滋賀県は高島市マキノ町の吉田酒造の造る日本酒ですな。
これは一昨年の年末に直接蔵で買ったものですな。
先週から普通酒祭りやってたから、これ買ってたのに気づいた。
どこに置いたのか忘れてしまって探すのに時間かかった。
普通酒にしては珍しく精米歩合などが書いてあります。
さて、味。
うめー!これは古酒混ぜですな。
バランスよく混ざってて、日常酒には調度よい酸味と熟成がとても良い感じです。
温度は高めでも良さそう。
というか、普通酒なのでアルコール感楽しむために思いっきり上げるのもいいんではないかと。
40〜70度やってみたけど、高いなら高いなりにカーっとくるアルコール感に奥からくる熟成感がいいっすな。
ピンでじっくり飲むと目立つ粗もあるかもしれんが、やっぱ普通酒ってのは日常の食と共にあるわけでして。
メシ食いながらゆる〜くに飲むにはこのくらいが丁度いいんじゃないかと思う次第でございます。
このレベルの酒が地元人はフツーに飲めるので、それはやっぱ幸せなことやと思いますね。
これは2年前のエントリの菊姫 姫とも張るんじゃないでしょうかね?
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20120515/1337044930
安ウマです。ええですね。大好きです。
ところで古酒を普通酒に混ぜる蔵は全国にいくつかあるんだけど、大体はとある事情(しかも蔵にとっては望ましくない理由)でそうしてるトコが多くてですね。
でも、消費者的には(ていうか俺的には)明らかに古酒混ぜの方が美味しく飲めるのでありがたいわけですよ。
フツーに造ってたら普通酒ってそこまで太くはならんと思うので。
竹生嶋に関しては、売れてもこの路線突き進んでくれると(主に俺は)嬉しいです。
【2014/04/02追記】
上記までが普通酒祭り用に急いだやっつけ文だったから追記。
数日置きながらちまちま飲んでいる。
これは、古酒部分が無かったとしても米感は結構あるんではなかろうか。
普通酒としてはかなりボディを感じる。
試しに思いっきり温度上げたやつを飲まずに一日冷蔵庫で冷やして、それからまた燗して思いっきり温度上げたんだけど全然崩れなかった。
この酒はちょっとマニア向けな感じはするんだけど、俺にはジャストだ。
古酒混ぜではない普通酒は飲んでないから断言しづらいけど、それを取っ払ったと想像して飲んでもふっくらしたベースは感じる。
これはやっぱ旨い。美味いではなく旨い。いや、マジで。
同日エントリの中乗さんと同時に飲むと、普通酒という舞台は同じなのに演じていることが違う感じでおもろいです。
あっちが『美味い』なら、こっちは『旨い』ってそんな感じ。
やっぱね、レギュラーで本気を出してる蔵は他の酒にも興味が出るわけですよ。
これからも追い続ける予定でございます。