あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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日本酒は誰のもの?

※画像と内容は無関係

「日本酒は誰のもの?」


これはきっと消費者じゃなくて、権威のものです。
具体的に言うと、酒類総合研究所(鑑評会)とか各県の酒造組合とかモンドセレクションとかなんかよくわからんけどそういうのだよ。


もちろんのことだけど、それらが悪いとは思ってない。
ただちょっと嫉妬心はあるよね。
「俺らが褒めても喜ばないのに、こんなクローズドな賞貰って喜んじゃってムキー!」て。
ま、確かにさ、烏合の衆に認められるより、権威に認められたほうが圧倒的に嬉しいのはわかるけどさ。


ただ、俺のような俗物的な消費者が単純に思うことは、これが購入の動機にどれくらいなってるのか?ってことなんだよね。
ちょっとはなっていると思うけど、そもそも鑑評会自体がさ、一般の人は全く知りもしないじゃない?
全国酒類コンクール(全日本国際酒類振興会主催)は一般扱いされてるみたいだけど、結局は専門家のものだしな。
ま、ストイックなものが多そうだから、蔵的には「それで賞を取って→売り上げアップだ!」とはきっと考えてないと思うけど。
蔵からすると己への挑戦的なものがあるのかもしれない。


だけどさ、もうちょっと俺らに近いところで、大規模でド派手なコンテストみたいなのあっても良いな〜って思うのよ。
鑑評会はよくF1とかに例えられるけどさ、レースってF1だけじゃないじゃん。
もっと一般に近いようなドラッグレースとかあってもいいじゃん。
いや、あるとは思うんだけど、数と規模が足らんのよね。


じゃあさ、ひやおろしで例えようや。
ひやおろし』というテーマでさ、「いつからいつまでに造ったものをいつからいつまで貯蔵したものを出品該当とする。」みたいなルール決めるじゃん。
そんでさ、いろんな状況に合わせた賞作ってさ、そんで全国大会やって、その年のチャンピョンとか決めたりするのよ。
なんとなくこんな感じで。

  • 冷たい部門(-5〜5度)
  • 常温部門(20〜30度)
  • 燗部門(45度以上)
  • コストパフォーマンス部門
  • 一般投票部門
  • 専門家投票部門
  • 総合
  • etc

恐らくだけど、俺らが見たことも聞いたこともないような蔵が上位に入ったりするぜ。
ブラインドでしがらみなくやればそういうことも多々あると思うのよ。
そういうのって面白いじゃない。


もちろんさ、一度に一箇所に集めたってそんなに飲めっこ無いからさ、地方予選から始まってさ、要するに甲子園みたいなもんよね。
そういうのをさ、ひやおろしだけでなく、新酒だったり熟成系だったりでいろいろやるのよ。
で、新酒は○○県で決勝、熟成酒は△△県で決勝とかいろんな地方都市にこういうの割り当てて聖地化しちゃうのよ。
いままで酒に触れなかった人に知ってもらうためのきっかけを作るために大々的にやるわけよ。
面白そうじゃないか?俺が思ってるだけか?



「日本酒は誰のもの?」


俺は、「みんなのもの」だと思いたい。


そのためには、みんなが知るきっかけ、触れるきっかけがもっともっとあるといいと思うのだ。



おわり。