あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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菊姫 先一杯:名が体を表してる『標準的』にしたいような?日本酒


石川県白山市菊姫合資会社が造る日本酒ですな。
一升瓶で持っているのだけど、どこにあるか分からないので、300ml瓶の方の写真で。


某酒店で「とりあえずこれ飲んどけみたいな酒あります?」って聞いてオススメされたのがこの酒だった。(他にも国権をオススメしてくれたりした)
そういや国権は過去のエントリのどっかで褒めちぎったな。
んで、これはどうか?



うん、すげー中庸。(偏りが無いという意味だぞ)
名前通り「先ず一杯」にちょうどいい酒なんじゃないかな?アルコール度数も低めだし。
今現在、日本酒って種類が多岐に渡ってるわけだけども、その中でも「とりあえずこれでいいんじゃないの?」を代表する感がある。
山田錦で協会9号で精米歩合65というのが関係しているのかどうかはわからんけど、既飲感があるからなのか?
ちなみに「既飲感」とは、いま作った造語で、「どっかで飲んだことがある感じ」のことだ。
んで、昨日の『福正宗 金のしずく』でもどっかで飲んだ感があると言ったけど、これの飲んだ感は、それよりもレベルが上だ。
どっかで飲んだ感じはするんだけど旨いねぇ〜、と。




菊姫は恐らくちょっとばかし炭濾過してる酒だと思うんだけど(適当に言ってるから知らんけどよ)、ガツガツ濾過したスカスカな酒じゃなくて、熟成とのバランスを考えてこういう路線なんだと思う。
そして俺は菊姫が好きである。
何が好きかって言うと、重さと軽さのバランスだね。
絶対どこかに熟成感を感じさせつつ軽さを出して崩れてない。
その辺のトータルバランス考えた酒造ってる印象があってね。
あ、もちろん軽い軽い酒も良いし、重い重い酒も好きよ。
方向性がハッキリしてて俺向きだから好きと言っているだけのことね。


てなわけで「ささ、まず一杯!」と、誰かに飲ますにはちょうど良い酒かもしれない。
難しいこと考えることも無くスルスル飲めるし、かといって軽いだけの酒じゃないからね。


ただまぁ、完全に自分用の日常酒だとしたら、これでも良いんだけど俺は『菊姫 姫』を選ぶかな。
値段1000円くらい違うし、結構すごい勢いで消費してしまうスルスル系の酒だから、俺のマネーパワーだと、先一杯1.8Lで2500円はちょっと厳しい。2300円以下だととても良いんだけどな〜、と思った。


あと、燗よりも常温でちょうどよい気がする。
燗でもいいけど、どっちにしても魅力がそこまで変わらないのなら簡単な方が良いということでな。