もらい物のお酒を飲んでおります。
銀河と言っても誰も知らんと思うけど、かつて静岡県市志太郡大井川町にあった多々良酒造(廃蔵)のお酒でございますね。
検索してもほとんど情報出てこないけど2000年には既に自醸していなかったっぽい。
蔵の名前と銘柄だけは出てくるけど、いつどうなっていたのかが全く出てこないな…
まぁそんな貴重なお酒ですけど、ちょっとだけ残ってたので飲み干しました。
静岡県志太郡は2008年に合併により焼津市になっております。
そして2級表記!
これを見る限り(級別制度廃止が1992年なので)、酒自体は30年くらい前のものということですね。もっと前の可能性もあるが。
朽ちた枯木のような味わいで古酒開眼がないと飲めない部類のいかにもな古酒だったんですけど、甘さと酸味のバランスが良かったので結構うまかったです。
いや~、しかし級別制度最高ですね!これからは2級酒の時代!
このくらい古い酒はさすがにたくさんは持ってないけど、そこそこは所有してるのでコロ明けしたら色んな人に飲ませたいなぁ~。「日本酒の古酒を飲めるところまで持っていく」みたいなやつ。初日に強制開眼させるイベント。
たぶんね、みんな美味しいお酒ばっかり飲んでると思うんですけど、かなり謎い古酒とかも世の中にはたくさんあるんですよ。
「美味しいとは感じないけど理解はできる」みたいな、生きる上で不要な日本酒センサーを皆さんに差し上げたい!会場は廃屋が良いですね!
【メモ】
おとなの週末:鬼滅ブームにのって、鬼ころしの美味しい飲み方を考えてみた。 - 毎日新聞
千畳敷で日本酒雪中熟成 中央アルプス観光 – Nagano Nippo Web
「永遠に飲めるやつ」東京下町で味わったあのドリンクがなんと製品化!? 「日本酒のだし割りカップ」が話題に|まいどなニュース
それぞれ読んでいないのですけど、酒にとって『味で売る』ことは難しく(というか不可能)、『イメージで売る』ことが肝要であるという感じのアレです。
でもクラスタ間でよく見る、いわゆる「日本酒を広めたい」枠内では、ここらへんがフィーチャーされることってないです。そして「日本酒を広めたい」の枠内にある「美味しいものは飲めば理解される」って考えは実は上級者向きと思ってるマンです。
俺はそういう意味での「日本酒を広めたい」は思わないのでこういうイメージ系を勧めますが、そんなことよりもしょーもないマニアを増やしたいので「生きる上で不要な日本酒センサーを広めたい!」と常々思ってます。
もうね、俺くらいのステージになると、もはや何が美味いんだかわかんなくなるんですよね。そこからもう少し先に進んで「美味しいとは何か?」みたいな、そういう哲学めいた戸惑いのステージに皆さんを巻き込みたいんですよ。
だって、俺だけだと寂しいもの…
お前らもワケ分かんなくなれよ!オラッ!