さてここまで歩いたので電車に乗って鬼怒川方面に行きましょうかね。
しかし、すごいアパートがあるの。
デザイナーズアパートといっても差し支えないかっこうよさ。
こういう構造って珍しいと思うんだけど、そもそも昔は珍しい建築ばかりだが。
電車を待っていたけど、来なそうなので歩くことにした。
来そうになったら乗ればいいから歩けるところまで歩くか。(乗れなくなるやつ)
しかしいいですね。
こういう観光地でも何でもないところ。こんな素晴らしい景色を見られるって最高。
はぁ~、来てよかった。
途中、きのこの杜 青空市場っていところがあったので、ちょっと見て行ったらきのこ汁が100円だったので食べた。
写真だとよくわからないけどすごい大盛りできのこもモリモリ入っていた。
100円とは思えない充実度。味も良い。酒飲みたくなるやつ。
ついでにしめじを買ってった。
次の駅。電車無いですね。歩くか。
位置がよく分からないので適当に流します。
ところで今回はあまり旅の目的って無かったんだけど(あるっちゃあるけど)、日光東照宮とか鬼怒川温泉を見て風呂入って帰ろうかなぐらいの感じだった。
下調べしてなかったから酒造があるの知らなかったし、行って気付いたぐらいだったけど、当初の予定の日光東照宮には行かなかったし、予定は変更しまくり。
でもこうやって街を歩いてるだけで楽しいから俺にとってはそれは観光だ。
ローカルスーパーてらぬし。
ここらへんは地形的にちょっと面白くて、てらぬしがある側にも生活圏の道路があり、俺が居る側にも生活圏の道路がある。
それを分断するように鉄道が真ん中を走っているのだ。
向こう側に行くにはこのような階段をおりて高架をくぐっていくしかない。
なんでこんな事になってんだろ?
そんな事を感じながら歩くだけですごく楽しい。
他にもローカルスーパーがちょいちょいあったので見ていったがとても楽しい。
そこにはそこに暮らす人々の生活があるんだよなぁ。
と、どこかの誰かの日常を垣間見るのが俺にとって最高の観光なのです。
そして来た電車に乗って鬼怒川公園辺りで降りた。
そしてまた歩く。歩く歩く。いい景色だの。
そういえば、今回の旅でひとつだけ目的があるのだ。
目的地に向かって歩く歩く。
その目的地とは…このハイセイコー食堂!
マップでこの名前見たときに「とにかく絶対ここでビール飲むぞ!」と思って、そのためだけに日光・鬼怒川方面に来たんだ。他の目的は一切ない。
見てくださいこの素晴らしい看板!誉れ高きハイセイコー!
中に入ってみると、お客さんは結構多かった。
なのでビールを飲みながらゆっくり待つ。
この待ってる時間すら楽しい。
コロナのおかげで窓全開なんだけど、風が通り抜けてすごく気持ちがいい。
こんなんだったらいくらでも待つよね。
ただの豆腐がすごくうまい。
さあ、何食べようか。
赤文字の辛口かつラーメンでも食うか。あと餃子。
お客さんは多いながらも手際良く、ほどなくして餃子が来た。
ビールと餃子、そして通り抜ける風。
もう何も言うことはない、来てよかった。
そしてこれが辛口かつラーメン。
ラーメンにカツが乗ってるの多分生まれて初めて見た。
俺はこれを見るために生まれたのかもしれない。
そんなことを思いつつむしゃぶりつく。
最高。何もかもが最高。
今日はここに来るだけにのために来たが、何の後悔もない。
わりとどうでもいい理由のために時間と金をかけてここまで来るんだ。
そんなことに喜びを感じる。
すっかり腹一杯になった。
いま俺は空腹を満たす以上の満足感で満ち溢れている。
ああ、旅はいい。
それじゃぁ、鬼怒川温泉方面に行ってみようか。
旅よ…
鬼怒川温泉近くにある交通安全看板。
交通事故大根絶
別にこの地域、大根が有名というわけでもなさそうなのだが。
本来の意味の”大”根絶ではなく、大根を絶つみたいな意味に見えてしまわなくもない。
そもそも大根絶という言葉は存在しないはずなんだけどこの無理矢理なダジャレ。
嫌いじゃないぜ。好きでもないが。
調べたらこういうのあったw 鬼怒川関係ないけど。
そしてようやくたどり着いた鬼怒川温泉街を散策。
実を言うと俺は鬼怒川に来たのは初めてである。
色々歩いてみるとかなり寂れていることが分かる。
廃墟状態のホテルや店舗は多く、川沿いの物件というとこからもメンテナンスをするにも中々厳しかろうな…とは思いつつも、この景観を見るとそんなことどうでもいいなっていうぐらいの魅力に溢れている。
都内から一本で行けるしなかなかいいところなんだけども。
むっ!?
ぬぅ…
鬼怒川土産でも見ていくか…
おつまみ (¥140)
鬼怒川温泉のまんなか?らへんに川を横断する橋(ふれあい橋) がある。
鬼ふれあい。
そしてこれが鬼怒川温泉のよく見る景色です。
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こういうのすき。
ふれあいしたので階段登る。
通常だったらもうちょっと人多いのかもしれないなぁ…
そこから少し歩くとちょっとこじゃれた地酒屋があった。
入ってみたらこれまたキレイで角打ちまである。
飲みたかったけど時間が押しそうなのでやめた。
そしてまた一軒めっちゃ魅力的な食堂がある。
たまりませんなぁ~。
そしてここからまたウロウロ。
いつしか17時になっていた。
そろそろ帰るかな~。
道中、夕暮れ間際のかかしたちが俺を見送ってくれた。
そして電車に乗る。
途中で一度降りてローカルスーパーで食材を買い込みまた乗る。
帰りの電車の中は混んでるかと思ったけど、びっくりするぐらい空いてて、俺の居る車両にはもう一人ぐらいしかいなかった。
なので、久しぶりにこれやりましょう。
カップ酒は、旅行中でしたら真っ先に買う必要があります。なぜなら、それがその旅の酒グラスになるからです。 pic.twitter.com/barcVuN2IZ
— congiro (@congiro) 2020年6月20日
うまい!原酒うまい!半額おこわとぼたもちも美味い!
結局、温泉には入らなかったし、日光・鬼怒川は言うほど満喫していないけど、とにかく良かったな。こんな機会でないと380円の株主優待券きっぷは手に入らんのだけど、そうでなかったとしても十分行く価値があるよなぁ。また必ず来よう。
~おまけ編に続く~