あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

日本酒で乾杯!じゃなくて俺案

※画像と内容は無関係

市議会が清酒で乾杯呼びかけ 京都、全国初の日本酒普及促進条例可決
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121226/trd12122619260009-n1.htm
とりあえず感想を。


日本酒で乾杯ってのはいろんなところが運動しているらしい。
らしいというくらいしか知らないので、そのへんは何とも。


こういう施策ってさ、本来は上昇気流に乗ってるときか安定飛行してる時期であるほうが望ましいよね。
今これを行うっつったってさ、俺からするとお遊びというか、ただ「やりましたよ!企画を実行しましたよ!」くらいの、企画のための企画にしか見えんというかね。
もうさ、伏見の酒は現在斜陽中の斜陽というか、新しい世代を引き込むための魅力を失っていてさ。
やるべき時期にやるべき事をせずして、そして現在があるわけですよ。
ではこれを行うことで人々の理解が得られるのか?
ま、もちろん何もやらんよりは全然良いけどさ。


じゃあさ、日本酒で乾杯をすることの意義ってどこにある?
國酒である日本酒の発展と維持?
それは消費者にとってどういう幸せがある?
結局な、幸せを提案していなければいけなかった時期に何のリアクションもやらんかったんだろ?知らんけど。
今って、おそらく京都の人間もそんなに伏見の酒飲んでないんじゃない?そいうか日本酒自体そんなに飲んでないんじゃないか?
そしていまキてると思われる(?)日本酒ブームに乗っかれる感じの酒でもない気もする
かつてブームを起こしていた所の酒が、ブームを起こせなくなってきているってのは栄枯盛衰ですな。


売れていない時期、勢いを失ったときこと基本を見直したほうが良いんじゃないか?
誰にどう飲んで欲しいのか?そういうところが全く見えないよね。別に「客の望む酒を造れ」と言っているわけではないぞ。
「日本の文化である國酒が云々…」つったって、そんな文句はセールスとは無関係だよね。
魅力を表現するには魅力を見せるしかないのに、日本文化日本文化言ったって、お前和服着とらんやん!って。


それにさ、『日本酒で乾杯』ってのは人にやってもらうことでしょ?
まず「やって!」じゃなくて、己の意識を変えないといかんのじゃないか?


だけど、これが一般に向けたことではなくて、関係者に向けた努力目標であるなら、それはいい事だろうな。
日本酒を飲んでる人を一般の人が見たら、「私も飲んでみようかな」になるかもだしね。
そのためには、やっぱり美味しい酒が気軽に飲める環境が必要なのですよ。
だからこそ、ぜひとも基本に立ち返ってもらいたいと思う所存でございます。
伏見の酒は気楽で美味しいのか?


とりあえず、「日本酒で乾杯」という運動に俺が思うことは…。
中途半端にやらず、人類が滅びるまでずっと続ける事と、乾杯だけじゃなく最初から最後まで日本酒でいいんじゃないの?ってことだな。
あと、これだけっていうか、言葉だけ考えるんではなくて、ここからの展開も絵を描かないといかんでしょう。


だけど、日本酒で乾杯するよりも「行き着くところは日本酒だよね!」の方が俺にはしっくり来るよ。
そもそも日本酒はビールのようなわかりやすい爆発的な解放感は無いしな。
だからよ、日本酒は分かり易く、沁みる系で推そうぜ!


というわけで、俺が脳内CM作ってみる。
脳内で映像を作り出してくださいますと僥倖の極みにございます。


【先輩後輩編】
〜場末の立ち飲みにて〜
カンパーイ!おつかれーっす!
おつかれー!
しっかし先輩!このくっそ寒い中、吹きッさらしの立ち飲みで生大とか、俺らヤバいっすよ!
バッカ、お前、これはほんの景気づけだよ!本番はこれから!
えっ?なんすかなんすか!?
おばちゃ〜ん!日本酒!熱いやつ!あと、マグロ!あー、そうそう!あの冷凍の!
えー、なんすかなんすか?それ〜?


あいよっ!おまちどうさま〜!マグロと…熱燗ね!
来ましたよ来ましたよ!ホラ食ってみ!
ヤベェっすよ先輩!このマグロ、シャーベットっす!
じゃ、酒飲んでみ!
くあ〜っ!沁みる!沁みますよ!ヤベェっすよ先輩!ヤバイ!ヤバイっすよ!旨過ぎますって!あ〜!
シャーベットマグロに熱燗!これよ!こんな楽しみ日本酒だけだぜ!
先輩!まじウマイっすよ!ヤバイっすよ!これ!


「俺達の行きつく先に、日本酒があった。」


※遠まきにぼやけた映像で
(ヤベ〜!)
(あ、おばちゃん、熱いのもうひとつ!)
(あいよっ!)




【家族編】
〜コタツにて〜
お父さ〜ん、お母さ〜ん。
ん?なんだ改まって。
どうしたの?
私、この前ハタチになりました!でね、バイトしてこれ買ったの。じゃーん!
日本酒と、徳利か。
かわいい柄のお銚子じゃない。
ん?…トックリ?…オチョウシ?ま、いいや、みんなで飲も!
じゃあ、お燗しましょうか!
…オカン?
父さんはとっておきのつまみを出すかな。
えーっ?サラミとピーナツじゃん!


チーン!(レンジの音)


は〜っ、あったかい!おいしいね。
サラミとも合うわね〜。
・・・。(無言の父)


「私たちの行き着く先に、日本酒があった。」


※遠まきにぼやけた映像で
(どうしたの〜父さん!)
(ちょっと昔を思い出してさ)
(え〜、思い出し泣き〜?)




ま、こんな感じで。
導入のためのハードルを下げる事、ひいては楽しい飲み物であるってのをアピールして欲しい所存でございます。


おわり。