Q.酒器で味が変わるって本当!?
A.本当です。
酒器。
特にお猪口などの直接口を付けるほうね。
事を遡る事さっき、叔父が酒器自慢したいがために、名のある窯元の盃2つと道灌の純米吟醸持ってきたのよね。
俺と母と叔父の3人で、一つ足りないからオチョコ出したのよ。
で、注ぎました。
俺は盃。
カーチャンオチョコ。
叔父は盃。
まー、普通に飲んでました。
ホーリー傾向の酒なので、俺の分野ではなかったけど、それはそこそこ飲めた。
カーチャンと叔父は美味しいって言ってたんだけど、叔父が「せっかくやけんこれで飲んでみてん」ってカーチャンに名のある蔵の盃を渡したわけ。
そしたらカーチャンが「あっ?これ違うお酒?こっちは美味しかねぇ」って言ったのよ。
入ってたのは同じ道灌の純米吟醸。
しかも、カーチャンは全然酒飲まない人。
え?そういうことあんの?
と思って俺もオチョコで飲んでみたんだけど、確かに味が違う。
美味かったのは口幅の広い盃。
プラシーボじゃなくて、理由はちゃんとあると思う。
考えられるのは、薫り成分やアルコールの揮発量の違いとか、舌に乗る量の違いとかそんなところかも?
小さいオチョコだと、舌に乗ってまっすぐに喉を通っていくのに対し、口幅の広い盃は舌全体に酒が乗って喉を通っていく。
いろいろ試してみたんだけど、オチョコ使って口中に酒を広げるよりも、口幅広い盃で飲んだ方が明らかに味が違うのよね。ダイレクト感というのかよーわからんけど。
ま、これは吟醸酒でやってそう感じたことだから、他のスペックの酒でも同様の事が言えるかどうかはよくわからない。
最近はワイングラスで日本酒を飲むって人がそこそこ居るらしくて、その理由はそういうところにあるんかな?と思った次第。
色々やってみるのも楽しいかもしれませんなー。
いつか気が向いたら実験君でやってみるかね。さまざまなスペックそろえて。