さきほど昼飯を食ったばかりなので腹は満たされているんだけど、ここで何か食べないと絶対に後悔する。精神も満腹にせねばならない!
というわけで、ここはアダルティに玉子サンドとコーヒーを注文。
何気にコーヒーはインスタントではなくちゃんとしたやつだった。
テーブルも椅子もファニーでたまりませんね。
たまごサンドは普通のたまごサンドイッチかと思ってたら、ハンバーガーにたまごが挟んであるちょっとデラックスな感じのものだった。
玉子サンドうめぇな…
こういうところで食べる「そうそうこの味!」の最高峰です。
一人で店を切り盛りする奥さんと駄弁りながら楽しい時間を過ごしました。
このブログを好んで見てるような人に関して言うなら、この店に行くためだけに津軽中里に行っていいのではないかと思いますね。俺的A級観光地認定でございます。
俺は絶対また行くぞ。皆さんも、おやつの店アイドルへ!
ちなみにこちら、外見だけだと普通に素通りしてしまいそうな店なんですけど、どうやら昔は店外にノボリを立ててたらしいんですよ。だけど、大人の事情があって撤去してしまったのだとか。大人の事情です。察して。
そんでそこからすぐ近くに津軽中里駅。
駅入口の交差点には1秒でわかる観光情報があった。
すごい、瞬時にわかる観光情報だ…
人形劇場もあるらしい…金多豆蔵。
なんとなくつボイノリオを思い出してしまった。
「きんたまめぞう」と読んだ方、残念!
そんなにきんたまきんたま言うんじゃありません!
正解は「きんたまめじょ」です!どっちにしてもです!
この人形劇は定期的に開催されているみたいで毎日やってるものではないらしいです。
そして今日は開催日ではなかった。
駅舎は『駅ナカにぎわい空間』というスペースが併設されており、人形劇が見れる劇場と飲食店とねぶたなどの美術工芸品とくつろげるスペースがございました。
広々していますね。ここでもなにか食べたかったけど、時間の都合により断念。
奥にはねぶたらしきものがあるが…
ん~!?
だ、太宰治やないか!
俺こんなに元気な太宰治見たの初めてかもしれない。
お前…元気ないキャラクターだったんじゃないのか!?
津軽鉄道のマスコットキャラつてっちー。
カワヨですね。
そろそろ津軽五所川原駅行きの切符を買いましょうか…
すると…なんと硬券!
これはめちゃめちゃ嬉しい。
さていよいよ津軽鉄道に乗る時間がやってきた!
しかし時間になれど俺以外の客が乗車してこない…大丈夫だろうか?
結局、俺以外の客を乗せることなく津軽鉄道は発車した。
ゴトゴトと揺れる音、ディーゼルのうなり、そして鈴虫の音…何から何まで最高である。
列車の窓には手描きのキャラクターイラストが飾られており何とも可愛らしい。
津軽鉄道の運営が厳しい事を示唆しているポスター。
そうだよな、今んとこまだ俺しか乗ってないし…
俺みたいな旅行者からすると素晴らしい列車なのだが、日常の足になるかと言うとそれはまた別の話なんだろうな…
そして津軽鉄道は終点の津軽五所川原に到着した。
~つづく~