◆米焼酎っておいしいよね
http://oryouri.2chblog.jp/archives/7802059.html
そう!米焼酎はおいしいのです!
我が家は持ってる本数こそ芋焼酎のほうが多いけど、飲んでる本数は米焼酎&泡盛の方が多かったりします。
米焼酎の何がいいって、なんかこうフラットな香りと味わいでずーっと同じもの飲んでても飽きないところです。
あと、食べ物的にどれに合わないとか特に無く、何でも合います。日本酒では厳しいような甘味ともピシャッと合います。
ピンで飲んでもいけるし、しかも水やお湯や氷で割って飲むことが多いから味わい&度数調整が自力で可能です。
逆に言えばそんなにインパクトで飲ませるものではないから、日本酒みたく『強烈に印象付ける一本!』みたいなのは無いんだけど、まぁそれは役割の違いですよ。
その辺は以前書いたエントリを見てもらえば意味を理解してもらえるとは思うけど。
◆40〜80の焼酎、0〜100の日本酒
http://d.hatena.ne.jp/congiro/20121015/1350273572
俺、いまでこそ日本酒と焼酎の飲んでる比率は9:1か8:2ではあるけども、ぶっちゃけたハナシよ、「全てのアルコール飲料の中で狭い範囲の1ジャンルしか飲んじゃダメ!しかも一度決めたら変えられない!」って法律できたら(できない!)、米焼酎か泡盛か日本酒の純米燗系か古酒系かで相当迷うだろう。
日本酒の場合はちょっと何とも言えないのだけど、米焼酎&泡盛は俺が末期になっても飲んでる可能性があるのよね。
「インパクトで飲ませるものではない」とは言ったけども、それはそれで色々と味の違いがあるわけです。(インパクト系もちょっとある)
『誉の露』、『武者返し』、『豊永蔵』などの球磨焼酎は、俺が最もよく飲んでいる米焼酎の代表だけど、とにかく毎日これだけでも何とかなってしまいそうなフツーっぽさがたまらんのです。
ウチの冷凍庫でそれこそ10年くらい寝ている寿福酒造の初垂(ハナタレ:日本酒で言えばあらばしりみたいなもん)なんかも、飲むのが勿体無くて思い出したときだけに飲んでるけど、あの高濃度アルコール爆弾とでも言わんばかりの破壊力がたまらんし。
『宮の華』、『白百合』、『春雨』などの泡盛もタイ米ゆえの独特の甘みと、黒麹の持つ酸味とざらつきがたまらんよね。
気のせいかもわからんけど、暑い日にぬるい水割りの泡盛飲んでると、ちょっと涼しくなっていくような気がするし。
『おもろ』とかの古酒(クース)も深すぎてたまらんわけですよ。
熊本や沖縄だけじゃなく宮崎でもいくつかあって、山奥で造られているがゆえにフツーに造っても減圧っぽくなってる『園の露』とかうまいし、芋焼酎の日南娘で知られる宮田本店の造る『宮田屋』なんかもこの香ばしい焦げっぽさが麦っぽくて面白いし。
日本酒蔵が造る米焼酎も、焼酎蔵の造る米焼酎とは明らかにベクトルが違っていて面白い。
特に『繁桝』の大吟醸粕取りなんか、こんなに甘くて美味しい米焼酎もあるのか!とちょっと感動したし。
十四代とか八海山なんかも吟醸系の米焼酎あるしね!これらも美味い。
値段は高いけど、『耶馬美人』のようなまさに美しいライスワインみたいなものもあるし。
『初代 藤市』のような樽熟成のライトな深み(?)の玄米焼酎とかもあるし。
ま、こんな感じで米系の焼酎と言っても色々種類があるのですよ。
別にね、日本酒飲んでる人に米焼酎飲めとか言わないけども、ちょっとでも興味があったら、とりあえず数種類試して欲しい。
そして、米焼酎のチビっとだけ深い世界にハマってほしい。
強烈にハマる事は恐らく無いけども、生活に根付くレベルで気付いたら飲んでるような、そんなサイレントな魅力が米焼酎にはあります!
とにかく飽きない!
それが米焼酎。
おわり。