あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

日本酒販売のアプローチとして正しくないもの

※画像と内容は無関係

  • 日本酒の消費量低迷をアオリとしてしまっているもの
  • 日本酒苦手な人でも飲めると言ってしまっているもの

この2つが白眉です。


いや〜、この2つを大黒柱としちゃってる提供者は馬鹿なんですかね?
この二大巨頭のどちらかをメインとして掲げている商品に関して言えば、正直飲むに値するものはありません。
だって、そんなもん消費者になんのメリットも無いじゃない?実際。



特に前者!
日本酒蔵がバコバコ潰れていることを憂いて何か伝えようとしている気持ちは分かるんですよ。
たしかに俺も日本酒蔵には潰れてほしくないとは思ってるよ。
でもそれって、結局はどの業界でも一緒じゃない?
近所のラーメン屋が客居ないから潰れましたっていうのと同じなのよ。
違うとしたら、建造物によっては歴史的価値があったりするとかってことくらい。


結局は『潰れそうだから買ってネ☆彡』みたいな消極的なアプローチでしかなく、人々に伝播させるのには何の訴求性も無いという結論になってしまうんじゃないかと思うのですよ。
とりあえずね、自分らの核としてそういう思いを持つ分には良いですけども、危機感をアピール要素として前面にそして全面に出さないことが肝要だと思うのです。


結局のところですよ、なぜ危機に面しているのかというとですよ、人々がそれに興味を失ってしまったからでしょ?
興味を失ったものへのアプローチが『無くなるから飲んで!』っていうのは、いささか安易な逃げの一手でしかないじゃない。
じゃあ、どうやったら打開できる?って、そういう考えが全く欠如してるじゃん。


例えば「木彫りの熊がもう造り手もいなくて危機です」と言われたら、あなたは買いますか?そういう話になってしまうのですよ。
人がそこに何らかの熱量を感じ取れるようなものでないと、発表会レベルで終わってしまうのよね。


危機であることは、人々にとって不要の烙印を押された結果です。
それを必要と思わせるために大切なこととはなにか?
それを考えずに「私が危ないです助けて!」ってなんやの?って。


自らの価値をアピールせずして成功なんざありえねーよ!
「就職活動に失敗し続けたので助けてください!」
なんかそういう風にも見えてしまうのよね。




では次!後者。
ま、これに関しては前者ほどではないし、状況にもよるから一概には言えないけど。
『日本酒苦手な人でも飲めると言ってしまっているもの』
これを第三者が紹介するときの主題・副題としている分は理解できる。多分俺もやる。
しかしよ、提供側がこれを主題として言ってはイカンぜ。
究極的なことを言えば、「だったら日本酒飲まなくてもいいじゃん?」って思うわけですよ。
でさ、そこら辺に位置づけされる日本酒ってさ、『苦手とされている日本酒』との接点がほとんど無くないかい?しかもなんか妙に高かったりするしよ。
飲みやすかろうが買いにくかったら意味無いじゃん!
結局はそのもの自体が飲むに値する、美味しいもの、飲んでて楽しいものである必要があると思うのよ。
現状はただ飲みやすいだけってのが多い。単純に美味いの造ってくれよ。
日本酒って言葉にとらわれる必要も無いんだよ!


しかもな、日本酒苦手な人でも飲める日本酒みたいに言ってもさ、それで営業面で成功してるのってそこまで無いでしょ?すず音と澪くらいじゃないの?
だったら今までの日本酒で美味しいやつを売り込めばいいじゃねーかよ。
そのな、苦手な人でも飲める日本酒は果たしてお前が造りたかった日本酒なのか?とな。
いや、もちろん、新たな可能性を求めて今までと違うタイプの日本酒を造っている過程で、売り文句が「苦手な人でも飲める」みたいなのだったら理解は出来る。
だけどな、言葉から先にあるようなものはきっと違うと思うぜ。



【脱線→】
だから何度も俺は褒めているが、川鶴のさぬきくらうでぃは偉い!
単体で美味い!俺アホみたいに飲んだよ。
これは「飲みやすいよ?」とか「苦手な人でもだいじょうぶ!」じゃなくて単純に美味いの。
そのうえ確実に日本酒であるのよ。
これはもっと評価されていいぞ。
観音寺市は市の特産品としてもっと推していい。
カレーに合う日本酒とか色々考えたって、相互に美味さを楽しめるものでこれ超えるの現状無いから。
あとついでに一ノ蔵ひめぜんも素晴らしいですね。もっと売ってください。ラベルは変えたほうがいいような気がします。埋もれてます。
【←脱線】



まー、どうでもいいんだけどよ、結論として言えることは何かっていうとだ。
俺は『消極性を積極的にアピールする提供者が嫌い』ということですね。
特に前者!自己憐憫とかクズじゃ!
お前らの都合を消費者に押し付けるんじゃないよ!バーカ!



まずは自らの魅力を積極的にアピールしろや!


以上!



〜おわり〜