あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

【先日の続き】Amazon参入による酒販店の未来、っていうかそれっぽい話

日本酒の未来をテーマに書くつもりだったけど、壮大過ぎて書けんかった。
とりあえず、今日はこれで。

※画像と内容は無関係

先日、このエントリでAmazonが酒を扱うことについてちょっと書いた。
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20140408/1396924081


今日はそれの続き。
Amazonが酒を扱うことについて。そして酒販店についてちょっと書く。


とりあえず、これ見てくれ。
 ↓
◆ついに「アマゾン」酒類直販は何を“ぶっ壊す”か
http://www.gruri.jp/topics/14/04251800/
俺の感想でしか無いけど、まず今のところ特に酒業界にとって脅威ではないと俺は思っている。あくまで今のところね。
競合しているのはカクヤスを代表するような『浅く広く多く』をスタイルとする酒販店になるわけだけど、カクヤスにとっては今のところやはり脅威でもなんでもないと思う。
それどころかカクヤスは、この機に優位性をアピールする事が可能だろう。


なぜなら、カクヤスは電話注文できるし、配達は即時だし(ワリと)、空き瓶持ってってくれるし。
もうこれだけAmazonにはできっこない事を3つもやっておるわけですよ。
もちろん配送は無料だぞ!
俺はウィルキンソン瓶を注文する時にさんざん利用したぜ。


ただ、アマゾンがカクヤスを模倣する事業展開を始めたり、まさかのカクヤス買収なんかやったりすると世界は一変する。
そうなったらマジ終了。競合しないと思われていたセレクト系地酒屋も震えあがることだろうよ。
っていうかこれはむしろビックかヨドバシが考えそうだけども。



ここで、Amazonの梱包を見てくれ。(URLクリック)


これだけでかなり特別感がある。人にあげるのにも最高!安心のAmazonブランド!w
これでセレクト系の特定名称酒あたりが梱包も送料も無料とかになったら、さぁ大変!
酒蔵はセレクト系酒屋への卸よりもこちらを重視するようになるかもしれない。



ところで、そこらへんの酒屋はどうやって食ってるのか?だけど。
もうこれは大部分が飲食店への配達で食ってます。
特にセレクト系ではない、いつ行っても客が居ない酒屋なんかはそれが生命線でして。
だから繋がりが大切で、それが切れるともう食えない。
近所の人達が買ってくれる1本1本も超大事だけど、それだけで食っていくだけ稼ぐとなるとすごく大変。
配達で食っているのに配達で食えなくなるから酒屋は廃業したりコンビニ化したりする。
セレクト系酒屋などは独自のチョイスによる優位性があるわけだけど、それでもやっぱ配達が占める割合ってものすごく多くてね。
んで、そのセレクト部分も仮に大資本が参入するようなことがあったら、それこそ小さなセレクト系酒屋はもう『物語』を売ることしかできなくなったりするかもしれない。


でもまぁ、飲食店への配達ってのは、Amazonの配達みたいに「特定の時間帯に来ますよ!だから居てね!」ってのではなくてちゃんと飲食店向けに特化しててね。
居酒屋とかスナックとかから合鍵貰うじゃん。
んで、営業していない時間帯に持って行って鍵開けて所定の場所に酒置いていくわけですよ。場合によっては冷蔵庫に入れたりしてな。(それ以外にもあるけどこれはやってる事の一部な)
そういう痒いところに手が届くちょっとした御用聞きみたいなことで酒屋は食ってます。
だから、『Amazonが酒の配送始めた=酒屋終了』というわけではないです。
ただまぁ、最近は飲食店も経費削減で1円でも安い酒屋から仕入れようとするじゃん?
そうすると、「痒いところはいいから自分でやる!」って自ら安いところに仕入れに行く店が増えるわけですよ。
そうなるとスーパーとかディスカウントストアに行ったりね。
そもそもね、スーパーとかディスカウントストアってたまに問屋の仕入れよりも安値で売ってたりするもんだからね。酒屋もスーパーで大量買いしたりすることがあるわけですよ。
だから今現在の話で言えば脅威はAmazonではないです。
でも、若い世代の飲食店は近い将来Amazonを積極的に利用する日が来るかもしれないね。
なんせ、知名度が抜群だからね。
酒屋が何処にあるのか知らん人でも、Amazonがあるのは知ってるからな。



というわけで、今のAmazonのままだと何処が割りを食うのかはあまりわからない。
今のままだったら何処も割りを食わないんではなかろうか?
何処かのシェアをバクバク食ってるというよりも、薄〜く広〜く食ってるか、もしくは0層取り込みになってるかも知れん。
そもそもお前ら街の酒屋とかには元々行かんでしょ?だからそれはシェア食いではないのよ。
でもいつか本気出す日が来るかも知れんね。
そうなったら酒問屋と街の小さな酒屋はギッタンギッタンにやられてしまうかもしれんけど。
でも、Amazonもあんまり儲からんなと判断したら本気出す前に撤退するかも知れんけどな。



◆LOHACOも酒類強化 ー アスクル酒類販売会社買収
http://shopping-tribe.com/news/5619/
これはあんまり話題にはならんかったけど、こういうニュースもありましたな。


◆酒屋てもう時代遅れだよなぁ
http://oryouri.2chblog.jp/archives/8324615.html
ここに書いてあるのはいわゆる個人のセレクト系でない酒屋の真実ですな。
Amazonよりもコンビニが脅威で、規制緩和の時は酒屋バコバコ潰れた。超潰れた。
酒屋がコンビニになった所は結構あって、そういう所は若干酒の種類が多かったりする。
ポプラとかヤマザキデイリーストアとかでは割とそういうの見かける。



で、俺らはどこで酒を買うべしか?ということだけど、これは買いたいものを売ってる店という答えしか出てきませんね。「地元を守るために地元の小さいところで買う!」っていう答えも人によってはあるかもだけど、まぁ殆ど無駄な努力です。
これについては次回(いつかわからんけど)書く予定。
酒だけの話じゃないから、テーマがでかすぎて全くまとまらんのよ。


じゃな。