あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

車旅行特別編:田村神社(高松市一宮町)


香川県には神社や寺の境内でうどんを食べられるところが結構ある。
俺がよく行っている法然寺の『竜雲』などもそのひとつ。


ここ田村神社もそのうちのひとつだ。
そしてここは日曜日の早朝〜昼までしかやっていない。
行列のできるうどん店ではないが、日曜日の午前限定みたいなものなので、タイミング次第では全く縁の無い店の一つでもある。


そんな田村神社でうどんを食べるために3年ぶりくらいに再訪したのだが…え!?。
厳かな神社は、いつの間にか神社テーマパークみたいに変身を遂げていた。


俺が来なかった3年の間に何があったのか?
それを受付のおねーさんに聞いたところ、その間に田村神社は創立1300年を迎えていたらしい。

んで、創始1300年事業としていろいろ追加していった、と。


ちなみに田村神社には今まで何度も来ている。
結構厳かな地元土着の中規模よりちょっと大きな神社だ。だった。
まずは田村神社の公式サイトだ。
http://tamurajinja.com/
これを見る限りは結構普通の神社だがね。

こういう部分を見る限りはよくある神社かもしれんが、あくまでこういう部分だけ見たらだ。



で、宮司さんが目指すのは、ここに来たら全ての神様が揃ってるという楽しい空間を作りたいのだとか。
2年前からそうなり始めたらしいとか。


結構長い参堂

こどもすもう大会でもやるときに使うんかな?

この日は祭りがあるらしく、準備中であった。

こういうところもよくある神社ではある。



んで、すぐ目に入ったのはでかい龍の像。

このデカい龍は今年できたとのこと。
小判の裏に名前を書いて龍の所に置くとご利益があるだの。


龍はいたるところにいる。

龍の口から水が出ていて、玉がくるくる回るやつ。


十二支も祀っているが、やたらとファンシー。

『とり』とか『うし』とかなんか肉屋っぽいし。
とりは特に『とり年』と書いてあるのに、なんとなく『とり平(どっかの焼き鳥屋風)』に見えてしまって全くご利益無さそうなところがイカス!


金の布袋なのではなく普通に石の布袋なのだけど、金箔がたくさん貼られてあたかも金の布袋になっております。

この金の布袋さんは、「携帯の待受にすると金運が上がる」とか神社側は言ってないのに口コミで勝手に広がってわざわざ遠くから来る人たちもいるのだとか。


車の安全祈願

キリッとした美形の巫女さんでした。


俺が感心したのは、この規模の神社としては単独でも生きていけるような、実際に触れることのできる参加型な仕掛けがたくさん設置してあったことで、金が無くても見てるだけで楽しいし、金があればあったでご利益がありそうで楽しさに+有り難味があるというか(あるんだか無いんだか分からないけど)。
最近の言い方でいえばアレですな。
「基本無料でギミックに富んだ任意の課金システムが多数点在!」ってところだ。

至るところ神だらけ。


匍匐前進でくぐる鳥居

挟まりそうなのでやめた。


くぐった先にはマーラ様がチン座。

ありがたや。


自分の干支の石像を3回しするとご利益

俺の干支は超重かった。



そして、日曜の朝に行けば懐かしい気持ちになれるうどんが食べられるのだ。
決してうまいうまい言うようなうどんではないんだけど、ここのはホッとするおいしさなのですよ。


入り口付近

うどんだけじゃなく、てんぷらやちらし寿司やおはぎなどもある。

働いているのは、地元のじいちゃんばあちゃん達(ボランティアらしい)。
とても楽しそうに働いているよ。



おもしろいなー、田村神社
数年前は『ザ・厳か』だったと思うんだけど、いつの間にか『神仏習合++縁起だらけテーマパーク』みたいなことに。
今や何でもありすぎて何の神様メインで祀ってるのか分からないし、どんなご利益があるかもサッパリ分からない。
だけど、実際、地元の人たちは楽しそうで、それはええことやと思うのです。



自由に鳴らしてよい鐘(鳴らしてはイカン時間帯もあるヨ!)

なんで桃太郎?岡山じゃないの?

なんでたぬき?滋賀じゃないの?

ま、そんな細かいことはどうでもいいのだ。


これが『本来の神社』の形なのかどうかは分からないが、昔はもっと日常に神は在ったし、そもそも日本の神々は厳かというよりもっとフリーダムでアナーキーだったんじゃないか?と俺は思っているので、こういうエンターテインメント的要素の多い神社っつーのはいくつかあっていいカタチのひとつだなー、と。もうホントになんでもアリな感じ。



てなわけで、香川でうどんツアーを考えとる皆様におかれましては、是非日曜の朝イチにここをスタートにしていただきたく存じ上げ奉り早漏



おわり。