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酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

誰が消費をするのか?

※画像と内容は無関係

◆(完全保存版)都道府県別、日本酒の味わい特徴まとめ
http://www.nomooo.jp/column/sake-todoufuken/
まずはこれを読んでもらおう。
『淡麗甘口』『淡麗辛口』『濃醇甘口』『濃醇辛口』という、たった4つの分類で各都道府県の酒の特色を示した図ですな。


これに対して結構な批判が出ているという。
そうなんか。



ところで俺はこの記事をハッキリと好意的に見ている。
何故かっつーと、実際に分類して何となく興味を持たせやすい形状で発表してるからだ。
あと、俺がそもそも『(法を犯さない限りは)発信した情報が結果的に正しくなくても構わない』という立場をとっているからっつーのもあるけどな。



もちろん、この記事に対する批判は大いにあっていいだろう。
この分類には無理があるし、精度で見ればしょーもない記事と思う。
だから消費者立場の側がこれに対してケチをつけるのはいい。どんどんやれば良いと思う。
それが消費者の特権だからな。
だが、提供側が言うのはちょっと違うんじゃねーか?とも思う。
(いや、盛り上げ的な意味合いにおいてはどんどん言ってもいいけど)
「作れません、だけど口は出します!」この考えが許されるのは消費者までなの!
提供側の仕事は提供なんだよ。
批判そのものが業界の為を思ったことが起因になっているなら、それはお門違いだ。
だったらそう思った人が読まれる正しい記事を発表すればいいだけのことだ。
そしてそれをしないし出来ないというならばそれはただのやっかみだ。
だけど「個人的にムカつく!」これは正しい!
だって個人的にムカついたなら生理的なモンだしな!しゃーないしゃーない!


ところで、実際にこの記事から広がるシェアもあると思うんだけど、提供側は巡り巡っていつしかそれを享受することになるわけですよ。
それを享受する立場が批判だけで果たしてええんですか?って。
お前らそもそも興味無い層に対する働きかけやっとらんやん?
やっとるつもりかも知れんけど、まず届いとらんやん?
「誤解が広がる」という意見は確かにあるけど、まず一般の『興味無い層』はその前の興味段階にも足踏み入れてないからね。誤解するよりまず無関心。
で、この図は明らかにそういう『興味無い層』に向けて書いてある。
で、批判している側の提供側はどうかっていうと、とにかくこういう記事出さない。
出してもえらく専門的で、やっぱり『興味ある層』向けにしか書けていない。
確かに今回の記事は超ザル精度の記事でしょーもないとは言える。
でも着眼点は素晴らしいと思うよ。
とにかく、分類ってのは結構見てもらいやすいコンテンツなんですよ。


では、日本酒業界がこういうような指標、しかも正しいものを作って目につく形で発表できるか?っていうと無理なんです。無理なんですよ!
だって今の今まで作れてないじゃん?
だから「つくれません!」ってこと証明してるんだよ。
こういう(間違っていようが)分かりやすいものを作ろうって気概は基本的に業界には無いんですよ。
そこら辺の情報を出してくるのは基本的にしがらみのないどっぷり浸かっていない層なんですよ。
そんなに気にくわねーなら一緒にコラボしてなんかやったらいいんじゃないですかね?
大抵において反目している立場の人ってのは別の能力を持ってるから、『正しい知識』と『思わず見たくなる』が共有できるようになるかも知れんぜ?
そもそもこういう記事受けてのカウンター記事すら書こうともしない業界はやっぱ口出しできるレベルではないんよ。
誤解が広がるのが困るなら正しくも面白い啓蒙でもやればええやろ。


いやね、別に「ケチつけるならお前がイチからやれ!」とは言わんよ。大変やし。
そうじゃなくて、折角だから盛り上がってる最中にこれの改訂版出せばええやんけって思うわけよ。
まるっとパクッていいから(良かねーが)一番広げたい層にちょっとでも興味持たせる内容のもの作って出せばいいんじゃないの?
そしてな、するならもっと簡単でいいと思うのよ。
『淡麗』『濃醇』『甘口』『辛口』という言葉すら使わないでもっとわかり易い言葉。
青森県→りんごっぽい
広島県→ガツン
新潟県→スイスイ
そんなんでいいんじゃねーの?
興味が無い層が知りたいのは、詳しい分類や説明じゃなくて「あー、そういうとこあるよね」とか「違わね?」みたいな共感・反共感から生まれる関心くらいと思ってるのよね。
だから俺は『興味無い層』にはこんくらいで良いんじゃない?って思ってる。
真剣に見て興味持てばそっからは自分で判断していくだろうし。
そこで間違ってるって判断すればそれはそれでいいことだし。


そして飲食店や酒販業においてはよ、この記事コピペして自分なりの解釈で書き直してどっかに貼っとけば、興味無い層が興味持つきっかけになると思うデ?
「へー!○○県のは"ぶっ濃い"んだ〜!じゃあ、それひとつください!」
「あいよ〜!ウチにある超ぶっ濃いの出しますよ〜!」
「私、△△県なんだけど、ここに"キレキレ!"って書いてる以外のお酒ってのもあるんですか?」
「(わざとヒソヒソ声で)実は…あるんですよ!ちょっと試してみますか?」
こういう厚顔さが欲しいんですよ。酒業界には。



界隈の人たちが(結果的に)徒党組んだ状態になって特定の発言にケチつける行動は、それ自体が興味無い層への牽制になると俺は思っとるよ。
「正しい理解でしっかりと分かってもらいたい」
それはわかる。とてもわかる。
だが、ひょっとすると入口となりうる部分を攻撃しちゃおらんか?ってことですよ。




ところでこの件見て思い出したのは、別件だけど素晴らしくオチのついたこれだったな。


先日、為末大が発言したこれ。
https://twitter.com/daijapan/status/512734180128468993
それに対して「今、夢の続きを見てる人が冷めます。ほっといて貰えますか」は名言だった。
https://twitter.com/ppppeachi/status/513137592145965057
そして決定的だったのがこれだ。
http://blog.goope.jp/?eid=402
為末大の発言から始まったこの流れは、結果的には日本のヒップホップの理解を深めるきっかけとなった。
日本のヒップホップに興味のなかった俺も「へ〜!こんなのあるんだ〜!」って関心を持って、実際にそこから聴き始めたものもあるからな。



だから、今回のは良いきっかけなんで、これを火種としてもっと膨らませ!利用しろ!とか思うわけですよ。
っつーかアレよね、定期的に『為末大システム』を発動させられるような成熟した文化を日本酒業界も持てるようになればいいですね。


それをマッチポンプっていうんですけどもね。ハハハッ!




【追記】
本心で言えばもっと大荒れになると面白いなぁと思っているので、これからもNOMOOOの大活躍を期待しております。