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金冠黒松・日下無双 〜村重酒造の会〜 レポート


金冠黒松・日下無双 〜村重酒造の会〜
(in清澄白河 清澄庭園 涼亭)

この会を、11月1日(土)13:30から行ったのでそのレポート。



当日はあいにく?の雨。

いやいや、これは涙雨なのよ?ていうか、涼亭は雨こそ映えるだろ?だから雨でいいんだよ。



まずは準備だ!最初に写真撮影用に瓶をズラっと並べますよ!


左からドーン!

う〜ん、美しい。


右からドーン!

ウハハ!壮観やで!


中央から。

持っていったのは以下の32本!(順に左から)

  • 金冠黒松 純米吟醸 無濾過原酒
  • 日下無双 純米大吟醸酒おりがらみ
  • 日下無双 純米酒おりがらみ
  • 日下無双 純米大吟醸酒
  • 日下無双 純米酒
  • 日下無双 純米酒 ひやおろし
  • 金冠黒松 スパークリング生酒
  • 金冠黒松 協会八號酵母80% 25BY
  • 金冠黒松 協会八號酵母80% 25BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母80% 原酒
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 25BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 24BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 23BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 22BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 21BY(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 20BY
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 19BY
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 22BY(生:開栓後大放置品)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 24BY おりがらみ(生)
  • 金冠黒松 協会八號酵母60% 23BY おりがらみ(生)
  • 金冠黒松 純米酒 ひやおろし
  • 金冠黒松 純米酒
  • 金冠黒松 特選
  • 金冠黒松 上撰
  • 金冠黒松 佳撰
  • 村重 純米吟醸酒
  • むらしげ 本醸造酒
  • 感極まる 純米酒(パック)
  • 金冠黒松 佳撰(パック)
  • 金冠黒松 佳撰(パック:開栓後大放置品)
  • Joker
  • 姿麗人

それに加え、一升瓶で仕込み水6本。つまり38本w
う〜ん、しかし、よくこんなに人力で持ってきたよなぁ…と、しみじみ。


とまぁ、感慨に浸るのはほどほどにして、まずは日下無双 純米大吟醸&日下無双 純米大吟醸おりがらみで乾杯!そのあとは参加者好きなように飲んでくださいということでフリータイム!


参加者の方々、和気藹々と飲まれる方、自分好みのを探そうと端から端までダーっと飲まれる方、八号垂直をガチ利きしてる方、食べ物とのマッチングを試す方、いろいろな感じで楽しんでおりましたね。
俺もこれだけ集めたとはいえ、実際には全部を口にしているわけではなかったので、都内ではまずお目に掛かれないパック酒とか特撰・上撰・佳撰あたりのレギュラーラインを中心に結構飲みましたけど、いや〜これがまた旨いこと。
ここら辺も普通に都内にあったら俺大喜びなんですけどね。


単体で言えばこれが旨いあれが美味いってあるんだけど、食べ物によって向きが出てくるので、これだけあれば必ず「どの酒が合う!」ってのは見つかるわけでございますよ。
そういった意味でも(自己)満足度がかなり高い会でしたな。


今回特にユニークだな〜って思ったのは、栗きんとんと上撰・佳撰のマッチング!
俺は普段、和菓子には焼酎を合わせて食べることがすごく多いわけです。
それはというのも、焼酎のドライ感と和菓子の甘さの相乗効果があってですね。
日本酒はどうしてもそれそのものに複雑な味があったりするので、和菓子と合わせても「まぁ、合わんことはないけども…」てのが多いわけですよ。
ところがですよ、上撰・佳撰は他特定名称酒に較べると複雑な味わいではないから、和菓子とかの受け入れ態勢がかなりあるというか。いやこれ単純にウマいっす。


そんで、これは俺が好きな飲み方を参加者の方々に試してもらったもの。

普通酒でも特に糖類の入っているものなどはこうやって飲むと面白いということで。
首をかしげる方ももちろん居たがw、結構いいね!って方も居た。
こうやって飲むのも楽しいのです。
過去にはこういうことをやったりしとりましたね。
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20140314/1394761370
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20130808/1375928552
ま、自分が楽しかったらええんですよ?
俺はそれを人に押し付けるんだがな!ハハハ!


参加者の方々の持ってきた食い物も結構な幅広さで、マッチングの妙みたいなのを探すのも楽しい。いや〜、しかし楽しい。楽しすぎる。


会の終盤あたりで、涼亭を通りかかったフランス人老夫婦が中をのぞいてたので、折角なので「飲みませんか?」と言ったら喜んで入ってきた。
「ニホンシュスキナンデス」という奥さん、「アッタカイサケスキデース!」って分かる発言をしたので、八号の原酒の加水燗を飲ませた。イキナリこんなエキセントリックなやつでええんかw
ところで、奥さんは日下無双 純米大吟醸 おりがらみが気に入っていた模様。
もちろん、今回の資料も渡したぜ〜!フランスに戻ったら広めろ〜!!!
すごくどうでもいい情報だが、そのフランス人夫妻は後で聞いたら夫婦ではなかったらしく、ただの恋仲とかw


というわけで、会は恙無く終了。
多くの人に俺の好きな村重酒造の酒を知ってもらうことを目的とした会だったので、そういう意味でも大成功だったんじゃないだろうか。


最後に縁側に並べてみる。

う〜ん、我ながら素晴らしいというか凄まじい。
そこそこ空になったので、帰りはちょっと楽になった。



そんで、今回も村重酒造さまより送られてきた資料とは別に、俺が作った資料も参加者に配ったので、その内容をアップしておきますよ。
◆資料その1

◆資料その2

今回の資料は前回の流用・引用も多かったし、蔵に直接聞いたことを書いてたりするんで、割とすぐ出来ましたよ。


というわけで、参加者してくださった皆さん、どうもありがとうございました!
皆さんの協力なくしてこの会の成功は無かった。
本当にありがとうございます!!!



【超個人的なことですが】
ところでこの会について、会の最中には特に参加者に伝える事は無かったし、書くかどうか迷ったけど書かせていただきます。
今回の目的は俺のコレクション開放というのは建前で、本当は違う意味がありました。
何度も一緒に飲んで、11月にも一緒に飲む約束をしていた俺の大好きな蔵人であり友人である浦野さんが先月、早くもこの世を去ってしまいました。
俺は「11月に飲みましょう!」という約束を果たすことと、俺なりの追悼の意をこめて急遽この会を開くことを決定しました。
俺が出来ることはせいぜいこれくらいしかないのだけど、少しでも多くの人に浦野さんの関わった酒を知ってもらうことが出来たのならば、ちょっとは意味があったのではないかと。
本当に自己満足でしかないのだけど、この会を開催できたことは良かったと思う。
そして、こんなことを言うのはいまさらだけど、本当は存命中にこの会が出来れば良かった。


この時期にこの会を開催することを快諾していただいた上、多くの面で協力までしてくださいました村重酒造の方々には感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございます。



そして、この会の成功を故・浦野龍也様に捧げます。


どうか安らかにおやすみください。