あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

TPPとかFTAとかで酒はどうなるかね?

※画像と内容は無関係

酒 関税ゼロで晩酌変わる?(TBS系(JNN))
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20131003-00000043-jnn-bus_all
もしそうなったらこれはかなり凄いことですな。


俺みたいに世の中の動きに疎い、世界経済も良く知らん者が適当に想像してみます。


まず、本文ではこうありますな。

現在、輸入ワインに課される関税は最低でも1リットルあたり67円。これが撤廃されれば、TPP域内の強力なワイン産地の競争力が増し、国内のワインメーカーは大きな打撃を受けると見られています。逆に、関税撤廃に商機を見出しているのは国内の日本酒メーカーです。

俺はどう考えているかっつーと。
まず、国内大手の安ワインはダメージ大。中小のワインメーカーはたぶんチャンス。
いまですら安いのにさらに安い高品質のワインが外からバカバカ入ってくるから、いままでより裾野が一気に拡大する可能性がある。
ワイン置いてなかったそこらの定食屋ですらワイン置き始めるかもしれない。
しょうが焼き定食とワイン飲んで850円とかだったら飲むだろ?
そんなことになったら、いままでワインを飲まなかった人にワインが身近な飲み物だっていう認知される機会が増える。
パイがでかくなれば国内産も戦略次第では十分に戦えるんじゃないかな?
単純に外国産と張り合うために値段下げようとしてもまずコケると思うけど、ここで高級路線のブランドを確立できればどんなに高くても売れるだろう。
やりようによっては小さいワイナリーほど国内での希少価値が上がるかもしれない。
そういう意味では中小の国内産ワイナリーはまたとないチャンスじゃないかと思います。
もちろん美味いことが前提ではあるけどな。
大手は知らん。大手は大手なりの知恵をもって何とかするだろう。



では、逆に日本酒だけど。
う〜ん、俺は実はそこまでチャンスとは見ていない。
大きな蔵はチャンスだと思うけど、小さな蔵は結構厳しいんじゃないかな?
海外での裾野は確かに増えるんだろうけど、結局は売りに行かなきゃ売れないのよね。
しかも、日本語の通じない海外にどうやって魅力を伝えるか?
いま既に海外でうまいことブランド化戦略をやってて高品質のものを安定供給できてるところ(梵とか獺祭とか)はそれこそ一気呵成とばかりに伸びるだろうけど、地方の小さい蔵とかは別にたいしてチャンスでもない。
結局は営業が居ないから、誰かに頼まざるをえなくなるわけで、そこで変なブローカーが暗躍したりすると、売り場が増えるってだけで取り分は増えないかもしれない。
その上で、実際に海外で売れるかどうかってのはまったく分からない。
ひょっとしたら売れるかもしれない。だけど、ずっと売れるかどうかなんて分からない。
そのうちに国内流通分が足りなくなって、国内での注目度が下がって、そんで何年も経ったころに日本酒の魅力に取り付かれた外国人が現地で酒を造り始め、それが一般流通したりすると海外でブランドを築き上げられなかった蔵の酒は国内外で行き場を失うかもしれん。
ま、そういう考えもありますよ、と。


でも、ちゃんと計画立ててやれば何とかなると思うけどな。


長くなるので今回はこの辺で(飽きた)。
じゃな。