オッス!久々の単独レビューやな!
今回は最近スーパーでよく見かける菊正宗の『香りたつ、糖質70%オフ。』でございます!糖質70%OFF!銘酒好きが買わないやつ!
いや、なんかね、効能とか成分謳う系はウザいアピールが通常なのに妙にシンプルなパッケージと、それに加え「そういやノンアルなんちゃって清酒(もはや酒ではない)は飲んだことあるけど、糖質オフのは飲んだことねーな…」っつー理由で購入してみましたよ。
まぁマズかったらなんかで割ればいいしー。
まずは冷やしておいたやつそのまま飲む。
第一印象。
「お?なんか獺祭に似てない?」
いや、なんつーか、同社のギンパック飲んだことない人が飲んだら「獺祭の薄いやつかな?」って思ってもおかしくないかもしれん。俺が思ったから2000万人はそう思うだろう。ギンパック飲んだことある人はそれのライト版みたいに感じるのでは。ギンパック自体ライトだけど更にライト。
糖質オフになることでまぁ普通に考えて甘さが減るんやろね。たしかに甘みは比較して少ないかもしれん。じゃーその事があからさまなマイナスになってるか?っつーとそんなことは全く無くて、他の要素の調整によってバランスの良い甘さになってるわけですよ。
結果、糖質オフというお題目を掲げた上でキッチリ飲める酒になってるわけですな。
マニアじゃなかったら普通に美味しいんじゃない?
マニアな諸兄には、状況次第orあまり気にしなきゃ「うまいのでは?」まであるかもかも。
温度帯はもいろいろ試してみたけど、冷たいの・常温・燗して即飲みあたりがベターかな?燗が冷めると砂糖水っぽくなるので燗冷ましは良くない。
しかしなんつーの、これはこれで新時代を感じるものよな〜。
この手のは「そこまでして飲むものじゃない」ってのが多かったけど、これに関してはそんなことはない。想定しているであろうターゲットのニーズには十二分に答えられてると思うし、ひょっとすると無関心層のニーズを引き出す可能性すらややあるのでは?とか思った。知らんけど。
銘酒好きが好んで飲むようなもんじゃないだろうけど、確かなニーズは感じるわ。
- 多くの味はいらない
- アルコール感はあまり要らない(アルコールが要らないわけではない)
- スッキリ飲みたい
- 「糖質オフだから飲んでも大丈夫!」というエクスキューズが欲しい
というニーズな。
残念ながら俺はターゲットから大いに外れちゃってるから今後また買いますか?言われても買わんと思うけど。例えるなら、普通乗用車を求めてる人が軽トラを買わない程度のレベルの意味合いですが。(だから俺は菊正宗は本醸造とか純米を買っとるわけですが)
そしてこれは新時代の淡麗辛口の形でもあるな~とも感じるね。
飲みにくいとする要素は(炭味とかに異常にこだわるマニアでもない限り)一切無いと言っていい。こだわるマニアはたぶん「薄苦くね?」て言うかも。(言った)
それにしてもよくできてますよ。
大手の大手らしさをスゲー感じたね。
あ、でもマニアの諸兄は必要車種の違い的意味でアレやと思うのでそのへん察してな。
じゃ!
香りたつ、糖質70%オフ ブランドサイト|菊正宗~生酛(生もと)で辛口はうまくなる。~