あのcongiroが、酒と旅と○○を大いに語る!ブログ!

酒と旅と散歩とか日々の記録ブログです

おしえたい、おしえられたいものがたり

呑んだ日本酒の写真を淡々と貼ってく
http://alfalfalfa.com/archives/5267723.html



このスレ(というかまとめサイト)見ててふと思った。
思いついただけでなんだという事はないけど。


「カッコよく日本酒のんでみたいけど、まず何飲めばいいか分からない」
「日本酒のお店に行ってみたいけど、周りに詳しい人が居ない」
って一般の人は、数は少ないけども一定数居ると思う。


そして
「日本酒の面白さを教えたいな〜」
「これを飲ませて日本酒にハマらせてやりたいな〜」
って思っている一般人も、これも数は少ないけど一定数居ると思う。
特に日本酒の場合は、他のアルコール飲料に較べて情熱を持った一般人は結構多い。
自腹だったとしても「日本酒の世界を教えられるならやるぜ〜」って人は居るだろう。


仮にそこのマッチングがうまくいったらどうだろう?
そういうポータルなどがあったとしたらどうだろう?
特に日本酒となるとそこそこ有名?なブロガーとか著名人とか居ると思う。
そういう人とかがビギナーに手ほどきするのよ。一緒に飲みに行ってね。
両方ともプロではなく、本当に一般の人という前提でね。


先に言っておくと、これは単に思いつきであって、実際そんなことやりたいと思ってません。
あったらどうなるんだろうというシミュレーションでございます。
そして、もしそういうサービス有ったとして俺が教える側にいたとしましょう。
今日はそんなお話なのです。




A「日本酒って飲んでみたいけど、まずなに飲めばいいか分からないよね〜」
B「そうそう!食べログの”日本酒にこだわる”でも別に〜!って店多いしね^^」
A「ねぇ、これ見てよ!”日本酒ブロガーと一緒に飲みに行こうポータル”だって!」
B「えー面白い!オシャレな店とか美味しい店とか教えてくれるのかな?」
A「そうじゃない?きっと一見じゃ入れない店も連れてってくれると思うよ!」
B「ものは試しだしやってみない?」
A「いいねー!」
B「イイネー!」


(数十分後)


A「なんか、人気のある人ってずっと埋まってない?」
B「このGとかMとかって人、全然空いてないよね〜!」
A「やっぱいい店知ってるんだろうね〜。出来たらそういう人がいいよね〜」
B「だよねー。」
A「あっ、B!これ見てみて!これ!」
B「えっ?なんかこのcongiroって人、ずっと空いてない?」
A「でも、イミフじゃない?得意分野”古酒系Dea〜th!”とか書いてあるし」
B「よくわかんないね?でもどうする?試してみる?」
A「ん〜、Bがいいなら別にいいけど?怪しくない?」
B「私もAが良いならイイけど…?」


(数日後)


A「おせーな…」
B「ちょっと遅れてるね」


(遠くから足音)バタバタバタバタ


A「(まさかあのオッサンじゃないよね…)」
B「?」
C「ハァ…フゥ…お、遅れてスイマセン!ハァハァ…」
A「!」
B「…」
C「あー、あーと、えーっと、AさんBさんですよね?こんにちは、小生congiroともうします。ハハ…」
A「(ねぇちょっと、やばくない?小生とか!文豪?)」
B「(まさに”空き”って感じかな?)」
C「ハァハァ、それでは早速お店に参りましょう〜!れっつらごー!ハァハァ」
A「(いつ世代だよ!)」
B「(ていうか、れっつらごーって?)」
C「着きました〜!ここでございマックス〜!」
A「(うざっ!)」
B「(うざっ!)」
C「え?なにか?」
A「あーあー、いえいえ!なんにも!」


『古酒専門店 ふるだぬき』


C「こちらです〜」
A「ぼろっ!(オシャレじゃないじゃん!藁葺いちゃってるし!)」
B「えっ!?(なにここ?)」
C「えっ?なにか?」
A「(やばくない!?帰る?)」
B「(え?私が決めるの?ちょっとかわいそうじゃない?)」
A「(えー!だけどさー!)」
B「(わかったよー!じゃあ、Aが言いなよ?)」
A「(無理だよ!ムリムリ!なんか逆ギレしそうじゃん!このオヤジ!)」
B「(っていうか、逆じゃなくない?でも、Aが言いなよ!私はヤだよ!)」
A「(じゃあ、いいよ!わかったよ!入るよ!)」


カラーン


店「いらっしゃいませー!あ、congiroさん、どうもー!」
C「あ、どもども」
A「ふ〜ん、中はまぁまぁキレイじゃん、マスターもイケメンだし」
B「(ちょっと!聞こえてるよ!)」
店「こちらへどうぞ」


店「メニューをどうぞ」
A「あの、なんかいきなりわかんないんですけど?」
B「うん、ぜんぜんわかんない」
C「あー、えーっと、あのですねぇ、えーっと」
A「(ロクに喋れないのにサイトに)登録してんなよ!」
B「(ちょっと!ほぼ聞こえちゃってるよ!)」
C「えー、と。まずはこのお試しセットで良いと思います。」
A「お試しセット…”この中から3つ選べます”だって」
B「10種類の中から3つ?」
C「そうです。3人なので、9種類選べて回し飲みすればほぼ全部飲めます」
A「えっ!?こんな(オヤジが口つけたの回すのヤダよ!)」
B「(だから聞こえちゃってるって!)」
A「(私たちが飲んだのにも口つけて欲しくないですけど!)」
B「ちょっと(…丸聞こえじゃん!)」
C「あー、ははは、大丈夫ですよ。私は飲みませんので…」


