あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

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金陵 濃醇純米:そこまで濃醇とは思わんけど個性が出てて良いです


香川県仲多度郡の西野金陵株式会社が造る日本酒ですな。
金陵といえば香川の大銘柄でございます。
香川内ならその辺で「金陵」の看板が見られることでしょう。



俺が酒をほとんど口にしなかった時代(それこそ15年位前か?)、その時に飲んだ金陵の印象は甘べったりでヒリヒリしたいわゆる酔っ払い酒みたいな印象でした。あんま詳細には覚えてないけどな。


んで、十数年経った今、再び金陵を飲む機会が訪れたわけでございます。
さてどんなもんでしょ?

えーと、別に濃醇ではないです。
でも濃醇じゃなくはないです。


うーむ、なんつーかね。
俺が普段から濃醇を飲む機会が多いから、比較して濃醇ではないと思っているのかもしれない。
だけど、濃醇な部分も確かにある。
なんか評価に困るな。これ。
飲み方によって凄く印象が変わるのよ。
軽い濃さ、濃いけど軽いっていうのがいいのかな?
金槌の柄を持つか頭を持つかで重さの印象が変わるみたいな。


口の中全体で味わうと確かに濃醇な感じはあるのだけど。
ちょっとバランスが取れてない感じもするが、全然悪い印象はないね。
舌全体に乗せるのでなく、舌の奥から喉越しで味わうとかなりヒリヒリした感じとキレが出る。
なんか変化が面白いな。


2000円切ってる酒って方向性は割とスイスイ飲める系が多いんだけど、これはなんか良い意味でのバランスの悪さがある。
どういうことかというと、伸びが見込めそうな結成したばかりのチームという意味かな。
今現在ではまとまりは無いけど、酒を構成している要素それぞれに何かしら存在感があって、でもまとまってなくてもチームとして機能はしている。
そんな印象。


なんというか、そんなに味わい深い酒ではないのだけど、なんつーかな。
これはひょっとすると開栓大放置で化けるやもしれんっつー可能性をビシビシ感じるのよね。



ダラダラと意味わからんこと言ったけど、これは面白い酒だね。
2000円切ってるし、これはアンダー2k飲み会の候補には十分なるね。


全体通すと褒めてるんだか褒めてないんだか分からん文だけど、俺は好きだね。
大東京では見かけない銘柄だけど、地方にはこういう酒が転がっているからたまらんのです。
といいつつ、赤羽の酒屋で売ってるけどな!