あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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白老 百二拾二號 限定純米酒:明鏡止水な老師っつーかね


愛知県は常滑市の澤田酒造が造る日本酒ですな。
俺は初銘柄でございます。


裏ラベル

何となく旨そうだから買ったんだけど、口開けのときはそんなに旨いと思わなかった。というか、ちょっとダメかな?と思った。
だけど、それから2ヶ月経った今では旨く感じる。
味が変わったのか、俺の勘違いなのかもわからん。
まぁ、どうでもいいか。



いきなり脱線する。
熟成酒と古酒について、俺の今の考えを語る。
『熟成酒と古酒は違うのか?』だけど、俺は『同じものだけど違うもの』と思ってます。
経てきた過程は一緒だけど、行きつく先がちょっと違うor寄り道してるものというのかな?
別にこういうのは定義は無いと思うんだけど。
というか、単純に一括りで『熟成古酒』と言われるのかもだけど。


なんつーかね、「熟成酒」って俺が言う場合って、単純に時間経過での味の乗りとかこなれの事なんだけど、「古酒」って言うと、良い意味でヒネた状態を言ってるのよね。(ちなみに、悪い意味でのヒネは糞酒と言ってます)


えーっと、そしてこれに関して言えば、熟成の旨さではなく確実に古酒のそれです。
燗する事で薄っすらと漂う古酒感とかなりヒリヒリしたアルコール感。
で、味わいの優しさとのミスマッチというかね。
悪い意味ではないぞ。良い意味だぞ!


そして冷めると落ち着いた感じのふんわりした、でも濃醇な味わい。
う〜ん、これはいいじゃないか。


裏ラベルには濃醇とあるけど、普段濃醇飲んでる人からするとそうでもないと思う。
というか、濃醇グループの一番薄い組筆頭みたいな。
濃醇というのが、古酒や熟成系のそれを思わせるので、それ以外の酒飲んでる人には濃醇なのかもしれない。
わりにふんわりした印象ですな。
そんなに甘々でも無いのに、甘いタッチはおもろいね。口に含んだ時に古酒風味の甘いニオイがモニョーってなるんで、甘々でもないのに甘くなる感じ。
味自体は割りにスッキリしてる『ゆる古酒』です。
ただし、その甘さが食事に合う系じゃないっていうか、ピン飲み系の趣味酒な感がある。


白老という名前が何となく感じられるかのような、武道の達人が型の途中でピタッと静止したような、そんな感じの酒やね。
なんか味の説明にはなっとらんけど(いつもの事だがな)。


うん、これはええですよ。
うまいよ。