C「じゃあ、このお試し、上から9つで、あとアテは適当に」
店「はい、お試し9丁とオススメのおつまみですねー」
C「よろしく」
店「かしこまりましたー」


C「えーっと、あなたがたは、こういうところは初めてですか?」
A「(だからあのサイトから、空いてるアンタ頼んだんだろー!)」
B「(ちょっと!)え、ええ。日本酒って何飲んでいいか分からなくて」
A「オシャレな店で飲んでみたいな〜!ってリクエスト出したんですけど!」
B「(ちょっと!)えっと、そういうわけです」
C「はは、そうですか」
A「つか、もうめんどくさくね?正直に言っちゃおうよ!」
B「ちょっと!A!」
A「あのね!私たちはね!ちょっとオシャレなところとか行ってみたかったんですけど!」
B「A!」
A「全然分からないからあのサイトから申し込んでみたの!なんでこんな店!?」
B「ちょっとA!」
C「ははは、いいんですよ」


店「お待たせしました〜!1つサービスで10にしときました!あとアテは○×…」
C「うん、ありがとう」
店「ごゆっくりどうぞ〜」


C「まぁ、好きに帰られて結構ですので…」
A「せっかくだから、飲・み・ま・す・よ!」
B「ちょっと〜!A〜!」
A「…あっ」
B「…うん」
A「ねぇ?」
B「ねぇ」
A「意外と美味しいじゃない?」
B「ねぇ!」
C「(安堵の笑顔)」
A「オッサン、意外とやるじゃん!」
B「も〜、そんな言い方やめなよ!A〜!」
C「いえいえ、お眼鏡にかなって幸いです、ハイ!(眼鏡をピコピコ動かす)」
A「チッ、うぜー」
B「も〜!」


C「ところでお二方は、何故私をお選びに?」
A「さっき言ったじゃん!オッサンしか空いてなかったんだよ!」
B「(Aはもういいや…)そうなんです、すいません」
C「いえいえ、お気になさらずに…」


(なんだかんだと二時間経過)


A「だぁらさー!オッサーン!聞いてんの?私はさー!おーい、オッサン聞いてんの!」
B「アハハハハハハハ!(バンバン!とCの背中を叩く)」
C「ははは(痛い…)」


(さらに一時間経過)


A「ね、聞いてよ!私ね!私ね!ねぇオッサン聞いてよ!」
C「聞いてます聞いてます!にしても飲みすぎですよ!」
B「アハハハハハハハー!ヴァー(吐いた)」
C「あららら!」
A「B!B!そこのB!しっかり!しっかりしヴァァァァァ(吐いた)」
C「あらららららら!」
店「congiroさんタオルをどうぞ」
C「これはすいません、申し訳ない」


(ローゲー掃除中)


店「しかしですねぇ、congiroさん」
C「ええ」
店「こんなことで日本酒人口増えるんですかねぇ?」
C「はぁ、難しいでしょうねぇ…」
店「ですよねぇ」


(掃除終了)


C「では、2人はタクシーで送っていきますので」
店「いつもどうもありがとうございました」
C「いえ、こちらこそ、今日はすいませんでした」
店「いえいえ、またよろしくお願いします」


カラーン


(数日後)


『古酒専門店 ふるだぬき』
カラーン
C「こんばんは〜」
店「あ、congiroさん、お久しぶりです!今日、彼女ら来てますよ!」
C「えっ?」


A「よう!オッサン!おひさ!」
B「オジサンこんばんは〜!」
C「ええ、こんばんは、この前は大丈夫でしたか?」
A「その話はいいじゃん!飲もうよオッサン!」
B「今日はこの前のお詫びって言うかー」
A「そうだよ!今日は私らのオゴリだよ!」
C「なんとまぁ!」
B「私たちあれからもこの店に何度か来てるんですよ〜」
A「そうだよー!オッサンに会い来てやってんのにさー!来ないんだもんなー」
C「それは、すいませんでした…」
A「今日はさ、堅っ苦いことはいいからさ!飲も!」
B「飲もー!」
C「野茂〜!(腰をひねる)」
A「あぁ?」
C「いえ…」


(数時間後)


店「彼女たち、次の日に菓子折り持って謝りに来たんですよ」
C「そうだったんですか」
店「それからも店に結構来ていただいて、今じゃ常連ですよ」
C「そうだったんですね」
店「いつも最後はどっちかが寝ちゃってますが(笑)そして今日はダブルですが(笑)」
C「疲れてるんでしょうね〜(笑)」
A「zzz」
B「zzz」


店「タクシー呼んでおきましたので」
C「どうもすいません、ありがとうございます」
店「いえ、どういたしまして」
C「さ、AさんBさん、行きましょう」
A「おー、おっさんがぁ、つれてけー!」
B「つれてけー!」
店「お気をつけて〜」



C「やれやれ…」
タ「どこいきやしょう?」
C「…それじゃあ、運転手さん、鶯谷へ(キラーン☆彡)」






【結論】
古酒でヤれる!


わかったかお前ら!
古酒だぞ!古酒!


急げッ!買い占めろーーーっ!
はやくしろっ!!! 間に合わなくなっても知らんぞーーーっ!!!





おわり。