豊島~!
「この島でメシ食えたらエエなぁ~」くらいの軽い気持ちで目的のエリア(島の東部)に到達するまでとりあえず走る。
東部の呉市豊浜市民センター豊浜支所/呉広域商工会豊浜あたりに到着。とりあえずそこらへんに車を停める。駐車場らしき駐車場がないけど商工会のところにみんな並べてるから駐車場扱いなのだろう。
地図的にはこのあたり。
なお、この島は他より規模が小さめのためか住所がひとつしか無いのだけど(広島県呉市豊浜町大字豊島)、昔はこのあたりは小野浦と呼ばれていたとのこと。旧地名は登記上残ってないっぽいけど、電柱とか表札とかで残ってるかもしれん。
この通りは災害の復旧なのか道路補修工事が行われとりますね。店はチラッと見る限りだとチョロっとあるかないかってレベルっぽいけど…まぁ歩いて探してみましょうかね。
ぶっちゃけ何かがあるようには見えないのだがー。
しかしこれより我々は驚きの真実を目のあたりにすることとなる!(いや、実際何の情報も持たずだったからね)
ん?役所バイクが超細い路地入ってったぞ?
行くか。
おっ?
うおっ!これはっ!マジか…
実はこのエリアで2時間使いまして、半日で終る目論見は即消えました。範囲自体はそこまで広くないものの、密集っぷりがすごいのです!素晴らしいのです!
というわけでしばし素晴らしき小野浦の路地をご覧くださいませ。
このエリアに関しては全く下調べしてなかったので、この路地に立ち入った瞬間、マジで胸が高鳴りましたね。
しかし先程の上蒲刈島 田戸エリアの様相とはかなり違いますな。高低差も少なく隙間を埋めるような密集感でございます。
この密集のしかたは風除けとかそういう意味合いもあるんかな?
田戸あたりは畑もたくさんあったからああいった感じになるけど、畑を持たないなら密集させておいたほうが効率が良いとかあるのかもしれないね~。
小野浦キャッツ
どうやら俺に飽きたらしい。
昇ってはいけません。
ってことは結構『昇ら』れているんでしょうね。
ところで、この辺歩いているとちょっといい匂いがしてきましたね。
回り込んでみると鉄板焼きの店『御食事処マリちゃん』を発見!
引き寄せられるように入店いたしました。
これは食べねばならんよな!
お好み焼きを注文。
お客さんは俺以外常連さん。
マリちゃんと思わしき奥さんは鉄板焼き作り終わったら常連テーブルで会話に花を咲かさております。これが豊島の日常風景。この地域の日常に入らせていただいた感を享受しながら頂くお好み焼きは最高!あー、来て良かった。
そば入りのお好み焼きはうまいし、最高!
帰り間際、マリちゃんと思わしき奥さんが帰りの橋が無料になる補助券のことを教えてくれまして。
このステッカー貼られているところで1000円以上使うと、安芸灘大橋の帰りの券あるいは証明書(というか領収書だが、それを特定施設に持っていくと券くれる)がもらえるのです。
いや~、ごちそうさまでした。また食べに来たいですね。
さて、路地散策再開!
単純な観光地ももちろん良いんだけど、こういう生活のにおいがあるところって人々の営みを感じられて好きなのです。
お、木の電柱!そして小野浦表記を発見!
お~!(えも言われぬ感慨にふける)
たばこ屋のある風景。
ショーウインドウには誰かの写真。
たばこ屋以外にも米を売る商店、理髪店などがあったようだ。
そして最後に見た路地には洋品店が。
洋服直しもやってくれるのだろう。使い込まれたシンガーのミシンが。
先程の集落を抜け次の島への橋をスルーしてちょっと先あたりまで行ってみる。
海沿いに祠が2つ。
おそらく現在補修作業を行ってる側も以前はこういう風景だったのかもしれない。
これにて豊島散策終了。
集落こそ小さいながらも密度がとても濃く生活感もあり、ここに来れて本当に良かったと思える時間でしたね。次来たときはもっと買い物とかしたい。
ちなみに豊島には一軒だけ宿泊施設があるもよう。
次はおそらく今回のツアーのメインとなるのではないかと思われる大崎下島に渡りますよ。楽しみですね!
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