あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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金冠黒松 協会八号酵母 長期熟成酒:八号と古酒のフュー…ジョン はっ!!!


山口県は岩国市の村重酒造が造る日本酒ですな。
これは一般的に発売されてる酒ではありません。
特定の酒屋に少量だけ卸されている商品でございます。たしか。たぶん。



ラベル横にはスペックがデカデカと書かれとります。

こういった酒はたいていマニアックだったりします。
マニア以外は手を付けなくて良いようにマニアックなラベルとなっとるのは親切なのかも。


八号酵母の説明アップ

「その時代のニーズに合わなかった」
さて、今はどうか!?



味、味ね。
常温で飲むと、果実酒のような薫りから口中にはまさに古酒の風味が広がり、温度を上げていくと八号特有の酸味がハロー!となる。
これはかなりマニアックな酒でしょうな。


一言でいってしまうと、これは俺のためにあるような酒です。
熟成古酒&八号酵母のせめぎ合う味ですよ。
そのどちらも個性的でね、温度帯で出てくる顔が違うわけですよ。
かといってそんなぶっ濃い重い酒でもなく、食中にはエエのです。食べ物は選ぶけど。



いわゆるガチ和食向けの酒ではなく、ステーキ・カレー・中華などに素晴らしく合う味なのよ。
ステーキ屋って行くことほとんどないけど、ワイン以外の選択肢としてこれがあるとすると思わずニヤリとするね。
俺、ステーキ食うときはいつも古酒なんだけど、これは酸味が一般古酒よりも多いので更に合うと感じとるわけですよ。


最初に「マニアック」とは言ったものの、実はこの時代のニーズは確実にとらえとるんじゃないのか?と思ったりしとります。
現代の食事情って、和解釈の洋食が結構多いじゃない?
そこら辺とのマッチングって素晴らしいものがありますよ。
まー、どっちかと言えばこれよりも西都の雫 精米歩合60%の方が一般的味わいかとは思うけど。


俺の中で『見かけたら買ってしまう銘柄』っつーのがいくつかあるんだけど、これもまさしくそのウチの一本だったりする。
何年放置しても大丈夫と判断し数本買ってあるので、長年にかけて楽しもうかとね。


入手容易な酒ではないけど、あっさりしてない肉料理食べる人とか、ケチャッパーにはかなり向いた酒なんじゃないかな?
いつも同じ表情でホッとさせてくれる酒じゃなく、いつも違った表情で迎えてくれるイイ感じにひねくれた酒ですよ。(ヒネ酒ではない)


いや〜、たまらんね。ハハハ!